ミショーンの後を追って来たメルルと三人の調査隊メンバー達。森の中で見つけたのは、切り刻んだウォーカーの体で形作られた『Go Back(戻れ)』の文字だった。
メンバーの一人であるニールはひるむが、メルルは付近にいるであろうミショーンを挑発するように呼びかける。そのとき、メルルの背後、調査隊の二人のメンバーが刀の錆にされる。振り向き様に発砲するメルル。弾はミショーンの脚をかすめる。
ミショーンはとっさに森の奥へと逃げ、メルルは後を追う。最初にひるんだまま、ニールはその場で身動きが取れずにいた。
リックが受けた電話の相手の声は女性だった。女性は自分がウォーカーのいない安全な場所にいるが、居場所は教えられないと言う。
リックは女性の説得を試みる。女性は仲間と話し合いをすると言って、二時間後の電話を約束して電話を切る。
リックが電話の前で待っていると、電話が鳴った。今度の相手は男性の声だった。電話の男はリスクを冒せないと言い、リックに人を殺した事があるかと問う。リックは正直にこれまでに4人殺した事を打ち明ける。ただし、全員が自分や仲間達を脅した相手だとも付け加える。
その後少しだけやり取りがあるが、リックがローリの生死について答えられないと言うとすぐさま電話は切れてしまった。
アンドレアはウッドベリーのあり方に疑問を持ちつつも、その場に残る事を希望する。そのため。ガバナーに警備として貢献したいと申し出る。射撃の腕に自信がある事を伝えると、彼は弓を習得して欲しいので先生を紹介すると言う。
弓の名手というのは若い女性だった。バリケードの上で女性と話をしていると、外にウォーカーが現れた。女性が二本ほど矢を打ち込むが、致命傷を与えられない。アンドレアはバリケードを降り、ウォーカーを道ばたに押し倒す。そしてナイフで仕留めると満足げに立ち上がった。
メルルはニールとともにミショーンを探していた。そのとき、背後からミショーンが現れる。ニールは胸を斬りつけながらも間一髪のところで刀の一閃を避ける。メルルが義手のナイフで刀をはじき飛ばすものの、地面に転がったミショーンの蹴り上げにより、メルルもダメージを受ける。
顔を上げたメルルの視界に数体のウォーカーが入った。ウォーカー達はそれぞれの人間を襲う。そして、メルルとニールがウォーカーを屠る頃にはミショーンは姿を消えていた。
メルルは危険地帯であるその場から立ち去る事を提案するが、ニールは引き続きミショーンを探す事を強く主張する。意見を譲らないニールに対し、ミショーンは見込みのある男だと言って名前を問う。ニールがファミリーネームである「ガルジュリオ」と答えた途端、メルルはニールの頭部を撃ち抜いた。
ミショーンはメルル達から離れたところに置いてあった荷物を回収してその場を離れようとしていた。しかし、さらに数体のウォーカーが接近していることに気づく。刀を構えるミショーンだったが、先ほどの戦闘でウォーカーの血を多く浴びたためか、近寄るウォーカー達は彼女を無視して森を進んで行くのであった。
再び電話が鳴る。今度は女性の声で妻が死んだ理由を問われる。女性が会話の中でリックの名前を言ったので、なぜ知っているのかと問いただそうとすると電話は切れた。
満身創痍のミショーンは何とか廃墟の町にたどり着いた。そのとき気配がして、一台の車が近づいて来る。物陰に隠れるミショーン。車から降りて来たのはグレンとマギーだった。彼らは粉ミルクと弾薬を補充するためにやって来たのだった。ミショーンは引き続き彼らの様子を物陰から見守る事にした。
物資を調達して外に出たグレン達に声をかける男がいた。メルルだった。彼自身も相手がグレンであることに気づき、銃を地面に置いて会話を試みる。しかし、グレンは銃を下ろす事無く、ダリルを呼んで来るのでここで待てと言う。
しかし、メルルはグレンの隙をついてマギーを捕らえてしまう。グレンに運転をするように言うメルル。グレンは仲間のキャンプに行く事を拒否するが、メルルは目的は別だと言う。仕方なくハンドルを握ったグレンによって、三人を乗せた車はその場を走り去るのだった。
三度電話が鳴る。電話の相手に自分の名前を知っている理由を問うリック。電話の相手はさっきまでの電話の相手はジムやジャッキーなのだと言う。そしてその言葉で今自分が話している相手はローリなのだと気づくリック。
ローリに心を開けなかったことを詫びるリック。やがて、電話の向こうのローリが子供達を頼むと伝え始めると、だんだんと電話の音が途切れ途切れになり、やがて何も聞こえなくなった。
アンドレアはガバナーと恋仲になっていた。ガバナーのベッドで二人の時間を楽しんでいたところにドアがノックされる。
ガバナーがガウンを着て外に出るとメルルがいた。メルルは仲間達がミショーンにやられたことを報告すると、次にグレンとマギーを捕らえた事を告げる。そして、彼らからリック達の拠点を聞き出す事を約束する。
落ち着きを取り戻したリックはハーシェルやカールの待つ独房棟に戻って来た。そして赤ん坊を抱き上げると一筋の涙を流すのだった。
ダリルが屋内を探索していると、一体のウォーカーと遭遇した。そのウォーカーの首には一本のナイフが刺さっており、それはキャロルのものだった。ウォーカーを屠った後、キャロルのことを思い悔しがるダリル。
しかし、そばでカタカタと開閉を繰り返すドアを見つけ、中に潜んでいるであろうウォーカーに怒りをぶつけようと飛び込むと、そこにいたのは人としての意識のあるキャロルだった。
赤ん坊を抱えたまま敷地にでるリック達。そこでリックは何かに気づく。赤ん坊を仲間に預け、ウォーカーが集まっている外周の柵に近づくと、物資の入った買物かごを持ってゆらゆらと近づく人影があった。一見その人影もウォーカーのようだったが、その目には意思があった。