ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン5 第1話 「食うか食われるか」 あらすじ・ネタバレ


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過去。暗い部屋らしき場所。そこはリックたちが閉じ込められている貨物車両のように思われた。そこでアレックスはギャレスに対して看板を立てたことをなじった。良かれと思ってやったのだというギャレスに、アレックスは結果的に奴らを招いてしまったと責める。ギャレス、アレックスの顔はともに傷だらけで、外からは悲鳴のような声が聞こえていた。

現在。リックたちは戦うための準備を整えていた。外から人が近づいてきたことで身構えるメンバーたち。しかし、貨物車両のドアが開けられる前に天井が開き、催涙弾が投げ入れられた。

捕縛されたリックたちは精肉工場のような場所に連れてこられた。猿轡をされ、桶のようなものの前に並んで座らされるリックたち。他にも数名見知らぬ人物がいた。

精肉工場で解体を行っていた二人の男は、一人は金属バットを手に持ち、独りはナイフを持っていた。そして、端から順に並んだ人物の頭をバットで殴り、気を失ったところをナイフで喉笛をかき切り、血を桶の中に排出していく。

いよいよ次はグレンの番というところで、ギャレスが工場に入ってきて、男たちに手持ちの弾薬数の確認を求める。一旦殺戮が止まったところで、ギャレスはリックの猿轡を降ろし、森に入る前に持っていたバッグの中身を問う。

ボブにナイフを突きつけてリックに答えを求めるギャレスに、中身は武器だと答えるリック。それを聞いたギャレスは日没までに解体作業を行うように指示を出して出ていこうとする。しかし、そこでトランシーバーが鳴って立ち止まる。

バットの男が再びそれを振りかぶったところで、爆発音が響き、工場が大きく揺れた。


キャロルとタイリースは線路沿いを歩いていたが、ウォーカーの大群を森の中に見つけ、反対の森に隠れる。そのとき、銃撃戦の音が聞こえたため、ウォーカーたちは音のする方へ歩いて行ってしまう。そのあとを追って、終着駅の方から聞こえたらしい銃撃戦の様子を探りに行く二人。

森の中に小屋があり、無線で連絡を取る男の姿があった。彼は無線の相手に刀の女が厄介だと思ったなどと話をしている。そのとき、後頭部に銃が突きつけられる。キャロルは、自分は刀の女の仲間なので話を詳しく聞かせろと脅した。

男を捕縛し、話を聞いた後、終着駅に仲間たちを救いに行くというキャロル。彼女は一人で外に出ていき、ウォーカーを一体屠り、血肉を体に擦り付けた。

その間、囚われた男はタイリースに話しかけていた。男は人を殺したくないと言い、終着駅を襲撃すれば彼も死ぬことになるので、車に乗って逃げろと言う。

キャロルが終着駅から離れたところに陣取ると、ちょうどリックたちが貨物車両から追い出され、縛られてどこかに連れていかれるところだった。一方、ウォーカーの大群が終着駅に迫り、防衛線の人々が逃げ惑い始めたところだった。

キャロルは終着駅のそばにガスタンクを見つけ、狙撃してガスを漏れさせた後、ロケット花火を打ち込んで引火、大爆発を起こした。タイリースは小屋で大爆発の音を聞き、煙が上がっていることを確認した。

ウォーカーたちは次々に終着駅に侵入した。ガスタンクの爆発により、火を身にまとったウォーカーも少なからずいた。

ギャレスは工場を飛び出し、解体担当の二人も作業を中断して動揺していた。リックはナイフのように削って手にしていた木片で手の束縛を解き、そのまま解体担当の二人も刺殺した。

貨物車両の中にいたメンバーたちには何が起きているのか分からなかったが、リックたちが戻ってくると信じて戦う準備をすることにした。そのとき、倉庫にウォーカーの手がかかった。

リックたちは束縛を解き、工場内を確認した。そこには解体された人間の肉が多量に置かれており、リックたちは終着駅のメンバーに出会ったらためらわず殺すことを誓った。

リックたちは自動小銃でウォーカーを撃退するチームの一人を背後から襲い、銃を奪うとほかの人物を射殺した。銃器を得たリックたちは本格的な戦闘を始める。

キャロルが建物の中を捜索していると、メアリーに見つかってしまう。メアリーとの格闘の末、銃を向けることに成功した。メアリーは以前に終着駅が襲われ、ひどい扱いを受けたが、戦いの末に取り戻したのだという。そして、その後に神の啓示を聞き、「食うか食われるか」だと悟ったのだと言う。

キャロルはメアリーの言葉を気にせず、リックたちの居場所を聞こうとする。しかし何も答えないメアリー。キャロルは足を撃って脅すが、命乞いの様子のないメアリーに止めを刺すことなく、外にいたウォーカーを招き入れる。

小屋にいたタイリースが外の様子を気にしている隙に、囚われの男はジュディスを入れていたカゴに駆け寄り、ジュディスの首に手をかけた。そしてタイリースに武器を置いてウォーカーだらけの外に出るように指示を出す。

タイリースはおとなしくその指示に従い、ドアを出てすぐにウォーカーにつかまってしまう。

囚われの男が無線で外部と連絡を取ろうとしていると、外にいたウォーカーの気配がしなくなった。警戒する男。その時、タイリースが中へ飛び込み、男を激しく殴りつけた。外にいたウォーカーたちはタイリースの手によって葬られていた。

貨物車両の扉が開けられ、メンバーたちは脱出する。大勢のウォーカーや終着駅の人間に襲われながらも、各自武器を手にもって戦い、何とかフェンスの外に出ることに成功した。

リックは森の中に隠していた銃器を取り出し、再びフェンスまで戻ると言い始める。せっかく逃げたにも拘わらず戻ることを提案するリックに同意しかねるメンバーたち。しかし、リックは皆殺しにしなければ気が済まないと主張する。

そこにキャロルが姿を現した。駆け寄って抱きしめるダリル。メンバーたちは襲撃がキャロルの手によるものだと知り、リックもキャロルを抱きしめ、感謝した。そして、メンバーたちはタイリースの元へ移動し、再会を心から喜ぶ。

やがてメンバーたちは終着駅から離れるように歩いて行った。途中に看板を見つけたリックは泥で看板の文字を変え、「聖域はない」とした。


終着駅が以前に奪われていたころ。メアリーをはじめ、女性陣はひどい扱いを受けていた。怒りを燃やすギャレスは「食うか食われるかだ」と反撃を誓う。

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