ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン3 第5話 「愛が狂った時」 あらすじ・ネタバレ


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ウッドベリーの街全体で催しが行われていた。その様子は平穏な週末の野外パーティーのようだった。

アンドレアはミルトンが運んできてくれた冷えた飲み物を手にし、彼との会話を楽しんでおり、その姿を遠くから見つめるミショーンの姿には彼女は気づかなかった。

ガバナーは自宅で娘の髪を解いていた。ブラシで優しく髪をとかしていると、頭皮の一部が髪ごとめくれてしまう。暴れる娘。その目はウォーカーのそれだった。ガバナーは娘の拘束衣を締め直し、頭に布袋をかけて視界をふさぐ。

しばらくすると娘のウォーカーは落ち着いたが、窓の外にはその様子を見るミショーンの姿があった。

ローリが死に、本心状態のリック。ダリル、グレン、マギーの三人は赤ん坊のために物資を調達に行くことを決める。出かけようとする三人の目の前でリックは斧をつかんで建物に駆け込んでいく。

赤ん坊向けの物資がありそうな場所の心当たりを確認する三人。一か所だけ思い当たったが、車で行くにはがれきが邪魔らしい。バイクで行くというダリルに、マギーもローリのためについて行くと言う。

ガバナーがパーティーで演説をしている間に、ミショーンは彼の自宅に忍び込み、自分の武器である刀を取り戻す。

その後、街の郊外の廃工場を訪れたミショーンは数体のウォーカーが檻に入れられているのを見つける。檻の鍵を壊し、中のウォーカーを外に出した彼女は、取り戻したばかりの刀を振るい、それらのウォーカーをすべて屠るのだった。直後に檻の管理人と思しき人物が現れ、その状況に驚愕する。

ガバナーは密室でミショーンの説得を試みた。街になじまない彼女に最後のチャンスとでもいう風に、メルルと共に調査隊として活動することを提案する。しかし、その提案に対してミショーンは刀を抜いて応じた。

ガバナーの首元に刀を突きつけたあと、無言で部屋を出ていく彼女。入れ替わりで入ってきたのはメルルだった。ガバナーはメルルにアンドレアを呼ぶように言った。

アンドレアは部屋に戻ってミショーンに周囲の人間を威圧しないようにと頼んだ。その依頼はガバナーからアンドレアに対して行われたものだった。しかし、ミショーンは聞く耳を持たず、見張りが女性である北東のゲートから脱出することを提案する。

グレンは建物の中に入り、一人でウォーカーを始末して回るリックを見つける。グレンを見ても立ちすくむだけのリック。優しく話しかけつつ、外に連れ出そうとしてその手を取ったグレンだったが、リックは突然に彼を壁に押さえつける。

驚きつつも柔らかい言葉で説得を試みるグレン。しかし、リックは会話を交わすことなくグレンを払いのけ、再び建物の奥へと進んでいく。

ダリルとマギーはある民家にたどり着く。子供がいたらしきその民家で哺乳瓶などの物資を集めるマギー。キッチンにはオポッサムが潜んで物音を立てていたが、そのネズミに矢を立て、粉ミルクの缶も回収するのだった。

ショーンとアンドレアは街から出ようとしたところでメルルに止められる。街を出ると告げると、門番と話をし始めるメルル。しかし、日暮れまでに身を隠せとアドバイスした彼は、二人を外に出すために街の門を解放する。

いざ街を出られる状況になると、アンドレアは決意が鈍った。ミショーンに対してここに残ることを提案するが、彼女は決意も固く一人で外に出て行ってしまう。

夕暮れ。失意に沈んでいるアンドレアに対し、ガバナーは優しく慰めるのだった。

ダリルたちが刑務所に戻ってきたころには夜になっていた。無事に赤ん坊にミルクを与えられ、一安心する一同。だがそこにリックの姿はない。

そのころリックはローリの出産現場らしき場所にたどり着いていた。血痕と腹を裂いたと思われるナイフ、そして肉片の一部が残っていた。部屋の奥には一体のウォーカーが壁を背に休んでいるように存在した。

その腹は大きく膨らんでおり、先ほど捕食した人体の重みで動けないようにも見える。リックはそのウォーカーの口に銃を差し込むと頭部を破壊し、膨らんだ腹を切り裂くようにナイフを刺し続けた。

ウッドベリーの祭りの雰囲気は最高潮だった。広場に見物人が多く集まる中、鎖につながれたウォーカーが数体らとアップされる。そこにメルルともう一人の戦闘員が入って来る。二人を取り囲むようにウォーカーが配置され、男たちはウォーカーをリングロープに見立てて戦いを始める。

その格闘ショーの様子に違和感を覚えてその場を離れようとするアンドレアをガバナーが引き止める。彼はウォーカーたちの歯は抜いてあると言い、これは住民たちのストレスを発散する手段でもあり、ウォーカーを恐れるなというメッセージでもあると言う。その異常な考えに複雑な表情を浮かべるアンドレアだった。

リックは妻を腹に収めたウォーカーの遺体と共に部屋にいた。そのとき部屋の電話のベルが鳴る。疑問に思いながらもリックは受話器を手に取った。

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