ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン5 第12話 「狂気の犬」 あらすじ・ネタバレ


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ウォルターが自宅のそばにやってくると、自宅前にジェシーの車が停めてあるのが見えた。庭のプールサイドから屋内に忍び込むウォルター。家のカーペットはガソリンで濡れていた。

銃を構えたまま一部屋一部屋見て回るウォルターだったがジェシーの姿は見当たらなかった。外に出たウォルターがジェシーの車を覗き込むと、そこには一枚のDVDがあった。

ジェシーに破壊されたドアの修理業者と家のクリーニング業者を呼び、襲撃を隠そうとするウォルター。家のドアは何とかなったものの、ガソリンの匂いは消せなかった。

業者が帰った後、プールサイドに服を脱ぎ捨て、そこにガソリンを撒くウォルター。車のシートにもガソリンを撒いた。

スカイラーが帰ってくると、ウォルターはガソリンスタンドでガソリンを給油しているとポンプの故障で全身ガソリンまみれになり、そのまま家に帰ってきてしまったと言い訳をした。

饒舌なウォルターに違和感を感じたフリンは父親が給油中に体調を崩して嘘をついていると考えたが、ウォルターはそれを否定する。しかし、家中ガソリンのにおいがする状態は良くないので状況が改善するまでホテルに住まうことを提案した。

ホテルの駐車場でソウルと会うウォルター。何が何でもジェシーを見つけるように指示する。ソウルは今の状況が『黄色い老犬』という映画に似ていると言い出す。大事にしていた老犬が狂犬病になったため、その飼い主の少年が犬のためを思い・・・という映画だ。ウォルターはそのような考えは二度とするなと言い、その場を立ち去る。

部屋に戻ると、スカイラーが「ソウルは元気?」と問いかける。そして、ポンプの故障という嘘ではなく、本当のことを話してくれと言う。ウォルターは自分に腹を立てているジェシーの仕業ではあるが、彼は考え直してくれたようだという。

スカイラーは家族に危険が及んだことを追及し、ジェシーという脅威を排除しろと訴える。スカイラーはいまさら「引き返せないのだからあと1人ぐらい」と言って酒を煽る。


ジェシーがガソリンを撒いていたとき。ジェシーが今にも火をつけようとしていると、銃を構えたハンクが飛び込んできた。ハンクは自分と一緒にウォルターを倒そうと言い、ジェシーを自分の車に乗せる。彼らの車が去った直後、ウォルターの車が近所にやってきたのだった。

マリーが自宅に戻ると自分の荷物がまとめられていた。何事かと問うマリーに、ハンクは客がいると言って彼女をゲストルームを見せる。中には睡眠薬で眠りについたジェシーがいた。

マリーは自分の身に危険が及ぶことを心配したハンクの気遣いだと理解したものの、ジェシーをかくまうことがウォルターの不利に働くのなら自分もここに残ると宣言して食事の準備に取り掛かった。


ジェシーが目覚め、リビングに向かうとビデオカメラを準備するハンクとゴメスがいた。ジェシーは証言ビデオなどではビジネスから手を引いたウォルターを逮捕できないと言うが、ハンクは確信を持って撮影を始める。

一通りの撮影が終わった後、ハンクとゴメスはベランダで話をする。内容は十分に信じられるものの、物的証拠がないために捜査は遠回りになることを確認しあう二人だったが、ウォルターがジェシーの携帯に残した留守電を取り掛かりにすることにする。

留守電の内容はジェシーに弁解したいので人通りの多い待ち合わせ場所に来て欲しいという依頼だった。ジェシーにその場に行くように伝えるハンク。ジェシーはこれは罠で自分が殺されるかもしれないと返すが、ジェシーの証言を聞く限り、ウォルターはジェシーを大事にしているので大丈夫だと言う。

ジェシーがトイレに離席している間に、ゴメスはハンクに本当に殺されるかもしれないぞ、と言うが、ハンクはその現場を押さえたいのだと冷徹に言い放つ。

盗聴器を体に身につけ、待ち合わせの広場に歩み寄るジェシー。しかし、ウォルターの向かいに1人の男がたたずんで見ていることに気づき、歩みの方向を変える。

ジェシーは公衆電話の前で立ち止まり、ウォルターに電話をかける。ウォルターの思い通りにはさせず、今度は留守の家ではなくウォルターがいる場所に火をかけると宣言して電話を切る。

ウォルターは周りを見回すがそのときにはジェシーは歩み去っていた。そして彼も広場を去ろうとして例の男の方向に向かうが、その男は子供を待つ無関係の人物だった。

広場を離れたジェシーを車で回収しつつ、叱咤するハンク。しかし、ジェシーはウォルターをもっといい方法で捕まえると薄ら笑いを浮かべる。

ウォルターは車に戻り、咳き込みながらもトッドに電話をする。そして、もう一度彼の叔父に仕事を頼みたいと告げた。

2 Thoughts

  1. こんにちわ
    このエピソードで、謎だったのが、ジェシーがクルマのダッシュボードに放り出したDVD。結局なんだったんでしょうか?ウォルターもそのDVDを手にしてたようですが・・・。
    いまだに、あのDVDのことが気になってるんですよね・・・。

  2. こんにちは。改めてドラマを見返しているものです。ブレイキングバッドはよくできているドラマですね。
    DVDですが、よくみると粉が付着しています。(ダッシュボードにジェシーが置くシーン)
    これはジェシーがブルーメスを摂取していた描写です。
    DVDに意味があるのではなく、薬物でジェシーが興奮状態であるということを表現するためと思います。

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