連合軍が聖域に攻め込んでくる前、グレゴリーはニーガンの幹部たちとテーブルを囲んで、自分の立場やヒルトップに対する影響力を伝えていた。しかし、ニーガンは彼がすでにヒルトップのボスではないと見抜いていた。
影響力のなさが見抜かれた今、グレゴリーは計略的にヒルトップを落とす方法を提案するという。提案を続けようとするグレゴリーがしどろもどろになり始めたため、幹部の一人のサイモンがそれを引き継ぐ。彼はプランAとして、ヒルトップの住民を皆殺しにする、と提案するが、そこでニーガンが激怒する。
彼は人員こそが最も重要なリソースであると訴える。リック、マギー、エゼキエルの三者を生け捕りにし、住民たちの前で惨殺すれば、最も効率的に最も重要なリソースである人を奪えるだろうと言った。その時、外で銃声が上がった。
ガブリエルは暗いキャンピングカーの中でニーガンと対峙していたが、突然動いたニーガンに一瞬で馬乗りになられる。戦闘力の差は歴然だったが、ニーガンも自分の状況に弾を無駄遣いする気はないらしく、ガブリエルを壁際に座らせると自分も座った。
ニーガンがグレゴリーを救った理由を尋ねると、ガブリエルは有益な死に方をしたかっただけだと答えた。彼を救うことが有益な死なのかと笑うニーガン。少しの間の後、ガブリエルはニーガンの懺悔を聞くことが出来る、と突然言った。
リックとダリルは巨大なマシンガンを積んだトラックを運転していた男が品詞で横たわっているのを見下ろしていた。化学工場での戦いは救世主軍の勝ちだったのかと尋ねると、倒れた男はみんな敗者だと告げた。意味を問う二人に、生き残ったのは自分、王、斧を持った男、短髪の女だけだと答えて息絶えた。
ニーガンの幹部たちは会議室に逃げ込んでおり、今後の対策を立てていた。ニーガンの生死が分からない状況で、ウォーカーの包囲を突破するために、労働者40人をおとりに使う作戦を立案する女性幹部レジーナ。しかし、ユージーンが冷静にその作戦を分析し、実現の可能性は低く、成功したとしても聖域の労働者達から不信を買うだろうと言った。
レジーナはユージーンを腰抜けと罵るが、ドワイトが彼の言い分が正しいとサポートした。しばらく会議が紛糾するが、ドワイトが「我々は何も奪われない。別の方法を考えよう」と強く主張したため、収束した。
二人がいるキャンピングカーの木造部分の一部が壊れ、ウォーカーの腕が覗いた。ニーガンはガブリエルに新しい役割を与えて強くしてやると言った。ガブリエルは自分はすでに強いと答える。
そして、ガブリエルは再び、懺悔をすることはないのかと尋ねる。ないと答えるニーガンだったが、ガブリエルから様々な角度で問いただされ、動揺する。その一瞬のスキをついて、ガブリエルはキャンピングカーの中の扉を抜け、別の部屋に移ってしまう。ニーガンは彼をすぐに追うことはしなかった。
ダリルは横転したトラックの積み荷からダイナマイトを回収し、聖域の壁を破壊してウォーカーをなだれ込ませると言った。リックは、その作成んが労働者たちに武器を持たせるきっかけになってしまうと言って止めようとする。二人は口論の末殴り合いになったが、トラックが炎上し、爆発したことから我に返る。
落ち着いた後の二人は、それぞれ別の方向に動き出した。ダリルはバイクで、リックは徒歩だった。
ニーガンは破損した隙間から入ってきそうになったウォーカーの頭部を破壊し、屋内に引き入れた。ウォーカーの内臓をかぶり、イチかバチかで彼らの間を抜けようと、扉の向こうのガブリエルに提案する。
ガブリエルが告白を始めた。彼は以前に仲間を裏切ってしまったことを後悔し、後悔がゆえに今も生きているというのだった。やがてニーガンも話始めた。彼の最初の妻が本当の妻であり、その妻は病気で死んだという。この世界になってからの死だったが、ニーガンは自分の弱さのために彼女を殺せなかったと告白する。互いに顔の見えない状態で話をする二人、それは場所は違えど懺悔の空間のようであった。
その話を聞いたガブリエルは部屋を出て一言「許された」という。ニーガンはガブリエルの顔に一発拳を入れると、先ほど引き入れたウォーカーの前に座り、腹を開いた。二人は内臓を身に振りかけ始める。
扉を開き数体のウォーカーを中に入れるが、彼らは反応しなかった。ゆっくりとキャンピングカーを出て、建物に向かう二人。だが、ガブリエルが地面に横たわっていたウォーカーに躓いて転んでしまう。冷静に立ち上がったが、その動きで数体のウォーカーが彼の存在に気づく。
危うく取りつかれそうになるガブリエルだったが、それをニーガンが救う。二人は互いに助け合いながら建物を背にできるところまで近づいたが、頭上からウォーカーが落ちてきた。
再び会議室に集まっていた幹部たちだが、戦士の女性が入ってくる。彼女はウォーカーではなく、ワーカー(労働者)がやってきたと言う。部屋を出ると、ワーカーたちが多数上申のために集まっていた。水が足りないのでウォーカーを追い払って補給をしろと言うのだった。
一触即発の雰囲気になったが、そこに口笛が聞こえてくる。その場にいた者は皆、跪いた。ニーガンがガブリエルを伴って現れた。ニーガンは完全にワーカーの人心を掌握していた。彼の演説じみた言葉に、ワーカーは平静を取り戻し、その場は収まる。
幹部が集合したテーブルに銃の入ったバッグが置かれる。連合軍が使った銃が聖域の武器庫から盗まれたものだと判明したという。ワーカーによる盗みであれば幹部が絶対に気づくことから、裏切り者は幹部の中にいると推測が飛び交う。
移動するリックの頭上を見慣れないものが飛んで行った。ヘリコプターだった。その後、リックは王国へとたどり着いた。
会議後、ニーガンはユージーンを呼び止める。彼は外のウォーカーを排除する方法を必死で考えろと指示を出した。
その後ユージーンは独房にとらわれているガブリエルのもとを訪れる。ノックして話しかけるが何も応答がないことから、扉を開けると、明らかに体調が悪そうなガブリエルが横たわっていた。