ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン4 第10話 「復讐の杯」 あらすじ・ネタバレ


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荒野にたたずむグスタボ、マイク、ジェシーの三人。そのとき小型機が迫ってきて着陸する。三人が乗り込むと飛行機は離陸した。

気が重そうなジェシーに対し、グスタボはヘッドセットを通して「お前ならできる」と励ましの言葉を贈る。

ウォルターの家の電話が鳴り、スカイラーがメッセージを残す。今日はフリンの誕生日で連絡がつかないウォルター抜きでお祝いをするという内容だった。

起きだしてきたフリンに新聞をとってきて欲しいと頼むスカイラー。彼女はフリンのために中古の自動車を購入しており、それを見せて彼へのサプライズプレゼントを演出した。車は平凡な家族用の車で、先日ウォルターが購入したスポーツカーとは似ても似つかない代物だった。フリンは一応の礼を言うものの冷めた気持ちを隠せず、朝食をとろうと言って家に戻るのだった。

ソウルのオフィスをテッドが訪れると、ソウルはテッドの大叔母が亡くなったと伝える。心当たりがないというテッドに対し、ソウルは相続額は62万ドルを超えると伝える。

目隠しをされて車に乗せられ、どこかの工場へ連れてこられたグスタボ、マイク、ジェシーの三人。工場の中にはカルテルの幹部の一人と大勢の科学者がいた。挨拶もそこそこにメスを作れと指示するボス。

期待していた材料が足りないことに気付くジェシー。その材料はその場で合成して作っているのだと答える科学者の管理者。ジェシーはその材料の合成方法を知らないため、グスタボは到着までに準備が整っていなかったことに彼が驚いていると言ってごまかす。

科学者は大学生でも合成できる成分をジェシーが作れないのかと食って掛かるが、ジェシーは工場が不潔であることや、自分がメスの製造方法を彼らに伝えるためにボスに呼ばれて来たのだと言うことを正面切って言い張り、彼らに掃除を始めさせることに成功する。

フリンはウォルターの家を訪れ、ベルや留守電を入れる。ウォルターは顔中傷だらけのままベッドに横になっていた。フリンを迎え入れるために表に出るウォルター。顔の傷はケンカによるものだと言い訳する。

ウォルターはまたギャンブルをやってしまったのでスカイラーには黙っていて欲しいと頼む。誰とケンカしたのか尋ねるフリン。その言葉を聞いて涙を流し「自分が間違っていた」と謝罪するウォルター。フリンは父親を慰め、励ますのだった。

心身共に疲れ切ったウォルターは、自分をベッドに寝かしつけてくれたフリンが車を気に入ったと答えたことに対し「何よりだ『ジェシー』」と言ってしまう。

工場でメスの生成を終えたジェシー。科学者は成分分析を始める。純度は96.2%を示し、及第点を超えていた。ジェシーが自分たちより優れていることを認め、肩を落とす科学者たち。幹部はジェシーの肩を叩き、これからカルテルの一員として残ってもらうと伝えた。

洗車場を訪れたソウル。今回のテッドへの対応はあまり良くなかったと伝えた。ソウルはテッドの口座を監視していたが、彼が相続の知らせをした30分後に早速高級スポーツカーのカードローンを組んだことを発見したと報告した。スカイラーはソウルに彼の居場所を尋ねる。

フリンはウォルターの自宅に泊まっていた。起きだしてきたウォルターは、昨日は手術の日にもらった鎮痛剤をビールで流し込んでいたために醜態をさらしてしまったと言い訳する。

父の様子に不安げなフリンに対し、改めて自分の幼少期のことを話すウォルター。彼の父は難病で若いうちに亡くなり、身の回りの人々が父のことを子細に教えてくれたので何でも分かるようになったと言う。

しかし、唯一本当に記憶に残っているのは父が亡くなる直前に訪れた病院の匂いとベッドに寝ていた父の姿、そして彼の息遣いだけだった。その不幸せな記憶を例に挙げ、自分が死んだときに昨日の姿をフリンに思い出して欲しくないと言った。それに対し、フリンは昨日の姿は醜態ではないと応じ、昨日はウォルターの本当の姿が見えたのだと言った。

スカイラーがテッドのオフィスを訪れると、テッドは思いがけず大金が転がり込んだので会社を再開すると言う。しかし、国税庁への納税はまだ済んでいないと言う。

それを聞いて呆れるスカイラー。約束した通り今月中に入ってきたお金を国税庁に収めるよう言うが、テッドは忠告は承るが帰って欲しいと彼女に言う。スカイラーは部屋を出ず、金は自分が払ったことを伝える。

プールサイドにたたずむグスタボ。ここは以前に相棒が射殺された場所だった。マイクとジェシーもベンチに座っている。

そこにカルテルのボス(ドン・エラビオ)がやってきて、グスタボを抱きしめ、戻ってきて嬉しいと告げる。グスタボがジェシーを紹介すると、ボスは彼がスペイン語を話せないことや学歴のないことを見抜いたが、良いブツをつくれるのならば誰でもよいと言う。

ボスはグスタボからの贈り物の箱を見つけ、中にある超高級テキーラを取り出す。これで乾杯しようと言うボス。ショットグラスに注いで全員にふるまうが、グスタボはジェシーは依存症なので、仕事に差し支えないように避けたほうが良いと言って飲ませないように仕向ける。

ボスが乾杯を発声するが誰も口をつけない。グスタボが先陣を切ってショットグラスを空にすることで初めてほかのものも酒を飲みほした。ボスは側近に女を呼ぶように言う。

パーティが始まり、ボスはグスタボの隣に座ると今回の攻撃はグスタボに自分の立場を分かってもらうためのものだったと話す。グスタボはトイレに中座する。トイレに入ったグスタボは身支度を整えてから便座に向かい、口の奥に指を入れる。

そのころプールサイドではボスが葉巻を落としていた。自分の体に異変を感じるボス。周りを見れば側近たちが次々に倒れていた。女たちは騒ぎ、その場を逃げ出す。

グスタボはプールサイドに戻るとわずかに意識のあるボスに対して呪いの言葉を向ける。その後ボスは絶命する。しかし、グスタボも無事ではなく、足元がふらつき始める。

グスタボを抱えてボスの家を脱出するマイクとジェシー。車に乗り込む直前にマイクが撃たれ、撃った本人はジェシーが射殺する。瀕死のグスタボとマイクを車に乗せたジェシーはその場を走り去る。

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