荒野に拳銃を埋めたウォルターとジェシー。車のない二人は延々と荒野を歩く。なんとか途中でヒッチハイクに成功したが車に乗り込んだのはウォルターだけだった。乗り込む前のウォルターに、ジェシーは「大胆な計画だけど本当に大丈夫か?」と尋ねる。
スーパーで店員は自動ドアが開閉を繰り返しているのに気づく。見れば靴がドアのレールに挟まっている。通路を見ればベルトやズボンなども落ちていた。それらを拾い歩いた先には全裸のウォルターが立っていた。
病院で再会を喜ぶウォルター一家。ウォルターはこの2日間のことを覚えていないがそれ以外は問題がないと言う。
マリーに報告の電話をするスカイラー。マリーはハンクの職場に迎えに来ており、上司に報告しているハンクを別室で待っていた。ハンクは上司にジェシーの車を追って荒野に向かったところでトゥコと鉢合わせになったことを報告していた。
ジェシーの自宅前では警官が張り込みをしていた。バッジャーの車で彼とともに警官が立ち去るのを待つジェシー。警官が立ち去ったのを確認して自宅の地下へ忍び込む。
メスの精製器具の回収を始めるジェシーだったが、バッジャーは相変わらずふざけて手伝おうとしない。また、メスの精製を休業するというジェシーに食い下がろうとするが、ジェシーはさっさと片づけを手伝えと一蹴する。
キャンピングカーに器具を詰め込んだ後、バッジャーのいとこが牽引車で車ごと運んでくれた。しかし、手間賃を1000ドルと言われ、手持ちの560ドルだけしか払えなかったジェシーは後で残額を払うと約束する。
病院でウォルターの記憶を呼び覚まそうとするスカイラーや医師たち。ウォルターは記憶があいまいなふりをして質問に答える。結局原因は不明なままということになる。ウォルターは病院を出たがるが、原因不明なまま退院させられないと医師に言われてしまう。
以前ハンクがジュニアを連れて訪れたモーテル。ジェシーはウェンディと部屋にいる。そこに警官隊が突入してくる。確保されたジェシーの前に現れたのはハンクだった。
取調室でハンクがジェシーを取り調べている。取調べの中でハンクはジェシーの車を荒野で見つけたことを伝え、その車内で見つけた6万8千ドルもの金も見せ付ける。動揺するジェシーだったが、トゥコのことは知らず、ウェンディとずっと一緒にいたとシラを切り続ける。なかなか口を割らないジェシーに対し、ウェンディが簡単に口を割るだろうと言って取調室を出る。
取調べを受けるウェンディ。ハンクはジェシーが一瞬でも外に出ていないかと問い詰めるが、ウェンディは土曜の午後11時にモーテルに来て、ずっと一緒にいたと証言する。
ウォルターの病室。精神科医がウォルターに質問を続けている。精神科医は再発がないと確信できるまでは退院できないと伝える。そこでウォルターは守秘義務について問う。患者本人が許可しない限り、二人のやりとりは家族にも開示できないと医師は答える。
それを受けて、ウォルターは改めて自分が正常だと述べ、実はすべての記憶があると伝える。ウォルターは今までの生活に大きな不満を覚えて家を出たことにし、客観的にもろもろの不安要素を挙げ、医師を納得させる。
再びジェシーの取調室。ハンクが連れてきたのはトゥコの隠れ家にいた老人だった。この場では老人はYesの場合にベルを1回、Noの場合はベルを鳴らさないという。取調官が「昨日ジェシーが家にいたか?」と問うがベルを鳴らさない老人。何度聞いても鳴らさない。ジェシーのことを怖がっているわけでもない。
老人の反抗的な態度に取調べをあきらめたハンク。実は老人は17年間口を割らなかった堅物で警察に協力するわけがなかった。何とか釈放されたジェシーだったが、身内の迎えも得られず。ウェンディと食事に向かう。
ウォルターの病室の電話が鳴る。ウォルターの退院は明日に決まったが、ジェシーはハンクに金を取られて困っているという。ウォルターは車を修理してメスの精製を続けると伝える。
死ぬまでに必要な金額を改めて計算する中で、手元の現金(トゥコから逃げようとして、持ち出すために箱に詰めた)のことを思い出し、再度隠すために夜中に自宅に忍び込む。
隠れて作業を済ませたウォルターだったが、そこで疲れきったスカイラーとジュニアの姿を見る。自分が家族のためと思ってしていることが逆に家族を苦しめているのではないかという呵責を背負いながら病室に戻ったウォルターだった。
ハンクのオフィス。ハンクが手柄を立てたことを祝うサプライズパーティーが催されていた。ハンクはプレゼントを見て「イカレているが最高だ!」と言う。
退院の準備をするウォルターのもとにハンクが姿をあらわす。ウォルターは自分が姿を消したせいでハンクを危ない目に会わせてしまったことを詫びる。ハンクは気にしておらず、そのおかげで職場では英雄扱いだと言う。先ほど受け取ったプレゼントを見せびらかすが、それはトゥコが歯につけていた「グリル」と呼ばれる飾りをガラスに封印したものだった。
自宅に戻ったウォルターはベッドに横になり、スカイラーに二度と消えないことを誓う。しかし、スカイラーは携帯を二つ持っているのかと問う。ウォルターはとぼけようとするが、スカイラーは彼が姿を消した夜の状況を説明し、ハンクがいつもの携帯には着信履歴が無いことを確認してくれたと伝える。
改めてとぼけるウォルターに対し、「そう」とそっけない返事をしたスカイラーは電気を消して眠りにつく。
管理人さんへ。
伝記を消して
→電気を消して
老人っていうか、ヘクターが、なぜジェシーを助けたのか、自分には謎だったんですけど、このブログでやっと解決しました。
まあ、助けたわけじゃなく、自分の信念んだったってことですね・・・。