ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン6 第14話 「強く在るために」 あらすじ・ネタバレ


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町で取り戻したバイクを確かめているダリルのもとにキャロルがやってきた。少し話をしてその場を去る彼女だったが、ダリルは捕らわれる前と今では彼女の態度が違うことに気付き、彼女たちを捕らえた人物に何かされたのかと問う。だがキャロルは何もされていないと答えるだけで、その場を立ち去った。

ロジータはスペンサーと関係を持ったものの、恋人ではないと割り切った態度だった。そのロジータデニースが薬の調達に連れて行って欲しいと頼む。そして、その日警備の担当ではないダリルとロジータが、初めて町の外に出るという彼女の護衛として薬屋に向かうことになった。

車で出かけた三人だったが、道をふさぐように倒木があるのに気づいて車を停める。デニース以外の二人が周囲を見回り、安全を確認してからデニースも車を降りる。

目の前に線路があり、そこを辿れば近道であると主張するロジータだったが、なぜかダリルは頑なにそれを拒み、道を歩いていく。デニースもダリルの後を追うが、ロジータだけは線路に沿って歩き出した。

先に目的地付近に到着していたロジータと合流し、薬屋まで到着した三人。ダリルはバールを使って扉をこじ開ける。

そのころ、ユージーンとエイブラハムもどこかの工場跡地のような場所に来ていた。そこでユージーンは銃弾を製造するつもりなのだと言う。そのような平凡な工場で銃弾を作れるユージーンを褒めるエイブラハムだった。

そのとき、工場の奥から一体のウォーカーが現れる。ユージーンは自分の力でウォーカーを排除できると言って立ち向かうが、なかなか屠ることができず、ジリ貧となってしまう。そのとき、エイブラハムが手助けしてウォーカーを排除する。

ユージーンは自分の力でウォーカーを排除できたと言い張り、エイブラハムの力添えはもはや不要だと言い切る。それを聞いたエイブラハムは腹を立て、一人で先に町に帰ってしまう。

薬屋に侵入し、奥のシャッターを開けたダリルとロジータは二人で薬の回収を始める。そのとき物音が聞こえるが、どこかにハマったウォーカーが一体いるだけだと判断し、薬の回収に戻る二人。

しかし、デニースは戦闘訓練の成果を試すべく、一人で物音のする方へ向かう。そこには朽ちて身動きの取れないウォーカーと子供の靴があった。それを見て動揺したデニースは建物を出て外で二人を待つことにする。

やがて薬の回収を終えた二人が出てくると、三人は町に戻ることにした。帰り道はダリルが進んで線路に沿って歩むことを選んだ。その心境の変化が呑み込めなかったロジータだったが、近道であることには間違いないため、ダリルと共に歩んだ。

帰り道、線路沿いに止めてあった車の中にクーラーボックスを見つけるデニース。中にはウォーカーもいた。

クーラーボックスの存在を二人に知らせるが、二人は目的を果たしたとして興味を示さない。そこでデニースは自力でウォーカーを排除してクーラーボックスを手に入れることを選ぶ。

危うくウォーカーに噛み殺されそうになるデニースだったが、ダリルたちが駆け戻るものの自力でウォーカーを排除することに固執し、命からがらウォーカーを排除する。

助けを求めずに戦ったことを責める二人だったが、デニースは一人で歩き始める。二人が追いつくと、彼女は二人に食ってかかった。二人の強さと賢さ、そして人の良さが妬ましいとまくし立てるデニースだったが、突然彼女の後頭部に矢が突き刺さる。

すぐさま反撃しようとする二人だったが、彼らを囲んだのは十数人の男たちだった。そして顔の左半分に火傷を負った男はユージーンを連れていた。

火傷の男は以前ダリルからバイクを奪った男だった。ダリルは以前に男を殺さなかったことを後悔した。男は自らを「D」または「ドワイト」だと名乗った。

その言葉を聞きながらユージーンが脇に目をやると、エイブラハムが森に潜んで様子を伺っていた。

ドワイトはダリルたちに住処まで案内しろと命令した。命令を聞くまでに誰を殺せばいいかと尋ねるドワイトに、ユージーンは影に潜む男を最初に殺せばいいと答える。指示された方向に視線を送るドワイトたち。そのとき、跪かされていたユージーンがドワイトの股間に噛みつく。

ドワイトの悲鳴をきっかけにエイブラハムが銃撃をはじめ、ダリルとロジータも武器を構えて戦闘を始める。三人の戦闘力は男たちを上回っており、彼らは撤退していった。ユージーンも流れ弾をわき腹に受けていたが、かすり傷程度だった。

戦闘を終え、ユージーンが抱えられて町へと戻る。デニースの遺体は一旦その場に残すしかなかった。町に着いてからエイブラハムとユージーンは和解した。

その後ユージーンはサシャの元に向かい、自分の気持ちを告白する。

キャロルは置手紙をして町を出て行った。恵まれたこの町は他者に狙われ続け、愛する人たちを守るために他人を殺し続けなければならないことに気持ちが抗えなくなったのだった。

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