ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones):シーズン1 第5話 「狼と獅子」 あらすじ・ネタバレ


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エダードは槍試合に出ると言う王を諫めるために、王の個室へとやってきた。戦いたがる王に対し、誰も王を傷つけようとしないので、戦いにならず勝つのは必ずあなただと本音を告げる。王は自ら試合に参加することをあきらめ、観戦席へと戻った。

試合はマウンテンと、サー・ロラスの戦いだった。サンサは再びマウンテンの相手が死ぬのではないかと心配する。だが勝利はロラスの手に渡った。一度の交錯で盾の中央を突かれたマウンテンは落馬してしまったのだった。

ロラスが王の観覧席に戻って挨拶をしていると、マウンテンが従者に剣を要求し、その大剣をもって自らの馬の首を刎ねた。マウンテンは次にロラスの近くへ歩み寄り、彼にさえ切りかかる。とっさに盾で防いだロラスだったが、落馬してしまう。

圧倒的不利な状況に割って入ったのはハウンドだった。彼も剣を抜き、マウンテンと数合打ち交わすが、王の命令をもって二人は打ち合いをやめた。マウンテンは不服そうながらその場を立ち去る。

ティリオンはキャトリン一行に捉えられて、見知らぬ道に連れてこられていた。彼をその場で殺害するようなことはしないと約束するキャトリンと、無実を訴えるティリオンだったが、二人のやり取りは『蛮族』の襲撃によって止められる。

身内のうち数人は奇襲の攻撃によって倒れたが、キャトリンとティリオンをはじめ、数人が生き残ることに成功した。

ヴァリスはエダードの執務室を訪れ、二人で話をし始めた。彼は単刀直入に、エダードの親友である王はバカ者で、諫めなければ破滅すると言った。ヴァリスは、王を待つ破滅とは、ジョン・アリンと同じ結果になると言った。ジョン・アリンは無味無臭の毒薬で死んだと言う。

そして、ジョン・アリンを殺したのはおそらくヒューであるとも。ヒューの死に疑いを持っていたエダードは、この話を聞いて合点がいった。

城内で猫を追いかけて、地下牢を彷徨っていたアリアは、人の気配に物陰に隠れた。聞こえてきたのはヴァリスと誰かの声だったが、「王の手」を殺せばよいという話をしていた。アリアは彼らをやり過ごした後、その場を駆け去った。

ヴァリスは次にピーターのの下を訪れる。二人は嫌味の応酬を一通り終えると、互いの手の内を知っていることについて駆け引きを始める。先ほどヴァリスが地下室で一緒に歩いていたのは他国の高官だと知るピーターの方が優勢に立ち始めたころ、レイリーが通りかかって、二人に「兄が戻ってくる」と告げた。

アリアは外から戻ると、地下牢で聞いた話をエダードに報告した。疑い半分でそれを聞くエダードだったが、相手の顔を見ていないアリアは誰の企みであるか証明できなかった。

そこにエダードへの来客が入る。ナイツウォッチのヨーレンだった。彼はエダードの弟であるベンジェンのために、早馬で駆けてきたことを告げる。そこまで告げると、人払いを頼むヨーレン。アリアは部屋を出る。そして、ヨーレンが告げた事実は、キャトリンがティリオンを人質に取っていることだった。

王は小議会に参加していた。議題はデナーリスの懐妊とその影響だった。彼女が産み落とす命が男子であれば、やがて戦争になり得るとして、エダード以外の面々はデナーリス殺害に動くべきだと言った。

それでも頑なに命令に従えないというエダードに対し、王は命令を聞けないのであれば別の者を「王の手」に任命すると告げる。それを聞いたエダードは、素直に胸につけていた印を外し、議会の机に放り投げた。

部屋に戻ったエダードが部屋の片づけを行っていると、ピーターが姿を見せた。アリン公の最後をみとった人物と会う気はないかと尋ねるピーター。一度は断ろうとしたエダードだったが、娘たちの部屋に護衛をつけ、自らはピーターと共に部屋を出た。

キャトリンが妹であるライサの城を訪れると、彼女の様子は明らかにおかしかった。十分に少年と呼べる年ごろの息子に乳を吸わせながら、ヒステリックにキャトリンに応じる。

やがて話がティリオンに及ぶと、息子のロビンも話に参加するが、彼もまたヒステリックな性向だった。彼はティリオンが飛ぶのを見たいと言った。キャトリンは彼が自分の捕虜であると強調し、傷つけさせないと宣言した。

それを受けてライサはティリオンを城の外壁に面した(正しくは外壁が開け放たれている)牢に捕らえるように命じた。

レンリーとロラスは密会をしていた。彼らの間柄は肉体的なものだった。ロラスはレンリーに兄から権力を奪えと言った。

ジョン・アリンの落とし子を連れた女と話をしたデナードは、他に情報はないのかとピーターに尋ねるが、彼もそれ以上の情報は持ち合わせていなかった。

彼が娼館を出たところでジェイミーとその配下が娼館を囲んだ。ジェイミーは弟を探していると言った。エダードは自らの意志でティリオンを捕らえたと言う。それを聞いたジェレミーは部下にエダードを捕らえてその他の者は殺すように命じる。

乱戦となったが、エダードの部下はやがて数を減らし、ついにはエダードのみとなる。エダードはそれでもあきらめず、ジェレミーと一対一の戦いを行う。二人の実力は互角と思われたが、周囲を囲むジェレミーの部下がエダードの脚を貫いたため、二人の戦いは終わった。

興をそがれたジェレミーはエダードを刺した部下を殴りつけ、ジェレミーを捕らえることなく、弟を返すようにとだけ言ってその場を離れた。

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