ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones):シーズン1 第6話 「金の王冠」 あらすじ・ネタバレ


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エダードがベッドの上で目を覚ますと、そこには王と妃がいた。サーセイはキャトリンがティリオンをさらったことについてエダードに詰め寄る。エダードはそれが自分の命令によるものだと言ってかわし、そして逆にジェイミーが自分の部下を殺したことについて裁きを与えたいと王に言う。

王は黙らせようとするが引き続いて口論をする二人。やがてサーセイがロバート王を腰抜けと言わんばかりに罵ったため、王から平手打ちをくらう。王の威圧にその部屋を離れるサーセイ。彼女が去ったあと、ロバートはベッドの脇に腰かけて、友人らしい口調でキャトリンにティリオンを戻させろと言った。

ジェイミーの処遇を訪ねるエダードだったが、王はこの国はジェイミーのラニスター家から大金を借りているので罰しないと言った。そして王は狩りに出ると言い、自分の不在の間は王の手として、代わりに玉座に座れと伝えて部屋を出た。

デナーリスはドラゴンの卵を両手に抱え、それを火のついた木炭を並べた鍋の中に置いた。火で熱せられた卵を再び抱え上げるデナーリスだったが、それを見た侍女が慌てて卵を奪って止めに入る。卵は熱せられており、侍女は軽い火傷を負う。だが、デナーリスの手は元のままだった。

ブランに専用の鞍が与えられた。ロブとシオン・グレイジョイはブランの乗馬に付き合って森に入った。気が付くとブランは二人の目の届かないところまで馬を走らせていた。やがてブランに近づく人影。

それは乞食のような恰好をした3人の男と1人の女だった。馬具によって足を固定されており、馬から降りることのできないブラン。彼を引きずり降ろして馬と装飾具を奪おうとする彼らだったが、そこにロブが現れる。

ロブに向かってきた2人の男は切り伏せられ、女も髪を掴まれて地に膝をつく。しかし、ブランが人質に取られてしまい、膠着状態に陥った。だが、ブランを人質に取っていた男の胸に突然矢が突き立った。背中からシオンが射殺したのだった。ロブは残った女を生かすことにする。

デナーリスは儀式を受けていた。台座の上で血の滴る馬の心臓を生で食す儀式だ。息を荒くしながらも手や口の周りを血に染めるデナーリス。一瞬嘔吐しそうになるが、それを飲み込むのを見て、ドラゴは笑みを浮かべた。そして立ち上がったデナーリスは声高らかにドスラク語で宣言する。王子の名は「レイゴ」だと。

その姿を見たヴィセ―リスは妹が手に負えない状態にあることを悟り、その場を離れる。彼はデナーリスの部屋へ行き、彼女に与えられていた3つのドラゴンの卵を盗むために袋に入れた。そこにジョラー・モーモントが現れ、卵は置いて行くようにと止めた。ヴィセ―リスは苛立ちを隠せないまま、卵を置いてその場を立ち去った。

ティリオンは外壁に放たれた牢から屋内に向かって牢番に声をかけた。牢番は牢の中に入ってきて、うるさいティリオンを軽く殴りつける。ティリオンは彼に対して金での取引を持ち掛ける。彼は罪の告白をさせてくれれば牢番に金を渡すと言った。

やがてライサやその息子、そしてキャトリンの前に引き出されたティリオン。さらに彼を囲むように城のものが集まっている。衆目の前で自らを貶める発言を始める。その発言に怒るライサ。それがティリオンの狙いだった。再び投獄を命じるライサに、裁判を要求するティリオン。それも決闘裁判と出た。

その要求を飲んだライサが、衆目の中から敵討ちを望む者を募ると、次々と手が上がった。しかし、中にはティリオンのような身体的にハンデを負った者を切り伏せたとて、正義とは言い切れないという者もいた。ティリオンはそれに同意しつつ、擁護者を立てることを提案し、さらにその擁護者としてジェイミーを指名した。

ジェイミーの呼び出しを拒んだライサ。ティリオンがその場にいる者に擁護者になることを頼むと、ティリオンと共に蛮族の襲撃から生き残ったブロンが手を挙げた。

エダードは王の代わりに裁判を執り行っていた。ある村を襲った山賊もどきが騎士マウンテンだとわかると、彼の全資格をはく奪し、14日以内に参上しない場合は討伐することを宣言した。

ライサやティリオンのいる王の間では戦闘が始まっていた。女王の擁護者の代わりを務める騎士は重装備だったが、ブランは軽装で挑んだ。最初は逃げ回るばかりだったブランだったが、重い鎧を身にまとった相手はやがて疲れ、動きが悪くなる。そこで反撃に転じるブラン。決着までは時間がかからなかった。

ブランは相手に止めを刺し、王の間の中央に空いた穴から敵を落とした。ティリオンは手枷を外されると、持ち物であった路銀を取り戻すと扉に向かって歩き出した。そして扉の前に立っていた牢番に対してその金を投げ渡し、「ラニスターは借りを返す」と言って出て行った。

夜、部屋に戻ったエダードはサンサとアリアにウィンターフェル城に戻ることを告げる。サンサはジョフリーと結ばれ、次期王の子、金髪の子を産みたいと反対するが、エダードは受け入れず、荷造りをするようにと言って二人を部屋から外に出す。

しかし、エダードはサンサの言葉に引っ掛かるものがあった。彼はヴァリスから借り受けた王の家系について書かれた本をめくり始める。ロバートの何代も前から続く黒髪の家系。そこに突然金髪のジョフリーが生まれたことになる。確かにサーセイは金髪であるが、黒髪と金髪の組み合わせから金髪が生まれるとは考えにくかった。

酒に酔ったヴィセ―リスが宴会の場にやって来た。血を流すことを禁じられた神聖都市で武器を携帯しているのはヴィセ―リスだけであった。ヴィセ―リスは剣を抜き、デナーリスに詰め寄る。ドラゴもその様子を静観した。

ヴィセ―リスはドラゴが自分に権威を与えないならば、デナーリスの腹を割いて、子供だけを置いて彼女を連れていくと言った。それを侍女がドラゴに翻訳すると、ドラゴはドスラク語で何か言う。その言葉の意味が分からないヴィセ―リスがデナーリスに翻訳を促すと、「分かった、王冠を与える、と言っている」と彼女は答えた。

それを聞いて安心するヴィセ―リス。一歩後ろに後退したところでドラゴの部下に腕を極められ、抑え込まれた。ドラゴは広場の中央で燃え上がる炉に吊るされた鍋に金でできた装飾具を投げ込む。やがてそれが溶けたのを見て、鍋を火から下ろした。

そしてその溶けた金属を「王の冠だ」と言って、ヴィセ―リスの頭の上から流しかけた。その様を冷静に見ていたデナーリスは「ドラゴンじゃなかった。ドラゴンは火では死なない。」とつぶやいた。

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