広場に連れ出され、今にも処刑にあいそうな二人のために飛び出したアンドレアだったが取り押さえられる。そして、ガバナーは兄弟に対して命を懸けて戦えと命じる。
メルルは言われるがままにダリルを殴り始める。そのうち、二人を囲むように首輪をつけたウォーカーたちが連れ込まれる。メルルとダリルは一時休戦し、ウォーカーを排除することにする。
彼らがウォーカーたちを蹴り倒し、住民たちが混乱を始めたところで、狙撃が始まった。リックたちが外から彼らを救出するために戻ったのだった。煙幕を張り、二人を救出して逃げるリックたち。ガバナーは思いのほか冷静にその姿を眺めていた。
リックたちは森を抜けミショーンとグレンに合流する。二人はメルルを見てとっさに銃と刀を取り出すが、止められる。しかし、悪態をつき続けるメルルはリックに後頭部を殴られ気絶させられてしまう。ダリルは苦い顔をするが、何も反論しなかった。
ミショーンを除くメンバーたちはメルルを刑務所まで連れていくかどうか相談していた。彼を受け入れられないと言うメンバーたちに対し、ダリルは別れを告げ、メルルと共に生きていくと言って離れる。
刑務所に戻るのはリック、グレン、マギー、ミショーンの四人となった。
刑務所に逃げ込んできたグループのリーダー的存在の男性はタイリースという名だった。タイリースのグループはウォーカーに噛まれて射殺したドナを埋めるために屋外に出ていた。
グループのうち二人の男性は現在刑務所にいるのが女子供ばかりであるため、武器を奪って刑務所を乗っ取ることを提案する。しかし、タイリースはその考えを却下した。
ウッドベリーは喧騒に包まれていた。街からの脱出を図る住人達がバリケードに集まっていたのだ。リックたちテロリストに狙われていると考えた彼らは、町の外の方がマシだと思ったらしい。
騒ぎを収めようとするアンドレアたち。そのとき、遠くから悲鳴が聞こえてくる。様子を見に走るアンドレア。そこには、リックたちが脱出した壁の隙間から侵入したウォーカーが住人を襲う姿があった。大きな被害は出なかったものの、住人の動揺は大きかった。
リックたちが車で刑務所に戻ってくると、キャロルとカールが走り寄った。キャロルはリックからメルルが離れたことを聞き動揺する。しかし、彼女はダリルにも信念があるのだと自分を納得させる。
アンドレアは住人たちの動向に興味のなさそうなガバナーに詰め寄る。そして、ダリルが襲撃に来た理由はグレンやマギーを捕らえていたことによると知る。そこにミルトンがやってきて、住人たちの収拾がつかないと報告する。
動こうとしないガバナー。代わりにアンドレアがミルトンと共に住人の説明にあたる。ミルトンが彼らを説得しようと試みるが、効果はなかった。しかし、アンドレアの熱のこもった話に住人はある程度冷静になり、とりあえずその場は解散となる。
リックたちはガバナーの襲撃に備え、人数と武器の補強が必要だと考えた。タイリースとの対話に臨むリック。タイリースは何か事が起きればリックのチームの味方をすると約束する。しかし、リックはその申し出を簡単には受け入れられなかった。
ハーシェルはリックに小声で話しかけ、今回ばかりは君の選択が間違っていると告げる。考えを改めようとするリック。ふと彼が視線を挙げると、窓際にローリのシルエットが目に入った。
動揺に声を荒げ始めるリック。彼のチームのメンバーも、タイリースのメンバーもその豹変ぶりに驚く。銃を取り出してわめき続けるリックが何をするか分からないことから、グレンがいったんタイリースのメンバー達をその場から離れさせるのだった。