ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン1 第1話 「目覚めの朝」 あらすじ・ネタバレ


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パトカーに乗った男性保安官が横転した乗用車のそばにやってくる。保安官は車のトランクからガソリン用のポリタンクを取り出し、周りを窺いながら歩き出す。周囲には放置された車が多数あり、中にはハエが群がっている死体もあった。

保安官が放置された車からガソリンを抜き出そうとしていると、1人歩く少女の姿があった。保安官が声をかけて振り向いた少女の口元は引き裂かれていたが、痛みを感じる様子もなく、彼を認識すると早足に近寄ってきた。保安官は銃を構え、少女を撃つ。

先ほどの保安官がパトカーで同僚と話している。内容は妻との不仲。彼らにとっては重要な話だが、どこにでもある日常の様子だった。そこに無線が入り、暴走車について告げる。2人は現場に急行する。

もう一台のパトカーが合流したところで予測される逃走路に罠を仕掛けて待つ。やがて容疑者の車がやってきて、罠を踏み、激しく横転する。中から出てきた容疑者達と銃撃戦になり、保安官は撃たれるが一命をとりとめる。保安官の名前はリックといい、同僚は大声でほかの仲間にリックのために救急車を呼べと叫ぶ。

入院中の視界はうつろだった。同僚が花を持って見舞いに来てくれた。花を花瓶に飾ると言って視界から離れる同僚。リックはワンテンポ遅れてジョークで返すが反応がない。

何とか脇に目をやると同僚の姿はなく、花瓶には枯れた花が入っていた。リックが今見ていたように思った景色は何日も前のものだった。やがて意識がはっきりしてくる。よろめきながらも何とかベッドから起き出すリック。

病室から出ると、病院の廊下にはカルテや担架が散乱していた。普通ではない状況に驚きつつ、ナースステーションに向かうが誰もいなかった。そこにある電話も通じない。

病院内を歩き回っていると1人横たわる姿があった。よく見れば顔はきれいに残っているものの、全身嚙み千切られたような状態だった。

恐れおののき反対方向に歩くと、南京錠と鎖で封印されたドアがあった。ドアには『開けるな。死人がいる』と書いてある。そのとき、ドアの隙間から節くれだった指が這い出てきた。その恐ろしさに、再びその場を離れるリックだった。

病院の外に出ると、シーツに包まれた遺体が何十、何百と駐車場に置いてあった。少し離れると軍の拠点が設営されたと思われる広場があったが、ヘリにも軍用車にも人がいなかった。

公園まで来ると放置された自転車があり、それに乗り込もうとしたところ、近くにあった上半身だけの遺体が動き出した。訳も分からず自転車に乗り自宅に逃げ帰る。

しかし、自宅には妻も息子もいなかった。現実と認めたくないリック。途方に暮れて自宅前の階段に腰かけると、離れたところからフラフラと近寄ってくる男性の姿があった。目を凝らして様子を見ていると、背後から近寄ってきた子供にシャベルで顔を殴られる。子供は父親に呼び掛ける。

父親は先ほどリックが視認したゾンビを至近距離から射殺し、息子に駆け寄る。しかし、リックが話をしたことでゾンビではない可能性を知る。リックは気を失った。

リックが目覚めると、そこはベッドの上だった。ただし、両手はベッドに縛り付けられている。父親が包帯を替えてくれていたものの、その傷は何だと問い詰める。銃で撃たれた傷だと答えるリックに、父親はほかに噛まれたり引っ掻かれたりしていないかと尋ねる。質問の意味を理解しかねるリックだったが、記憶にある限りはないと答える。

父親はリックの熱を測り、熱がないため死なないと声をかけ、両腕の拘束を解放する。そして、階下に降りて来いと告げる。

階下に降りると、父親と息子が食事の用意をしていた。リックはその家がフレッドの家だと言ったが、親子は気にしないという。外の様子を窺おうとするリックを止める父親。自分の銃声で集まった奴らが大勢集まっていると言った。

とりあえず食事の席に着くリック。父親は世界の状況を話し始める。ゾンビは生きた人間を求め、特に夜に活発に動き回る。噛まれたりすると熱が出て死ぬが、その後奴らの仲間として蘇ってしまうという。

翌朝、リックと親子はリックの自宅に戻る。写真や服がないことから、妻と息子が脱出した時には生きていたはずだと考える。そして脱出先として、大規模な避難所があるアトランタの名前が挙がった。

その後3人は警察署に向かい、銃器の調達を行う。親子はもう数日町に残ると言うので、リックは彼らに無線機を渡す。

そのとき、フェンスの向こうにリックの同僚の1人だったリオンのゾンビが現れる。リックはゾンビの眉間に銃を当て、その命を絶つ。

その後リックは公園に、親子は再びフレッドの家に戻った。

リックは前日に見た哀れな上半身だけのゾンビがはい回っているのを見つけると、命を絶つために眉間に銃を向け撃つ。

父親は階上に上がり、窓からライフル銃でゾンビを撃ち始める。やがて妻のゾンビもやってくる。父親は妻の命を絶つためにスコープをのぞき込むが、妻のゾンビとスコープ越しに目が合ってしまう。結局父親は妻を殺せなかった。

リックはパトカーの無線で呼びかけを行う。その無線を聞いた集団があったが、応答の声はリックの無線機に届かなかった。リックと交信を試みる集団、その中にはリックが撃たれた時のパートナーのシェーンの姿があった。そして、同じ集団にいてシェーンと恋仲と思われる女性はリックの妻であり、息子も無事であった。

道中、リックはガソリンを譲ってもらうために一軒の民家に立ち寄る。しかし、中には夫婦の遺体があるのみだった。ガソリンをあきらめるリックだったが、庭に馬が繋ぎ止められており、馬にまたがって行動を始める。

アトランタの町に着くと上空を飛ぶヘリの姿があった。馬を走らせヘリに追いつこうとするが、町はゾンビの群れによって道を封鎖されていた。踵を返すものの行く先々で群れに会い、やがて馬がゾンビの餌食になってしまう。

とっさに放置されていた戦車の中に逃げ込むリック。戦車への入口をふさぎ、頭を抱えていると、戦車の無線から呼び掛ける声が聞こえてきた。

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