ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン5 第11話 「不審な男」 あらすじ・ネタバレ


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アーロンと共に小屋に戻るマギーとサシャ。アーロンは近くのコミュニティのスカウト役で、リックたちをコミュニティに誘いに来たのだと言う。彼が持ってきた荷物の中には封筒があり、コミュニティの写真が入っていた。

彼のコミュニティーは強固な鉄の壁に囲まれ安全ではあるが、『人間』が不足しているという。そのため、リックたちに仲間になってもらいたいのだ。まだ話の続きをしようとするアーロンに歩み寄るリック。彼は突然アーロンを殴り倒し、気絶させた。

やがてアーロンが目覚めると、リックは外に何人の仲間がいるのかと尋ねた。アーロンは自分が何人と答えようともリックは彼のことを信じないだろうと言い当てる。そのうえで道端に水があっても、ウォーカーの大群に遭遇しても落ち着き、モメないリックたちの人間らしさを信じてここに来たと、改めて仲間になってほしいと訴える。

それでも彼の言葉を信じないリックだったが、ミショーンがアーロンの言葉に従って近くに車が来ていないか確認してくると進言する。

一旦そうと決まるとリックの指示は的確だった。車を探しに行く部隊、小屋を守るために外を見張る部隊を二手に分けた。全員外に出た後、小屋にはリックとアーロン、ジュディスだけになった。アーロンは世界が崩壊する前にNGOで危険地帯に滞在したことがあると言い、リックのことを悪人ではないと確信していた。

グレンたちは探索により、アーロンの言う通りの場所に一台の乗用車と一台のキャンピングカーを見つけた。キャンピングカーの中には多量の缶詰などの食品があり、彼らはそれを小屋まで持ち帰った。

リックはそれらの食料を見ても、まだコミュニティに向かうことを意思表示しなかったが、ミショーンがほかに誰も反対する者はいないはずだと声を上げると、しぶしぶコミュニティに向かうことを了承した。

しかし、リックはアーロンの案内ではなく、別途自分たちで向かうと言う。リックたちのことを信じていると言うアーロンも、友人たちの命まで預けることはできないと言って、地図上で場所を示すことは断る。

結局、ウォーカーの危険は高まるものの、夜に出発してコミュニティの様子を伺うということでその場は決着した。

夜、アーロンが指示した道とは異なる道で北に向かうリックたち。道中、アーロンの写真を見たミショーンが、どの写真にも人間が写っていないことに気付いた。改めて「何体のウォーカーを殺し、何人の人間を殺したか」と問うミショーン。アーロンはウォーカーを殺したことはないが、自分を殺しそうになった人間を二人殺したことがあると答えた。

さらにそのとき、リックの足元に集音器があることがわかる。リックたちは自分たちの会話がすべて筒抜けなのではないかとアーロンを責める。

しかし、直後に車がウォーカーの群れに突っ込んでしまう。何体ものウォーカーをはねながらも、車は群れを抜けるが、後続のキャンピングカーが来ていないことに気付いた。リックたちは引き返して様子を伺おうとするが、多くのウォーカーをはねた車はエンジンがかからない。

そのとき、アーロンも持っていた発光弾が遠くで光る。それを見たアーロンは急に動揺し、車の外に走り出す。リックたちも光の方向に向かえばほかの仲間と合流できるだろうと考え、後を追う。

グレンは先行し、ウォーカーに襲われていたアーロンを救う。そして後から追うリックとミショーンがピンチのところに戻り、四人は無事にウォーカーの群れを抜けることに成功した。

光の上がった方向へ向かうと、廃墟の町があり、そこにはダリルたちがいた。アーロンは仲間のエリックの身を案じて建物の中へ駆け込む。エリックは男性だったが、その無事を確認したアーロンは彼とキスを交わした。二人は恋人の関係のようだ。アーロンが光を見て動揺したのは、エリックが危険に陥ったためだと考えたからだった。

アーロンは再会を喜んだあと、リックのメンバーにエリックを救ってくれたことについて礼を言い、コミュニティの場所である『アレクサンドリア』の地名を挙げ、コミュニティに着いたらこの恩を返すと伝える。

キャンピングカーを走らせ、やがて視界にワシントンDCのモニュメントも見える場所にやってきた。しかし、ついにバッテリーが切れ、車が停まってしまうが、デールが生きていた頃に車の修理の方法を学んでいたグレンが、予備のバッテリーの場所を知っており、修理に取り掛かった。

ショーンはリックと話しをし、これで安全な住処を持つことができるのではないかと言う。リックは頷きつつも、車が修理されるまでの間に脇道にある家屋のごみ捨て場まで足を延ばし、そのゴミに一丁の拳銃を紛れ込ませた。

やがてアレクサンドリアの門の前にたどり着いたリックたち。リックにはいまだに迷いが生じていたが、仲間たちに背中を押される形で車を降りて門へと向かう。

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