ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン4 第5話 「遠のく希望」 あらすじ・ネタバレ


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ハーシェルは今にも倒れそうなサシャとグレンとともに、病人たちを回診していた。ある者はすでに目鼻から血を流して死亡していたが、頭部にナイフを突き立てようとするグレンを抑えて、その死体を担架に乗せ外に運び出す。

周りのものに気づかれないように運び出そうとするが、リジーに見つかってしまう。ハーシェルは彼女に本を読むように言いつけ、おとなしく引き返らせる。

隔離棟から出たところでグレンが遺体の頭部にナイフを刺し、転化を防いだ。

マギーは父を案じ、ガラス越しに面会し、交代を申し出るが、ハーシェルの意思はダリルたちが薬を持って帰ってくるまで頑張ると言って断った。

リックが刑務所に戻るとマギーが一人でフェンスの外のウォーカーを排除するために奮戦していた。

リックを導きいれるものの、キャロルと一緒でないことを問い詰めるマギー。リックはカレンを殺したのがキャロルだったので、タイリースたちが戻る前に車や物資を渡して出て行ってもらったと正直に告げる。マギーは多少動揺するものの、良く決断してくれたとリックを労う。

症状の悪化したドクターは、自分はもう助からないとハーシェルに訴え、持ち込んでいた散弾銃を彼に見せる。ドクターを励ますハーシェルだったが、彼はすでに血の涙を流し始めていた。

やがて、棟内の目立つところで一人の男が息絶える。それを見て不安に思う人々。ハーシェルはその人々にそれぞれの房に戻るように言う。サシャが担架をもってきて遺体を乗せるのを手伝うが、彼女もかなり悪い状態だった。

ハーシェルは一人で遺体を運び出し、自ら遺体の頭部にナイフを突き立てる。それをリックがガラス越しに見ていた。リックもハーシェルの身を案じたが、ハーシェルは気丈だった。そして、リックはハーシェルにキャロルのことを告白する。

ハーシェルが中に戻ると、ついにサシャが倒れていた。ハーシェルが彼女を介抱している間に、別の房では血を噴き出していた患者が目を覚ましていた。

サシャはドクターが用意していた点滴を打ってもらったことで何とか目を覚ますことができた。

一方そのころ、グレンが介抱していた別の患者が息絶え、グレン自身も吐血して倒れてしまう。リジーが倒れたグレンを見つけ、大声でハーシェルを呼ぶが、グレンが看取った患者が転化して動き出す。

そしてハーシェルは別のウォーカーに襲われ、床に倒れこんでしまう。何とか別の患者の女性がウォーカーを引きはがして彼を救うものの、同時に銃を持って救いに出てきた男の患者が別のウォーカーに襲われる。腕を噛まれた男の患者は銃を暴発してしまい、それによってハーシェルを救った女性の患者が撃たれてしまう。

リックとマギーは外でフェンスを補強しながらその銃声を聞いた。リックはマギーに様子を見に行かせる。

ハーシェルが身を起こすと、すでに凄惨な状況だった。そして階上ではリジーがグレンからウォーカーを引き離すため、自らおとりとなってウォーカーを引き付けていた。

リックは屋内に戻り、カールに手伝って欲しいと声をかける。直ちに応じるカール。

ハーシェルはまずリジーを救い、ドクターに銃をもらいに行くが、ドクターもすでに転化していた。ハーシェルは仕方なく檻越しにドクターを屠り、中に入る。

リックとカールはフェンスを補強していたが、その甲斐もむなしく、ついにフェンスが破られてしまう。とっさに逃げて事なきを得た二人だったが、リックはフェンスの代わりに敷地内に置いてあるバスを使ってバリケードにするという。

ハーシェルはドクターの銃を、リックとカールも敷地の自動小銃を手に取る。屋外と屋内の両方でウォーカーの掃討が始まった。

カールはリックの想像以上に銃を使いこなし、彼を助ける。そのころ、屋内ではマギーがガラス窓を割って隔離棟に侵入し、ハーシェルを助ける。

グレンはのどに血を詰まらせ、息も絶え絶えだったが、ハーシェルが気道確保してくれたため、なんとか一命をとりとめる。

そのころ屋外での掃討戦も終わっていた。リックとカールは倒れて蠢いているウォーカーの頭部に杭を刺し、とどめを刺していく。その時、外から近づいてくる車があった。ダリルたちだった。

タイリースは到着後すぐに隔離棟に駆け込み、サシャの様子をうかがう。やがて薬が調合され、注射器によって生き残った患者に投与される。役目を終えたハーシェルは自ら屠ったドクターの房へ行き、彼のために聖書を開くが、それが何の救いにもならないことを理解し、涙を流す。

翌朝、刑務所のメンバーは一応の落ち着きを取り戻していた。グレンも一命をとりとめたらしい。ハーシェルにキャロルのことを尋ねるダリルだったが、ハーシェルはとにかくリックと話すのが良いと答える。

一時の平穏をかみしめるメンバーたちを、刑務所の外から見張る一人の男の姿があった。

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