ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones):シーズン1 第4話 「不自由、庶子、破たん」 あらすじ・ネタバレ


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ベッドの上のブランに、来客があったことを告げる男。ブランは誰にも会いたくないと答えるが、彼はロブの命令だと言って侍従の大男にブランを運ばせる。

応接間でロブが応対していたのはティリオンだった。そこにブランが運ばれてやってくる。ティリオンはブランに塔から落ちた時の記憶を尋ねるが、彼は何も覚えていなかった。そこで、話を変え、足が不自由でも馬に乗れるような馬具の設計図や、馬の調教の仕方をアドバイスした。ロブは何かの計略かと疑ったが、ティリオンは落し子や壊れた者に弱いのだと言って部屋を出た。

城を出ようとするティリオンに、先ほどブランを呼びに行った男が近づいてきた。ティリオンは男をグレイジョイと呼んだ。グレイジョイは名をシオンと言い、グレイジョイ家とティリオンのラニスター家は以前戦争を行った間柄だったようだ。そして、ティリオンはシオンが以前の敵の従士になっていることを蔑んだ。

壁の訓練所で剣の稽古をしていたジョン・スノウたちの前に、武術指南役のアリザーが太って気弱そうな男を連れてきた。腕試しと称して男をいびるナイツ・ウォッチの一人を、ジョンは止めに入る。するとアリザーは全員でジョンの攻撃をかいくぐりながら太った男を攻めろと命じる。ジョンは事もなく全員を退けた。アリザーは面白くなさそうにその場を離れる。太った男は、ジョンに対してサムと呼んで欲しいと言った。

ドラゴをはじめ、デナーリス達はドスラクの騎馬族の村にたどり着いた。

サンサは侍女と共に玉座の間にいた。サンサの祖父と叔父はその場で狂王の命によって殺されたという。不機嫌なサンサに対し、侍女は彼女の父親を許すように言うが、サンサは頑なに拒否した。

スターク公は会議の後にグランド・メイスター(バイセル)を捕まえ、ジョン・アリンの生前の動向を尋ねた。バイセルは彼が読みたいと言った書物をスターク公に見せるが、ジョンが読みたがった理由までは聞いていないと答える。そして、死の間際に「種は強い」と彼が言ったことを伝えた。

スターク公が部屋に本を持ち帰ろうと階段を上っていると、アリアが階段の上で片足立ちの訓練をしていた。父に自分は大人になったら砦を持ちたいと言うアリア。スターク公は、王と結婚して、息子に名誉ある職務に就かせなさいと言うが、アリアは自分は違うと言って、片足立ちの訓練に戻った。

ピーターはスターク公と庭を歩きながら、彼にアリン公のことを探るならば、サー・ヒューにスパイを送れとアドバイスした。スタークはピーターに礼を言うと、言われた通りにヒューの下へジョリー・カッセルを送る。しかし、ヒューは騎士でもないジョリー(衛兵隊長)とは話をしないと言って捨て置く。

次に、スタークはジョリーと共に鍛冶屋通りの一軒の鍛冶屋を訪れる。これもピーターに言われたことだった。そこには若い鍛冶師がおり、彼はアリン公と話をしたと言った。

アリン公は彼に母親のことを尋ねたと言う。青年が子供の頃に死んだ母親の特徴を言うと、スターク公は青年に顔を上げるように言った。そこにはロバート王の面影があった。

次にジョリーは王の居場所を訪れようとするが、寝室の前にはジェイミーが立っていた。そして、寝室からは女と戯れる王の声が聞こえていた。ジョリーはロバート王にスターク公からの手紙を渡したいと申し出るが、ジェイミーはその依頼を拒否した。

ヴィセーリスはデナーリスの侍女の髪を掴み、デナーリスの下まで引っ張ってきた。彼はデナーリスに何のつもりだと問い詰める。デナーリスは夕食に誘おうとしただけだと答えたが、彼は贈り物として用意されていたドスラクの服や装飾品が気に食わず、彼女に当たり散らす。

それまでは穏便に済ませようとしていたデナーリスだったが、力任せのヴィセーリスに対して、装飾品を振り回して対抗する。顔に軽い切り傷を負ったヴィセーリスは、自分の道具としか思っていなかった妹が、ドラゴの妻として自立していることに気づき、驚きを隠せなかった。

その後、デナーリスはジョラーと話をしていた。彼女はたとえドラゴが兵を貸し与えても、兄が軍隊を指揮できるとは思えない、と正直に言う。そして、それは故郷に帰ることはできないことを意味するのだと。

ロバート王の御前試合が始まった。戦うのはグレガー・クレゲイン(通称”マウンテン”)とヒューだった。柵越しに馬を走らせ、馬上で競技用の槍を突き出し合う戦いだった。本来なら視認の出ない競技だったが、マウンテンが出した槍は木製の柵を壊し、その破片がヒューの喉を突き破り、彼は命を落とした。

サンサの隣にいたピーターは、マウンテンとその弟であるハウンドの逸話をひそやかに彼女に話す。ハウンドの半面を覆うやけどは、マウンテンが子供の頃に、弟の顔面を石炭に突き付けた痕だと言った。

そのころ、キャトリンが城に帰ろうとして立ち寄った宿に、偶然ティリオンが現れた。いつも通りに軽い口調のティリオンだったが、キャトリンはおもむろに立ち上がった。そして、その場にいた面々の何人かが主君に忠実な者であることを、身に着けている紋章などから見抜く。

それぞれに声をかけ、そしてティリオンに息子殺しの嫌疑があると宣言した。身に覚えのないティリオンだったが、宿の中の男たちから剣を向けられ、身動きが取れなかった。

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