ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン2 第12話 「深い森の中で」 あらすじ・ネタバレ


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デールの葬儀の後、ウォーカーの侵入経路を捜索しつつ、周辺のウォーカーを掃討するのは、シェーン、ダリル、Tドッグ、アンドレアの4人だった。散在するウォーカーは武装した四人にとっては大した脅威ではなく、各個撃破していく。

季節は秋に入りかけ、農場の小川が干上がり始めていた。そのためウォーカーがぬかるみに捕らわれることなく農場に侵入してきたらしい。農場には牛が50頭ほどおり、それらがウォーカーを引き寄せるとマギーは言う。

ハーシェルは全員を屋内に避難させることを決意し、リックはそれを受けて各個に役割を命じる。

リックはダリルと共にランダルを遠くに捨て置いてくると言い、その間のことをアンドレアに託すことにした。リックはアンドレアにシェーンの制御を期待していたが、アンドレアはその役割を好ましく思わなかった。

カールは一人で作業をするシェーンの元を訪れ、ダリルから銃を盗んだことと、デールを襲ったウォーカーを殺せなかったことを告白する。デールが死んだのはカールのせいではないと励ますシェーンだったが、カールはダリルの銃を彼に渡し、その場を離れる。

シェーンは高さ10mほどの風車の中ほどに、足場とするための板を並べる作業を行っていた。それを見つけたローリが近づく。

ローリはシェーンに救われてアトランタから脱出した日のことを思い出し、改めて謝意を伝える。それと同時にこれまでの行いに対しての謝罪も言って立ち去る。このタイミングでの礼と謝罪にの意味が分からないシェーンだった。

シェーンはリックの元を訪れ、カールのことを話し、リック自身も彼と話すように言う。ランダルの対処が先だと言うリックだったが、息子より囚人が優先されるはずがないと言い、カールから預かった銃を返すようにリックに渡す。

リックは納屋の階上で自主的に見張りをしていたカールの隣に座り、銃を持っておけと渡す。彼を励ますリックはもう子ども扱いしないと言う。

ランダルが拘束されている小屋を訪れるシェーン。目隠しをされているランダルには誰が来たのかもわからない。見張り用に彼の前に置いてある椅子に座ったシェーンは、とっさにランダルの体を前に傾ける。ランダルの手首は血にまみれており、手錠から逃れようともがいた跡があった。

ランダルを運送する準備の整ったリックはTドッグに彼を連れてくるように頼む。Tドッグが小屋に行くと、そこにはランダルの姿がなかった。

シェーンはランダルを森の中に連れ込み、目隠しとさるぐつわを外す。彼にギャングのキャンプの位置を聞くと、自分もそちらのグループに移りたいから連れて行けと言う。

シェーンの本心を知り、急に仲間意識が芽生えるランダルは、手を拘束されたままながら、彼を案内し始める。森の中を歩いてしばらくすると、シェーンは人目がないことを確認したうえで、音もなく彼を殺害すると、近くの木に向かって自らぶつかり、顔に傷を作る。

ランダルをとらえていた小屋の周りにはメンバーが集まり、失踪の原因を探っていた。森から小屋の付近に戻ったシェーンは思いのほか失踪の発見が早かったことを知る。

自分の銃を落ち葉の下に隠したシェーンは大声でメンバーに呼び掛け、後ろから殴られて銃を奪われたと伝える。シェーンの顔の出血を見て、その言葉を疑わないメンバーたち。リックはダリルとグレンについてくるように言い、ほかのメンバーたちは家屋へ戻る。

四人でランダルの後を追い森に入ると、リック/シェーン、ダリル/グレンの二人組に分かれて捜索を始める。

やがて日は沈み、森の中は暗くなっていた。リックは必ずシェーンの後ろを歩くようにしており、シェーンもそのことに気付くが何も言わない。

ダリルとグレンは再び元の場所に戻り、足跡を徹底的に追う。そこには二人が並んで歩いた跡、木についた血、ランダルの目隠しなどが残っていた。そのとき物音がし、木の陰に隠れる二人。しかし、その二人をウォーーカーが襲う。格闘の末殺したウォーカーはランダルだった。

ダリルはウォーカーとなったランダルの首が折れていることに気付く。噛まれた後もなく、ウォーカー化したランダル。意味の分からないままその場を離れる二人だった。

リックとシェーンは森を抜けて開けた場所にやってくる。リックはすでにシェーンのことを疑っており、シェーンはこの場で決着を付けた後に、ランダルがリックを殺し、そのランダルを自分が殺したことにするという筋書きを話し始める。

リックに銃口を向け、彼にも銃を取るように言うシェーン。しかし、リックは銃を構えるではなく、手に取った銃を手先にぶら下げるだけにする。シェーンのプライドから丸腰のリックを撃てないとわかっての行為だった。

ぶら下げた銃を前に出し、じわじわとシェーンに近づくリック。その銃をシェーンが受け取ろうとした瞬間、腰に差していたナイフを手にシェーンの胸を刺す。シェーンが息絶えたのを見届けて、一声吠えるリックは絶望のままその場に座り込む。

そこにカールがやってくる。父親に声をかけるカール。息子に歩み寄るリック。リックの背中にはシェーンの遺体がある。

カールは父親に銃を向けた。リックは誤解を解こうと息子に歩み寄る。しかし、カールはそのまま発砲する。が、リックの背後で物音がする。振り向くと、そこにはウォーカー化したシェーンが頭を撃ち抜かれて倒れていた。

たった今自分が殺害した人物がウォーカー化したことに戸惑いを覚えるリック。

そのころ農場の周りにはウォーカーの群れが集まっていた。

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