メキシコの荒野に仮設の医療設備と医療スタッフが待ち構えている。電話が鳴り、担架を持ってすぐに表に飛び出す。ジェシーが車でグスタボとマイクを運び込むと、医療班はグスタボだけを部屋に連れ込み治療を始めた。
マイクを抱え込んだジェシーだったが、医療班は報酬をくれる人が先だと言ってマイクの救命には取り掛からなかった。
ハンクを乗せてポジョスの養鶏場を訪れたウォルター。ハンクからカルテル関連の情報を聞くが、メキシコで普段以上の抗争があったとだけ聞いているとの答えだった。
ジェシーがマイクの様子を見ていると輸血中の血液が切れそうだった。医療班の管理者はジェシーに輸血パックを自分で交換しろと言う。ジェシーが血液パックを入れてある冷蔵庫を開けると、グスタボ、マイク、ジェシー用の血液がそれぞれ用意されていた。今回の事態に備えて様々な準備をしていたことがうかがえる。
そのときグスタボが施設に入ってきて出発の時間だと告げる。マイクは一週間は動ける状態ではないため二人で出ていく。テキサス州まで歩く必要があると言って歩き始めるグスタボは今回のジェシーの活躍をほめる。そして、これからはラボを一人で切り盛りできるかと尋ねる。
ジェシーは自分がやるならウォルターに金を払って首にし、生かしたまま足を洗わせろと言うが、グスタボはそれはできないと言って歩き出す。
テッドはスカイラーを呼び出した。テッドはウォルターが違法なギャンブルで稼いだ金を使って国税庁への追徴金を返すのは間違っていると言い出し、スカイラー宛に書いた61万7千ドルの小切手を渡す。もし今回の金額を払っても銀行への借金は消えないのでいずれにしても自分は破滅すると言うのだ。
それはつまりもっと大きな金額を受け取れば銀行への借金も返せると脅迫しているのかと問うスカイラー。テッドはそれを否定するが、かたくなに国税庁への小切手は書くことは拒否する。
車に戻ったスカイラーはすぐにソウルに電話をかけた。
ドン・サラマンカの元を訪れたグスタボとジェシー。グスタボはサラマンカに今回の件で彼の一族は孫まで死んだことを伝えるのだった。
ウォルターは今日もハンクを養鶏所に案内しようとしていた。しかし、ハンクは違う道を指示し、クリーニング工場を調べたいと言い出す。ポジョスの親会社のマドリガルが所有しているクリーニング工場なので調べたいと言う。
ハンクを車に近づけたくないウォルターはわざと工場を通り過ぎる。ハンクがUターンしろと言うのでウォルターはわざと対向車が来たタイミングでUターンし、事故を起こす。
ハンクは首にコルセットをまかれ、ベッドでアイスクリームを食べていた。ベッドサイドにはスカイラー、フリンもいた。ウォルターとマリーが入ってくると、ハンクは自分の不自由な体に合った車を注文したので、今後は自分で運転して調べると言った。
そのときスカイラーの携帯が鳴り、ソウルがテッドは銃を持っていないことを調査したので、いけると報告する。
テッドの自宅に不良らしき二人がやってくる。テッドの制止を聞かず屋内に進んだ二人は国税庁あての小切手を書けと脅す。しぶしぶ小切手を書くテッド。男の一人が小切手を発送するために外に出ようとすると、テッドは逃げ出そうと慌てて走り出す。しかし、自宅のマットに足を引っかけ、そのはずみで大理石の暖炉の角に頭を打ち付け倒れる。倒れた彼は痙攣を起こしていた。
ウォルターは汚れもののクリーニング品に隠れてラボに運ばれた。ラボの設備を見ると誰かが使用した形跡があった。
その夜、ジェシーの自宅を訪れたウォルター。ジェシーがメスを作れるとなれば自分の命が危ないので助けてほしいと命乞いをする。しかし、ジェシーは自分がメキシコに連れていかれるときに、ウォルターが助けてくれなかったことを理由に取り合わなかった。
家から締め出され、呆然とするウォルターにタイラスと別の手下が近寄ってきて、スタンガンでウォルターの意識を奪った。
荒野で縛られたまま座らされているウォルター。そこにグスタボがやってきて、首にするので二度とジェシーに近づくなと言う。ウォルターはたとえ自分がジェシーに近づいても、自分を殺せばジェシーがメスを作らなくなるので殺せないのだろうと虚勢を張る。
グスタボはそのことには何も言い返さないが、ハンクをウォルターが制御できていないので、自ら手を下すと宣言し、ウォルターの拘束を解いてその場を離れる。
ソウルのオフィスに飛び込むウォルター。以前に聞いた人消し屋を紹介しろと言う。自分と家族の痕跡を消して夜逃げ出そうというのだ。4人分の人消しを依頼するには50万ドルが必要だと言うソウル。ウォルターは更にソウルにDEAに電話してハンクの護衛をするように伝えて欲しいと告げ、金を取りにスカイラーの住む自宅に戻る。
床下の金の隠し場所、衣類の収納袋を開けて回るウォルター。しかし、中にはわずかな金しか入っていなかった。動転するウォルター。物音を聞きつけて様子を見に来たスカイラーが金をテッドに渡したことを話すと、気がふれたように笑い始める。
そのとき家の電話が鳴る。マリーが泣きながら、DEAから連絡が入りハンクの命が狙われている言われたことを告げるのだった。
こんにちわ
ベッド再度にはスカイラー・・・
ベッドサイドにはスカイラー
だと思います。