ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones):シーズン1 第3話 「スノウ卿」 あらすじ・ネタバレ


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エダード公は王に召されて王の間に進んだ。しかし、王の姿はなく、代わりに鎧をまとったジェイミーがいた。

二人はエダードの父と兄が死んだときのことを話し始める。そして、その復讐と称して、ジェイミーが狂王エイリス・ターガリアンを背後から刺したことが分かる。話を終えるとエダードはその場を離れた。

エダードが次に進んだ部屋には4人の男がいた。王の小議会のメンバーである、ヴァリス、レンリー、ピーター・ベイリッシュ公、グランド・メイスターだった。グランド・メイスターは金属でできた小さなシンボルをエダードに渡すと、会議の開始を宣言した。

さっそくエダードの『王の手』就任を祝うための闘技会が、王によって提案されていることが議題に上る。しかし、国庫にはその賞金である8万の金貨を用意する余裕がなかった。議会によればすでに600万の借金があると言う。

国がそれほどの借金を抱えていることに驚くエダード。小議会はいつも王の散財を諫めようとしていたが、王は必ずしもそれに従わないのでこのようになったのだと言う。エダードは翌日王と話すことを宣言する。

アリアは食事の場でいら立ちを隠せず、机に何度もナイフを突き立てていた。侍女が諫めるが、それを聞くつもりは全くない。サンサが証言の場で嘘をつきさえしなければ、ダイヤウルフと友人が殺されることはなかったと腹立たし気に語る。

そこにエダードがやってくる。事情を聞いたエダードはとりあえずアリアを部屋に下がらせる。そしてサンサに王女と同じだという人形をプレゼントするが、サンサは人形遊びをやめて久しいらしく、全く気に入った様子を見せなかった。そして、そのまま退席を請う。エダードは娘の扱いに頭を抱えながらそれを許した。

アリアの部屋のドアをノックしたエダードは、部屋の中でサーベルを手にしていたアリアから、事情を尋ねる。ニードルに「ネイド」という名をつけていたアリア。 彼女はニードルをうまく使えるようになりたくて、友人の男の子を誘ったのだと言う。そのため、自分が彼を殺したに等しいと嘆いた。

しかし、エダードは娘を励まし、サンサの将来のために理不尽を飲み込むしかないこと、自分たちが危険な状態にあるので身内で争っている場合ではないことを告げて部屋を出た。

目覚めたブランの部屋に、長男のロブがやってきた。ブランは記憶を失っているようで、何が起きたかも分かっていないようだった。そして、彼の足はもう治らない状態だった。

エダードの妻、キャトリンも王都へやってきた。忍びでやってきたにもかかわらず、門をくぐるとすぐに書簡を備えた衛兵が迎えに来た。

衛兵に従って入った部屋にはピーター・ベイリッシュが女を侍らせていた。そのような部屋に呼びつけられたことに激怒するキャトリンだったが、ピーターは誰にも見つかりたくないであろうキャトリンを匿うならばこの部屋が一番だと考えたのだと言う。

そして、彼女の来訪は友人から知らされたと言うと、部屋の陰からヴァリスが現れた。ヴァリスがブランを狙った短剣を見たいと言うと、キャトリンに追従していたロドリックが剣を差し出す。

ヴァリスはその剣が只ならぬ物であるとは理解したが、所有者まではわからなかった。しかし、ヘンリーは笑いを押し殺し、それが自分のものであると言った。ただし、以前に賭けに負けてそれを手放したのだと言う。その相手はティリオン・ラニスター。サーセイとジェイミーの弟であった。

スノウは『壁』の訓練場で兵たちと決闘形式で訓練をしていた。スノウが一人目の兵を破ると、武術指南のアリザーが次々に兵をけしかける。しかし、明らかにスノウの腕前が上回っており、誰一人として彼に一撃をくれることはできなかった。

その頃、スノウとエダードそれぞれに使いガラスが書簡を送り届けた。それぞれの地でブランの覚醒を知った二人だった。

キャトリンは娘に会いたい気持ちを抑え、ウィンターフェルン城へと戻ることになった。ブラン殺害未遂の証拠をつかんだ場合は、エダードがロバート王に直訴することとなった。

ドスラク人の一行が竹林の中を進んでいた。先頭を歩んでいたデナーリスは不意にモーモントに命じ、全体の停止を命じると、馬を降りて一人竹林の中を歩きだした。

ふと人の気配がして振り返ると、馬に乗った兄ヴィセーリスが走り寄ってきた。彼はデナーリスに剣を突き付け、自分に命令するとは何事かと彼女に食って掛かった。直後、背後からの鞭が彼の首を捉え、ヴィセーリスは首を絞められる形で後ろに倒れた。

地面でもがく彼を見下ろすのは、ドスラク人の一人だった。彼は通訳を介して、殺すことも耳をそぎ落とすこともできるとデナーリスに提案した。しかし、デナーリスは兄を傷つけることは許さないと言った。仕方なく鞭の拘束を解く男。

ヴィセーリスは立ち上がると、モーモントに対して男の殺害を命じた。しかし、モーモントはそれを苦虫を食いつぶしたような表情で見つめ、デナーリスに対して隊に戻るかと尋ねた。隊に戻るデナーリス。ヴィセーリスも馬に乗ろうとしたが、先ほどの男がカタコトの言葉で彼に歩くように命じて馬を連れて行ってしまった。

『壁』では雪が舞い、過酷な状態だった。人力によるエレベーターに乗り込んだスノウは、壁の頂上にたどり着くと、あたりを見回った。そこには叔父のベンジェンがいた。

ベンジェンはファースト・レンジャーとして、壁の向こう側を調査するように命令が出たことを告げる。同行を申し出るスノウだったが、レンジャーという職位についていない彼は動向を許されなかった。

ティリオンは『壁』の監視役、ナイツ・ウォッチの新兵募集係であるヨーレンと下品な話をしていた。そこにベンジェンがやってくる。そして、レンジャーの半数は壁の北側で死んでしまうことを覚えておいて欲しいというベンジェンに、ティリオンは至極論理的な反論をする。

ベンジェンも彼の論理は納得しつつも、実際に壁の向こう側に出たのことのないティリオンの言葉に重みはないと言って出て行った。

後に残った二人。ヨーレンが新兵募集のために王都へ行くと言うので、ティリオンも同行すると言った。ヨーレンは新兵の半分が王都の罪人(『壁』での生活は厳しいため、ナイツ・ウォッチは罪人が刑罰の代わりに任務に就くことを選ぶことが多い)であるため、薄汚い道を行くと言ったが、ティリオンは自分がいるのでキレイな宿に泊まれると宣言した。

デナーリスの警護役であるジョラー・モーモントは、日中にヴィセーリスをやり込めた若者と火を囲んで話をしていた。若者はジョラーに敬服していた。父に戦い方を教わったと言う若者は、ジョラーも父に学んだのかと尋ねる。ジョラーは肯定し、父は今も戦士であると答えた。(ジョラーの父は、ナイツ・ウォッチの総帥であるジオー・モーモント)

アリアの前に剣の教師だという男が現れる。男は少し重い木刀を彼女に渡し、訓練を始める。驚くアリアだったが、彼女は自分の望みが叶えられたことから、男に打ち込みを始める。

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