ウッドベリーの非戦闘員を射殺し、その場を立ち去った後、ガバナーはキャンプをして夜を過ごしていた。一体のウォーカーが近寄って来るが、ガバナーは全く反応しない。それをマルティネスが撃って救う。
翌朝、テントから這い出たガバナーの周りには誰もいなかった。1人、トレーラーでウッドベリーに戻ったガバナーは街に火をかけた。
その後、数カ月さ迷い歩いたガバナーは、あるアパートに人影を見つける。中に入ると、若い女性と小さな女の子、そしてもう一人若い女性が銃を構えて姿を見せた。ガバナーは自らの銃を床に下ろし、敵意がないことを見せる。
さらに奥には体の自由がきかなさそうな老人の男性もいた。銃を構えていた女性はタラと言い、ガバナーに攻撃的な話し方をした。もう一人の女性はタラの姉らしい。タラは自分が警官であり、十分な銃弾を持っていることを主張した上で、家族に手を出すようなことがあれば容赦しないと宣言する。そしてガバナーは自分をブライアンと名乗る。
そのうえでタラは銃を返そうとするが、姉がそれを許さず、銃はガバナーがその場にいる間は預かられることになった。とは言え、姉はガバナーに豆の食料を渡すなど、世話を焼く。
彼女たちは父親(不自由な男性)がトラックの運転手で、食料から何からトラックに積み込んで助けに来てくれたおかげで、とりあえずの難を逃れることができたのだと話す。おかげで食料には不自由しないらしい。
父親はガバナーと二人きりになった際に、別の住人が持っているはずのボードゲームを孫のために取ってきてくれないかと頼む。ガバナーは頼まれた通りにその部屋に行きボードゲームを見つける。そこには銃弾もあった。
しかし、物音がするのでバスルームに行くと、浴槽には両足の無いウォーカーがいた。ガバナーはそのウォーカーを屠り、それが腰のあたりに持っていた拳銃を手に取る。
翌朝、ガバナーはタラの姉に、ウォーカーは頭を打たないと死なないと言い残して出ていこうとする。しかし、タラの姉は父親が使っている酸素タンクを補充したいので手伝ってくれないかと言う。
ガバナーは一人で近所の病院へ向かい、日中でも暗い病院の中を探索する。中には何体かのウォーカーもいたが、それらはベッドに拘束されていたり、脚が悪くて車いすに座って動けない者ばかりだった。
やがてガバナーは多量のタンクを見つけるが、徐々に物音を聞きつけたウォーカーが集まってきたため、ケガをしながらも命からがら1本だけタンクを持って帰る。
タラの姉は、ガバナーの傷の治療にあたる。そして、ガバナーを招き入れたのは娘のメーガンが最初にガバナーを見たときに父親だと思ったからだと告白する。彼女の父親は3年前にビールとタバコを買いに出て行ったっきり戻らないのだと言う。
タラの姉と入れ替わりにメーガンがやってくる。ガバナーはメーガンとの会話で心を打ち解けあい、チェスをする仲となる。しかし、チェスを打っている間に、余命僅かと思われていたタラたちの父親が他界する。タラたちは父親を看取ることができて幸せに感じていた。
しかし、父親も転化してしまう。とっさにガバナーが酸素ボンベで殴りつけ、ベッドのそばにいたために掴みかかられたタラを救う。
目の前で祖父を殺されたように見えたメーガンはガバナーに対しておびえてしまった。一方、タラは自分を救ってくれたガバナーに感謝を示す。
メーガンに自分の娘の姿を重ねていたガバナーは、自分にあてがわれた部屋に戻り、自分の家族の写真を燃やす。
そしてアパートを出ていこうとしたガバナーは、最後の挨拶をするために彼女たちの玄関ドアをたたく。しかし、出てきたタラの姉がここよりも良い場所を探して一緒に行きたいと言う。
ガバナーと女性3人は父親のトレーラーで旅を始める。メーガンはまだガバナーを恐れているが、大人の女性2人はガバナーを信頼しているようだった。やがて姉はガバナーに男女としても心を許すようになる。
ある時、車が故障してしまい、4人は徒歩で移動を始める。そこにウォーカーの群れが現れたため、4人は荷物を捨てて逃げることにする。メーガンもガバナーを頼りにすることで逃れることができ、再び打ち解けることができた。
しかし、ガバナーがメーガンを抱えて逃げる途中、落とし穴のようなところにはまる。そこにいたウォーカーを退け、2人で安心しあっていると、頭上にマルティネスが現れた。