溶けたエミリオの遺体を黙々と片付けるふたり。途中、人体を構成する成分について話し合っていたウォルターの回想シーンがフラッシュバックする。
ウォルターの自宅。スカイラーは壁を塗り、マリーはそれを眺めている。突然スカイラーは自分が書いている小説の中にジャンキーが登場するが、その気持ちを教えて欲しいとマリーに頼む。(マリーは学生時代にマリファナをやっていた)
スカイラーの様子から、ジュニアがマリファナをやっているのではないかと勘ぐるマリー。スカイラーはそれをきっぱりと否定する。
地下でクレイジー・エイトの排泄物を片付けていたウォルター。引き上げようとしたところでクレイジー・エイトに呼び止められ、名前も職業もクレイジー・エイトに知られていることをしる。すべてジェシーが最初に捕らえられたときに話してしまったようだ。ジェシーは口が軽くて信用できないと話、ウォルターの心は揺さぶられる。
家族のことをばらされたウォルターはジェシーに突っかかる。怒ったジェシーは、ウォルターにクレイジー・エイトを始末するように言い捨て、メスを持って車で出て行ってしまう。
靴屋で試着しているマリー。ハンクから電話がかかってきたところで、先ほどの件からジュニアがマリファナをやっていると思い込み、ハンクに諌めるように依頼する。電話を切った後、マリーは店員の目を盗んで靴を万引きして出て行く。
ハンクはジュニアをジャンキーが集まるモーテルに連れて行き、彼らの人生がどれほどすさんでいるかを伝える。その場にいたウェンディと名乗るジャンキーの女性を呼び寄せ、強引にジュニアに話をさせる。ジュニアにとっては訳の分からないお説教だったが、荒っぽいやり方に引いていたことは間違いない。
ウェンディのモーテルの部屋にはジェシーが潜んでいた。警官(ハンク)が訪ねてきたことに警戒するジェシー。
いまだにクレイジー・エイトを始末することができず、ジェシーの自宅で頭を抱えているウォルター。遅くなっているのを洗車場での在庫整理と言い訳するためにスカイラーに電話をするが、すでにスカイラーが心配して洗車場に電話をかけており、ウォルターが2週間前に辞めていることを知った上で嘘を見抜く。
スカイラーが怒って電話を切った後、クレイジー・エイトが空腹を訴えたため(地下室の声は暖炉を通して1階に聞こえ)、サンドイッチを作って地下に降りたウォルターだが、階段を下りる途中で咳き込み倒れ、サンドイッチは皿ごと落としてしまう。
しばらく気を失っていたようだが、やがて目が覚めたウォルター。実は肺がんであることをクレイジー・エイトに漏らしつつ、皿を片付けてサンドイッチを作り直すために階上に戻る。
作り直したサンドイッチとビールを持って地下に戻ったウォルター。クレイジー・エイトにビールを与えつつ、座り込んで話を始める。話をして、クレイジー・エイトを殺さないための理由を見つけたいのだと言う。
世間話の中で互いに心を開くふたり。ウォルターはクレイジー・エイトを殺さないことを決め、彼を柱につなぎとめている首輪の鍵を取りに戻る。階上に戻る。しかし、台所で片づけをしている間にふと思いつき、先ほど捨てたサンドイッチの皿の破片を組み合わせてみる。すると大きく鋭利な破片が足りないことに気づく。
地下室に戻り、鍵を解除するためにクレイジー・エイトに背中を向けさせたウォルターは、そのまま首を絞める。抵抗するクレイジー・エイトに数回足を刺されるものの、とうとう彼を殺してしまう。
自宅に戻ったウォルター。スカイラーはベッドに座り、泣いて彼を待っていた。覚悟を決めたウォルターは「大事な話がある」と切り出す。
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