遠くにクラクションの音を聞きながら走るグレンやリック。ウォーカーたちを先導するダリルやエイブラハムたちの手助けを借りることはできなかった。
引き連れているアレクサンドリアの元の住民のうち、全員は救えないだろうと予測するリックは、グレンとミショーンにいざとなったら見捨てて進めと言う。しかし、言っているそばから一人の男がウォーカーに捕らわれ死んでしまう。
リックは死んだ男が持っていた武器を取り去って歩みを進める。アレクサンドリアの住人はそのやり方に疑問を覚えているようだった。
途中でリックは別れ、単独で街に向かっているウォーカーたちの意識を逸らすと言って離れる。
グレンとミショーンが率いるメンバーは途中でウォーカーの小さな群れに会い、そのうち一人がわずかだが噛まれてしまう。かまれた男は、その事態の重要性を飲み込めず、再び「町に向かうんだろ？」と言って歩き出す。
ダリルは気をもみ、元々20マイル離れてから戻る予定だったところを、エイブラハムやサシャが運転する車に任せて、5マイルで切り上げてバイクで戻ることにした。
噛まれた男は事態を理解していた。ミショーンと歩きながら話をし、3カ月前に結婚した妻に会ったら別れを言うのだと言った。
やがて廃車が多数ある場所へたどり着いたグループは、動く車がないか探し始める。ウォーカーの群れを大きく引き離している安心感から、再び歩いて町に向かうことを選択するメンバーたち。ニコラスが帰り道を知っていることから、彼に従うことにした。
しかし、ウォーカーが散見されるようになり、とあるペットショップ跡らしきところに避難するグループ。中には特に目立った敵はいなかった。
グレンは建物をいくつか燃やすことでウォーカーの気を引き、町に向かわせないと同時に脱出経路を確保することを提案する。実行は自ら行うと申し出ると、ニコラスが飼料倉庫があるので、そこなら燃えやすいだろうと提案する。そしてニコラス自身も彼に同行すると提案する。
ペットショップで休む残りのメンバーだったが、負傷した二人は自分たちを置いて行けと申し出る。しかし、ミショーンもヒースも彼らをおいて行かないと言う。
リックはウォーカーの群れを折り返した地点まで駆け戻り、キャンピングカーに乗り込むと素早く走り去った。
先ほどウォーカーに噛まれ、ペットショップに隠れている男（スコット）は死を覚悟して妻への手紙を書き、ミショーンに渡そうとした。しかし、ミショーンは町に変えられると言ってその手紙を受け取らない。
そのとき、店の奥で物音が聞こえる。扉を開けると二体のウォーカーがいた。そのウォーカーを排除する際に立てた物音によって、表のウォーカーたちが近寄ってきてしまう。その背後には群れの本体が伴っていた。
もはやこのタイミングでしか逃げられないと悟ったミショーンは外に飛び出し、逃げることを選択する。しかし、負傷していた女性が一人転び、ウォーカーの餌食となってしまう。
グレンたちは資料倉庫に着いたが、そこはすでに焼け落ちていて、当初の目標を果たすことができなかった。そうこうするうちに彼らもウォーカーに囲まれてしまう。
ミショーンたちは逃げたが、今度はスコットがウォーカーの餌食になってしまう。見捨てることを良しとしないミショーンとヒースだったが、それでもどうしようもない状況だった。
グレンたちはゴミ箱の上に上り、何とか直接噛まれることはない状況だったが、四方をウォーカーに囲まれて我を失ったニコラスは、「ありがとう」と言ってグレンの目の前で自らの頭を撃ち抜く。
その遺体と共にゴミ箱の上から落ちてしまうグレン。地面に落ちたグレンにウォーカーが群がる。
リックはキャンピングカーをある場所に停めた。無線機でダリル、エイブラハム、サシャに連絡を取り、町のことは心配ではあるが、残された住民たちを信じ、自分たちは作戦を続行しようと声をかける。
そのとき、車に侵入者が現れ、リックを襲う。しかし、リックは冷静に対処し、侵入してきた二人を排除する。だが、バックミラー越しにさらに数人が車に近づいていることを知ったリックは、侵入者のマシンガンを奪い、車の中から近寄る者たちに向けて大量の弾丸を放った。
だが、その成果、キャンピングカーのエンジンがかからなくなってしまう。外を見やると、森から大量のウォーカーが姿を現したところだった。
