ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン1 第4話 「家族への告知」 あらすじ・ネタバレ


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ハンクの職場での作戦会議からストーリーが始まる。ハンクは情報屋のクレイジー・エイトと釈放したエミリオが行方不明であることを報告する。彼らの車が荒野に置き去りにされていたことから、死亡した可能性を示唆する。

また、その車の中から見つかった高純度のメスについて、その車の付近で押収されたガスマスクについて説明する。彼はこのメスの製造者が今後の市場の王者になるであろうことを予想する。

ウォルターの自宅。ウォルターの家族とハンク夫妻は外でバーベキューを楽しんでいる。

ハンク夫妻のなりそめ話から今度はウォルター夫妻のなりそめ話となる。懐かしく心温まる話をするウォルターだったが、突然スカイラーが嗚咽し始める。なぜ泣くのか尋ねるマリー。彼女に対してスカイラーは「彼に聞いて」と席を立つ。

これを受けてウォルターは残る3人にかなり進行した肺がんであることを告白する。

屋内に戻って今後家族として何をしていくべきか相談する4人(ジュニアは部屋で音楽を聞いている)。マリーは週末が明けたら職場の専門医に最高のがんの権威を探してもらうと提案する。

ジェシーの自宅。ジェシーとその悪友2人が集まっている。メスを吸いたいと訴える2人。ジェシーは最高傑作を作ったと言う。3人はメスを服用し始める。

夜が明けて窓際に座るジェシー。ふと外に目をやると大きなバイクに乗った、いかにも悪党といった風体の2人組みが刀と手榴弾を携えて家に近寄って来た。ドアをノックする音。慌ててメスを隠したジェシーは裏口から外に逃げ出す。

ジェシーに悪党に見えていた2人は宗教の勧誘の健康的な2人組みだった。マウンテンバイクに乗って立ち去る2人。ジェシーはメスの吸いすぎで幻覚を見ていたのであった。

バスルームでクレイジー・エイトに刺された足の傷の手入れをするウォルター。咳が止まらない。

リビングに戻るとスカイラーは全米でも10本の指に入るほどのガン専門医の検診を(マリーのおかげで)取り付けることができたと報告する。しかし、保証金だけでも50万円という大金のため、医者にかかることを躊躇するウォルター。義弟のハンクにお金を借りることも快く思わず、年金から借りると嘘をついてへそくりをかき集める。

へそくりを取り出そうとしたところにジュニアが現れ、慌てるウォルター。ジュニアは迷いながらも父に対して「なんだか取り繕っている感じがして変だ。」と、その態度に不満を示す。

病院への支払い小切手を作るために銀行に向かうウォルター。途中サイレンのなるパトカーに追い抜かれたときはメスの製造がばれたのではないかと肝を冷やすが、パトカーは走り去っていった。

銀行に着くといかにも金持ちだがマナーの悪い男に出くわす。それを恨めしくにらみつけるウォルター。その男の車のナンバーは「KEN WINS(ケンは勝つ)」だった。

小学生くらいの男の子と夫妻が夕食の食卓を囲んでいる。学校での出来事について話をしていると裏庭で物音がする。夫妻が外に出てみると、そこにいたのはジェシーで、「やあ、父さん」と挨拶をする。

実家のベッドで休むジェシー。翌日の夜まで眠り続けてしまう。夫妻は息子がドラッグをやっているのではないかと疑いつつも、直接問い詰めることはできない。夫妻は以前にジェシーを突き放すことを決めたようだが、起き出してきたジェシーが夕食のテーブルのセットアップを手伝う姿を見て、徹しきれない。

ジェシーは弟のジェイクの部屋でくつろいでいる。弟はメダルや楯を多数持っており、優秀であることが伺える。兄弟の仲は決して悪くないようだ。

途中、母が入ってきて様子を伺うが、母の目はジェシーにとっては邪魔者扱いされているように見えた。そのことを弟に伝え、弟は両親のお気に入りだと言うジェシー。しかし、ジェイクは両親はいつもジェシーの話ばかりしていると言う。

寝付けないジェシーは部屋で自分が子供の頃に書いたイラストを見ている。中には化学のホワイト先生(ウォルターのこと)をパロディ化したイラストもあった。思わず微笑むジェシー

そのとき先日自宅でメスを与えた仲間の1人から電話がかかってくる。先日のメスはもっとないかと問う。金持ちのいとこが、あの品ならもっと買いたいと言っているそうだ。

スカイラーが出かけた後にウォルターの自宅でチャイムを鳴らす人物。ウォルターはジェシーの突然の来訪に驚く。ジェシーは以前に作ったメスが評判で需要があることから、また作らないかともちかける。

クレイジー・エイトたちのことからメスの製造にこりごりしているウォルターは、ジェシーに帰れと告げる。ジェシーは先日の分け前と言って40万円を放り投げて、悪態をつきながら帰る。

医者の執務室でガンの専門医に治療の方針やその影響について説明を受けるウォルター夫妻。好ましくない副作用を並びたてられ気が遠くなる思いをしながら、呆然と話を聞く。

ジェシーの母が部屋の掃除をしていると植木の中からタバコ(マリファナ?)を見つけてしまう。リビングでジェシーを問い詰める夫妻だったが、ジェシーは知らないという。完全にジェシーを疑っている2人はジェシーを家から追い出す。

家から出てタクシーを待つジェシーの元にジェイクが現れ、助かったと告げる。出て行くときにジェシーが手にしたタバコを返してもらおうとするが、ジェシーはそれを投げ捨て「やめておけ」と告げて去る。

自宅に戻ってガンの治療費について話し合うウォルター夫妻。死を覚悟しているウォルターは家族に借金を残して死ぬことを恐れ、治療を受けることに対して後ろ向きな発言をする。それを聞いたジュニアは父に対して「だったら諦めてすぐに死ねばいい」と暴言を投げかけてしまう。

運転中に咳が止まらず、ガソリンスタンドに車を停めるウォルター。そのときマナーの悪い車が同じスタンドにやってきた。ナンバープレートは「KEN WINS」。男はスタンドのオフィスに入っていく。

ウォルターはふと立ち上がり、男の車に近づいていく。男がオフィスで気を取られているうちに、エンジンルームを開け、洗車用の洗剤がついた濡れたスポンジを突っ込む。

電気系統がショートし、発煙するクルマ。カバーを閉めて、そ知らぬ顔で立ち去るウォルター。その背後で車は漏電から炎上を始める。男は慌ててオフィスから出てくるがもう遅い。ウォルターは何事もなかったかのように車に乗って立ち去るのであった。

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