デニーズのワンプレートディッシュのベーコンを手で並び替え「52」という数字を作る男。ウェイトレスが何の数字か問うと誕生日なのだと言う。IDを見せれば食事が無料になるとウェイトレスが言うのでニューハンプシャー州のIDを見せる。
そのとき一人の男がダイナーに入店し、トイレに入る。誕生日の男も後を追ってトイレに入る。誕生日の男が紙袋に入った金を渡すと代わりに鍵を差し出された。誕生日の男は軽く咳き込み、薬を口にする。ほとんど食事を口にせず、プレートの下にチップとして100ドルを置いて店を出る。
自分の車のトランクからボストンバッグを取り出し、受け取った鍵のリモートキーを使って別の車のクラクションを鳴らして場所を特定した男は、その車のトランクを空ける。中にはマシンガンが入っていた。
グスタボを暗殺し、スカイラーと電話をした後、ウォルターは元の自宅での爆弾製造用の品々をゴミ袋に詰め、車のトランクに乗せた。一息ついてウィスキーをあおろうとしたところで、庭先に置いてあったスズランの植木鉢の存在を思い出し、それも車に詰め込む。(アンドレアの息子はスズランの実の毒で体調を崩したが…?)
その後、スカイラーとフリンが家に帰って来た。事件の結末に興奮しているフリンだったが、スカイラーはウォルターに対して恐れを示す。諦め気味にベッドに腰掛けるウォルターだったが、「まずいぞ」と言って立ち上がる。
ハンクはラボの爆発跡で調査を行っていた。ウォルターが銃殺した二人の遺体も焼けて身元が分からなくなっていた。しかし、天井付近を見上げたハンクの目に監視カメラが目に留まる。
メキシコの医療施設で療養中だったマイクの元にグスタボが死んだという知らせが入る。急いで車に乗り荒野を走るマイク。対向車が現れ、すれ違い様に車を停める。
対向車の中から出て来たのはウォルターとジェシーだった。マイクは拳銃を取り出して彼らに向けるが、ウォルターは監視カメラの映像を警察が見つける前に破棄しなければ自分たちの身が危ないと告げる。映像の在処を尋ねると、グスタボのノートパソコンに送られていたと言う。
急ぎ車を飛ばす三人だったが、その頃DEAがグスタボのノートパソコンを押収していた。
ジェシーの家から偽名で押収品の確認をするマイク。ノートパソコンはすでに警察が押収していることを確認し、姿をくらませようとするが、ウォルターは何とか証拠を消す方法を考え始める。
ウォルターはデータを破壊するために発火装置や爆弾を証拠品として忍び込ませる提案をするが、マイクが警察の証拠品管理はそんなに甘くないと反論する。二人が口論をしていると、ジェシーが磁石で吸い寄せて壊せば良いのではないかと軽々と問題を解く。
三人は以前キャンピングカーの廃棄を手伝ってくれた廃車場を訪れ、オーナーにクレーンに付いている強力な磁石を借りる約束を取り付ける。マイクはすぐに街を離れることを提案するが、この作戦には三人必要だとジェシーに説得される。
ソウルがスカイラーの洗車場を訪れる。テッドの件で警察から連絡があるかもしれないと報告しに来たのだ。スカイラーはテッドが死んでしまったのかと驚くが、逆に意識が回復してしまったのだとソウルは言う。
廃車場のオーナーは周りの人間全員に磁石が効く金属類を全て取り外すように改めて確認する。廃車場で磁石のテストを行うためだ。テスト用のパソコンを持って12mほど離れたジェシーと磁石のリモコンを操作するウォルター。ジェシーが少し近づくとパソコンの電源が落ち、パソコンは吸い寄せられてトラックの荷台にぶつかり砕けた。
ウォルターはアンペア数を上げるためにバッテリーを更に倍並列に繋ぐことを提案し、オーナーは仕組みがよく分からないままうなずく。
テッドの病室を訪れたスカイラー。テッドは頭を剃られ、ボルトで頭蓋骨を固定されている状態だったが、意識はあった。彼はこのことはただの事故としか話していない、とスカイラーに怯えと懇願の目を向ける。
その夜、警察の保管庫の駐車場を破るマイク。ウォルターとジェシーがトラックで侵入し、電動磁石のスイッチを入れる。すぐに当直の警察が捜査していたパソコンに異常が生じ、やがて全ての証拠品が磁石に引っ張られ、壁に叩き付けられる。
しかし、同時にトラックも壁にもたれかかるように傾斜してしまい、ウォルター達は警察が外に出て来る前に車を置いて脱出する。車を置いて来たことを指摘するマイクだったが、ウォルターは事前に磁石や車には登録などなく、それらからは足がつかないことを調べていた。作戦は成功したのかと問うマイクに対し、間違いなく成功したと断言するウォルターだった。
保管室で損害を確認する警察官。ノートパソコンは破損していた。しかし、同じくグスタボのフォトフレームが破損しており、その裏からスイス銀行の口座名があらわになっていた。
ウォルターはソウルのオフィスを訪れて、ソウルがスカイラーに金を渡したことを追及していた。話の中でウォルターがソウルに依頼してアンドレアの息子に毒を盛ったことをほのめかす。ウォルターとの取引を終わりにしたいと言うソウルだったが、ウォルターは彼に歩み寄り、終わりを決めるのは私だと凄む。
自宅に戻ったウォルターはスカイラーにテッドのことは聞いたと伝える。彼は話さないというスカイラーをやさしく抱きしめ、ウォルターは『君を許そう』と言う。その言葉の裏の冷静さに怯えるスカイラーだった。
こんにちわ
このシーズン5で、あれほどリハビリに消極的で、医師からも歩けるようになるのは、難しいと所見が出ていたハンクが、杖一本で歩けるようになっていて、かなり違和感がありましたね。話数が進むうちに、杖すら必要なくなってましたし。
あと、すずらんの毒の件は、納得がいかない展開でした。いったい、いつの間に・・・という気がしますからね。
中にはライフル銃が入っていた。・・・
→これは、最終話、クルマのトランクからにょきっと出てきて、乱射するM60軽機関銃ですね・・・。
ライフル銃と書くと、少し違和感を持つ人もいるかも。基本、ライフルは、単発で、狙撃用?って思ってしまいますからね。
マシンガンでいいかなと思います。
>SIDさん
ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り最終話を見て書き直して回っていたんですが、見落としてました。ありがとうございます。
テッドを生かしておく理由がよく分かりませんでした。