ドワイトが外で作業をしていると、バイクのタイヤにボーガンの矢が突き刺さった。そこには手紙がつけられており、「明日決行」と書かれていた。ドワイトは何かを書き足すと、再び矢に手紙をつけ、それを外に放った。矢を拾ったのはダリルだった。
見張りに立つキャロルとタラ。キャロルが身をかがめるように指示をし、タラは10時28分を確認した。二人が立っていた場所はビルの屋上で、地上では多量のウォーカーがどこかに向かって歩いていた。
カールはガソリンの調達のために一人でガソリンスタンドを訪れていた。突然男の声でカールに声をかける者がいた。おびえるように語り続けるが姿が見えない。カールは付近を探り、男を見つける。
無抵抗の意思を報じする男に対し、対処を迷ったカールだったが、突然発砲音が聞こえる。リックが威嚇のために発砲して彼を追い払ったのだった。善人に見えた彼を追い払ったリックに対し、カールは不満を覚える。
ドワイトのメモには見張り所の場所が書かれていた。それを頼りに次々に見張り所の要員を始末していくアレクサンドリアのメンバーたち。
翌朝、リックはトタンを装甲代わりに使った装甲車の車列を引き連れ出かけていく。ミショーン、カール、ロジータは町に残らされていた。
途中、また新たに見張り所を潰しつつ、夕方には装甲車は王国やヒルトップの人々と合流した。人々は思い思いに他のコミュニティの者と会話をしており、活気が見られた。
キャロルとタラ、ダリルとモーガンは高速道路の路上にいた。時計を見ながらカウントダウンを始めるタラ。しかし、時間になっても来るべきものは来ない…ように思われたが、数秒遅れてウォーカーの集団が姿を見せた。四人はその場を離れ、道に置いていた車を爆発させる。
救世主の本拠地ではその爆発を知り、調査のために10人程度の部隊を出した。トランシーバー越しに出動の指示を出しているのはドワイトだった。
その直後、ドワイトの頭上にいた見張りが狙撃される。やがて装甲車の集団が拠点の中に入って来る。素早く展開する合同軍の面々。そして、マギーの合図で宙に向かって発砲を行った。
しばらくすると、拠点の扉があき、中からニーガンが顔を出す。彼は一瞬戸惑った様子だったが、いつもの不遜な態度に戻り、無防備に合同軍の前に姿を現した。そして彼は会議中だったと冗談めかす。彼に続いて、幹部、ドワイト、さらにユージーンが出てきた。
リックは中から出てきたメンバーに対し、今投降しなければ命の保証はしないと告げた。
ニーガンはサイモンに命じて中にいる人物を呼びに行かせる。出てきたのはグレゴリーだった。彼はヒルトップは救世主を支持すると宣言した。だが、ヒルトップから参戦している者は誰一人として引き返す様子を見せなかった。
むしろ、ジーザスがヒルトップはマギーを支持する、と言い返す。その反応に、グレゴリーの面倒を見ていたサイモンは怒り、彼を階段から突き落とす。
その頃、ダリルたち四人が待機していた場所に、高速道路の爆発の様子を見に来た救世主の部隊が向かっていた。四人は道路に鋼線を張っており、それが起爆装置の役割を果たす罠を仕掛けていた。車列は狙い通り罠に突っ込み、爆発が起きる。
その爆発が戦争の合図だった。リックは降参の様子を見せない幹部たちに発砲を始める。
罠を仕掛けた場所にはウォーカーの大群も現れた。ダリル以外のメンバーはその場所を離脱し、ダリルはウォーカーを導くように、道々に仕掛けられていた爆発物を狙撃しながらバイクで進む。それに同調するように、救世主の拠点では合同軍のメンバーがクラクションを鳴らすなど、派手な音をあげ始める。
最後に拠点のフェンスを破るように装甲したバンを爆発させると、合同軍は引き上げる。最後まで残っていたガブリエルは視界の端にケガをしてうずくまっているグレゴリーを見つける。ガブリエルは車を降りて、彼の隣まで行き、救ってやるからタイミングを待てと伝える。
そのとき、頭上から狙撃があり、二人は物陰から動けなくなってしまった。グレゴリーは半分ヤケになり、銃弾の中をガブリエルがおりてきた車まで走った。彼は無事に車までたどり着き、ガブリエルを置いて走り去ってしまう。
本拠地がウォーカーに囲まれ、十分な連携が取れない救世主軍の拠点を同時に襲う合同軍の面々。部隊はいくつかに分かれており、それぞれ率いているのは、アーロンがアレクサンドリア、ジーザスがヒルトップ、タラとモーガンの混合チーム、エゼキエルとキャロルの王国軍。
ガブリエルはウォーカーから逃れるためにトレーラーの荷台に逃げ込む。暗い室内には先に別の人物が潜んでいた。陰から現れたのはニーガンだった。