ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン5 第7話 「私の名は…」 あらすじ・ネタバレ


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荒野の取引現場に車で向かう3人。マイクはウォルターに自分のゲームは自分でやれと言う。

取引相手に「メチルアミンは渡さない」と言い放つウォルター。彼らに製造をやめて販売網を渡せば35%の取り分を渡すと交渉を始める。品質の良さから、自分のブルー・メスの販売額の35%であれば今よりも稼げるだろうと説明する。

まだ強気の相手に自分の名前を知っているだろうと問いかける。グスタボを殺したハイゼンベルクだと認識させ、マイクに500万ドルの金を紹介料として渡せと言うウォルターだった。

取引相手は500万ドルを置いて立ち去った。しかし、抜けるはずだったジェシーの分の取り分が無かった。ウォルターは新しい取引が始まって当分は手伝って欲しいと言い、ジェシーを引き止める。

マイクは元グスタボの部下への口止め料は自分が払うので心配が無いことと、DEAに仕掛けた盗聴器は早めに回収しろと言い残して去っていく。

スカイラーは洗車場を閉めてオフィスで待っていた。ウォルターが戸を叩く音を聞き、シャッターを開けると彼が中に入ってきた。台車に乗せて洗車レーンにおいてあったタンクを回収しに来たのだった。

ジェシーがバックでトラックを乗り入れ、タンクの台車とつなぐ。もうスカイラーに何の遠慮もしないウォルターだった。

銀行の私書箱を開けに来た男がいた。案内係は10個近い私書箱のマスターキーを開けて出て行く。男はそれらの箱に一つ一つ札束を詰めていく。そして最後の箱にケイリー宛の手紙を入れた。

男は外に出るとマイクの車に乗り込んだ。もう私書箱に入れるスペースがないので、しばらくはこまめに金を詰めるしかないと彼は言って車を降りる。

その後マイクは荒野でDEAの盗聴器の声を聞いていた。彼への令状が出たことをハンクに報告するゴメス。マイクはそれを聞いて手持ちの銃器をすべて井戸に投げ捨てた後、町に戻り自分の車を駐車して鍵を隠し、タクシーに乗り込む。

自宅でマイクがコーヒーを飲んでいると、ハンクたちが家宅捜査にやってきた。しかし、証拠は一切でなかった。

ウォルターが装置のメンテナンスをしているとジェシーがやってきた。ジェシーが話をしたいと言うが、その話を聞こうともしないウォルターは、生産量を上げたい、ジェシーに新しいラボを任せるなど、彼が足を洗うタイミングを失うような提案を積み重ねる。

しかし、取り分をもらったら足を洗うと再度言い返すジェシー。それを受けてウォルターは血に汚れた金は純粋な心を持つジェシーには不要ではないかと言い出す。金を払わず話を引き伸ばそうとするウォルターに呆れたジェシーは、金を払う気がないならそれでいいと言い残して出て行くジェシー。残されたウォルターは彼の意外な反応に1人で声を荒げる。

ハンクはオフィスでビデオ会議に参加していたが、マイクの資料を読みふけっていた。会議が終わると画面の向こうの上司から部屋に残るように言われる。上司はマイクの捜査にかけている予算は他の事件の捜査に回せと命じる。

上司との会議が終わったところでゴメスが部屋に入ってくる。ハンクは彼にマイクの弁護士をつけろと命じる。

ウォルターは助手としてトッドをつけていた。手順をイチから教えるのでしっかり学べと言う。彼に丁寧に手順を教え込むウォルター。休憩時にテレビを見るウォルターの横で熱心にメモを見返すトッド。

一通りの作業を終えて報酬の話をしようとしたウォルターだったが、トッドは作業を覚えてからで良いと断る。

その日も弁護士が銀行に現れたが案内係の女性の様子がおかしかった。弁護士が私書箱で金を詰めながら、ふと扉を見やるとゴメスが立っていた。

ウォルターはハンクのオフィスを訪れ、スカイラーとの不仲をひとしきり涙ながらに語った後、ハンクにコーヒーを要求して部屋を出て行かせ、盗聴器を回収する。

ハンクがコーヒーを持って入ってきてすぐ、ゴメスがドアをノックした。オフィスのすぐ外で弁護士を落とせそうだと報告するゴメス。それを漏れ聞いたウォルターは顔色を変える。

マイクが公園で遊ぶ孫娘を見守っていると、弁護士から電話が入った。彼は例の金の件で相談したいといい、マイクの居場所を尋ねる。公園の名前を言って電話を切るマイク。

そしてまたすぐにマイクの電話が鳴る。今度はウォルターからだった。電話の主に驚くマイクだったが、ウォルターはマイクの関係者がDEAに寝返ったことを報告する。

電話を切ってマイクが周りを見回すと、すでに警察が集まり始めていた。

何とか逃げおおせたマイクはソウルに電話をかける。彼に空港に隠してある逃亡用の金を代わりに回収してきて欲しいと言う。しかし、ソウルはマイクの代理人としてDEAに顔を知られているため動けないと言う。

その場にいたジェシーが金の回収に行くというが、マイクはそれを許さない。そこでウォルターは自ら手を挙げる。

荒野で待つマイクに金を届けるウォルター。金を渡す前に残り9人の名前を教えろと言うが、マイクは口を割らない。さらに追及するウォルターだったが、マイクはウォルターが自分の領分もわきまえず、プライドとエゴのためにグスタボに逆らったためにすべての歯車が狂ったと反論し、車に乗り込んだ。

真実を言い当てられ、何も言い返せないウォルターだったが、車に戻りすぐにマイクの車に歩み寄る。金の入ったカバンを開けて中身を確認したマイクが、忍ばせていた拳銃がなくなっていることに気づいたとき、車の横に来たマイクが弾を放ち、マイクは被弾する。

すぐに車を走らせるマイクだったが、すぐに道の脇の岩に衝突する。ウォルターが駆け寄るとマイクは車外に逃走していた。

マイクの後を追って草むらをかき分けるウォルター。マイクは川べりで岩に腰掛け、じっとしていた。彼の手には拳銃があったが、それをそっと取り上げるウォルターに何も抵抗をしなかった。

言い訳がましくマイクに謝罪の言葉を述べるウォルターだったが、マイクは「静かに死なせろ」と彼の言葉を阻んだ。

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