ウォルターの元の自宅にDEAの保護の担当者がやってくる。ハンクの家に家族全員で避難する算段だった。しかし、ウォルターは自分が狙われているので、自分が行くと全員を危険に晒すことになると言って、自宅に残ると言う。
家族が家を離れた後、プールサイドのベンチに一人腰かけるウォルターは、横のテーブルに置いてある拳銃をもて遊んでいた。
ハンクの家は厳重に警護されていた。ウォルターがその場にいないことを心配するフリンとマリー。ハンクは自分がグスタボの周辺を調べ始めた途端にこのありさまであることを指摘し、ゴメスにクリーニング工場を調べに行けと言う。
ゴメスはもう一人の同僚とクリーニング工場を訪れ、現場管理者に中を見せて欲しいと言う。令状を取って捜査を行うと一日休業になってしまうので今すぐに調べさせたほうが良いと説得する。
現場管理者が了承すると、ゴメスの同僚は車から麻薬捜査犬を連れ出して中を調べ始める。写真を撮って回るゴメスと犬を連れて歩く同僚。その地下ではジェシーが装置を停めて様子を伺っていた。
そのときグスタボから電話が入り、これがウォルターを野放しにしていた結果だと指摘する。それでもジェシーはウォルターを殺すのであれば自分はグスタボと手を切ると伝える。
工場からのトラックに乗せられて荒野に停めてあった自分の車に戻る。携帯にはソウルからのメッセージが6件入っていた。
ソウルのオフィスを訪れるジェシー。ソウルは自分の身を隠すので預かっていた金を返すと言う。そして口を滑らし、ウォルターが荒野に拉致され、家族を皆殺しにすると脅されたことを話してしまう。
ハンクは工場の写真を確認しているが、そばに来たスカイラーに特に異常はないと言う。スカイラーはウォルターに電話をかけるが、彼は電話に出ない。テラスに出て見張りをしているDEA捜査官に煙草をもらい、気を紛らわせるスカイラーだった。
自宅でくつろいでいるジェシーの携帯に電話が入る。アンドレアから息子が病院に運ばれたという内容だった。病院に駆けつけるジェシーだったが、アンドレアの話を聞く限り、朝はなんでもなかったのにどんどん容態が悪くなっていると言う。
落ち着くために表に出て煙草を吸おうとするジェシー。しかし、煙草の箱にはリシンを入れた煙草がなかった。ジェシーは小児用ICUに駆け込み、アンドレアを連れ出すと、医者にリシンかもしれないと言えと伝え、病院を離れる。
ジェシーはウォルターの自宅を訪れていた。家族が危機に面していることを嘆くウォルター。ウォルターが外の様子を伺っている間に、ジェシーはテーブルの上の拳銃を手に取り、ウォルターに銃口を向ける。
ジェシーはなぜあんなことをと問い詰める。アンドレアの息子に毒を飲ませた身に覚えのないウォルター。ジェシーはリシンのことを知っていたのは自分たちだけだと言って聞かない。
しかし、ウォルターはこれはグスタボの作戦だと見抜いた。これは子供を利用してジェシーがウォルターを恨み、殺すように仕向けるためのものだと説明する。
納得したジェシーはグスタボを殺しに向かおうとするが、ウォルターはおとなしく帰れと言う。それを拒否したジェシーに『ならば私も手伝う』と言うウォルターだった。
ジェシーが病院を訪れると、看護師に制止させられた。家族が望んでいないので病室には入れないのだと言う。
その夜を病院で過ごしたジェシーだったが、朝になるとタイラスがラボに連れて行こうとする。力づくでジェシーを連れて行こうとするタイラスだったが、周りの目を利用してそれを躱すジェシーだった。
その場を追いやられてグスタボに報告するタイラス。ジェシーはウォルターにメールを打ち、グスタボの注意を引いたことを報告する。
そのころウォルターは自宅で手製の爆弾を作ってテストを行っていた。
グスタボが病院を訪れジェシーを呼び出す。グスタボはビジネスなのだからラボに戻って作業を始めろと言う。小さな男の子が毒物によって命の危険に晒されているのでこの場を離れたくないというジェシー。
グスタボは今作業中のブツはタイラスが処分して掃除しておくので、来週戻ってきたら作り直せと命じ、部屋を出る。
グスタボとタイラスたちが駐車場に戻る姿をウォルターは遠くのビルから双眼鏡で見ていた。手には爆弾を遠隔操作するためのリモコンがあった。あと数十メートルで車と言うところで足を止めるグスタボ達。
注意深く周囲を見回し、結局車に乗らずにどこかへ立ち去るのだった。グスタボを殺す機会を失ったウォルターはその場でへたり込むのだった。