リック、ダリル、キャロルはタイリースに中庭に呼び出され、状況の説明を聞いていた。やがてタイリースは感情が高ぶり、暴力的になってしまう。それを止めようとしたリックを殴るタイリース。リックは我を失い、反撃し、逆に何度もタイリースを殴りつけてしまう。
グレンがハーシェルに、マギーから感染防止のために物理的な距離を置かれていることを相談していると、サシャが咳をしながら通った。フラフラと歩む彼女を手助けしようとするが、彼女はそれを拒み、自らドクターの元へ行くと言う。
ドクターのいる棟にやって来ると、別の者も咳き込み、血を吐いていた。別の房では転化した人物が檻に鍵をかけて閉じ込められていた。奥からドクターが出てきたが、彼も正常ではない。彼は始まっていることを伝えなければ、とつぶやいた。
委員会の会議で、ハーシェルはD棟で生き残った全員が感染していると報告する。ハーシェルは抗生物質が必要だと言い、獣医科大学にならそれが残っているだろうと予測する。
早速ダリルとミショーンが現場に向かうことになる。その間、『弱者』を一か所に集めて隔離しておきたいと提案するハーシェル。『弱者』は子供たちを念頭に置いて発言したが、グレンから老人は隔離の必要がないのかと問われ、顔を上げる。
カールは自分が他の子どもと同様に隔離されることに不満を覚えながらも、荷物をまとめて自分の房を出た。
そのころ、グレンの房を訪れたマギーは息の荒い恋人を見つけ、様子を伺おうとしていた。それを手で制するグレン。彼は自分も発症したと告げる。
ダリルは出発の準備を進めていたが、もう少し人手が欲しいと考えた。ボブ(先日スーパーマーケットで棚を倒してしまった黒人の青年)ともう一人…。彼はタイリースを探して屋内を回り、感染者の隔離棟から離れようとしない彼に、薬がなければ人を救えないと告げて、気が変わったら正門まで来いと言い残す。
ハーシェルは何を思ったか、森へ向かおうとしていた。そのときカールに出くわす。カールは理由も言わずに出かけようとする彼を止めようとするが、ハーシェルは頑なだった。カールは説得を諦め、ハーシェルについて行くことにする。
感染者は一か所の隔離された棟に集められていた。嫌がる人々をその棟に誘導する辛い役回りはキャロルだった。やがて、先日父親が亡くなったばかりの姉妹の姉も現れ、キャロルは涙をこらえて彼女を中に誘導する。
ハーシェルは森で薬草を摘んでいた。静かに薬草を摘んでいたが、カールが付近にウォーカーの気配を感じる。もう動けないウォーカーや足が獣用の罠にかかって素早く動けないウォーカーだった。撃とうとするカールだったが、ハーシェルは必要ないと言って戒め、そこを立ち去る。
タイリースはガラス越しに妹と面会し、その足で正門へと向かった。ダリルにまだ乗る余地はあるかと尋ね、支度してくると言って一旦立ち去る。途中でキャロルを見かけたため、彼が出かけている間、妹のことを頼むと言って屋内へ向かった。
彼が立ち去った後、キャロルは何か辛いことがあったかのように物に当たり、癇癪を起した。
ハーシェルは先ほど森で摘んできた薬草を病人に与えるために隔離棟へ向かおうとしていた。それを止めようとするリックとマギー。しかし、彼は何をするにも命がけなら、今回自分は病人を救うことに命を懸けたいと言って隔離棟の中に入っていった。
リックは中庭で現場検証をしていた。そこに犯人の手形と見える血のりを見つける。
彼が外に出ると、キャロルが外周のフェンスの外にいた。川から引いていた井戸から水が得られなくなっていたため、川に入れていたホースの整備をしていたのだった。
単独行動で危険なことをしていたキャロル。案の定ウォーカーたちが集まってきてしまい、危険な状態になるが、リックの援護のおかげでフェンス内に戻ることができた。
ダリルたちが車を走らせていると、ラジオから人の声が聞こえた。「生きることに決めた」と言うようなことを言っているその人物。ダリルがラジオの調整に気を取られていると、突然目の前にウォーカーが現れた。数体のウォーカーをよけて蛇行したあと、車を停めると、そこには何百、何千というウォーカーの群れがあった。
慌ててバックで逃げようとするものの、ひき殺したウォーカーが積み重なって車が動かなくなってしまう。仕方なく、車を出て、手薄と思われる方角へ走り始めるダリルたち。しかし、なぜかタイリースは車中にとどまろうとした。
その様子を見てボブが大声で呼び掛ける。するとタイリースは意を決したように外に飛び出し、周りにウォーカーを集めながらひたすら手持ちの鈍器で彼らを始末し、ほかのメンバーに先に行くように呼び掛ける。
森の中に逃げた3人。後ろから何かが来る気配に立ち止まったが、姿を現したのはウォーカーだった。ボウガンを構えたダリルだったが、ウォーカーのさらに後ろからタイリースが現れ、それを屠った。合流した4人は再び森の奥へと走っていく。
井戸から水を汲んで、貯水用のタンクに移す作業を行っていたキャロルをリックは呼び止めた。皆のために自分を犠牲にし過ぎていないかと気遣うリックだったが、彼は彼女に「カレンを殺したか」と問うと、間髪入れずに「ええ」という答えが返ってきた。