ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン1 第5話 「ウォルターの選択」 あらすじ・ネタバレ


各ドラマの各シーズン1へのリンク集はこちら
おすすめ海外ドラマ あらすじ・ネタバレ 各シーズン1話目リンク



ウォルターと決別したため、まともな仕事を得るために銀行の面接を受けるジェシー。営業の仕事と思って面接を受けていたが、募集をしていたのは気ぐるみを着て店頭で呼び込みを行う仕事だった。

銀行を出て立ち去ろうとしたジェシーに、店頭で呼び込みを行っていた着ぐるみの男が声をかけてくる。よく見れば友人のバッジャーだった。

路地裏でバッジャーと近況について雑談をするジェシー。バッジャーはジェシーのメスを欲しがるが、相棒と仲違いしたのでもう作れないと答える。それを聞いたバッジャーは自分を相棒にして欲しいと言う。

ウォルターとスカイラーは豪邸のホームパーティーに参加している。豪邸の家主はエリオットとグレッチェンの夫妻。エリオットは大学時代にウォルターと共に【グレーマター】の開発と、それを生かした起業を行った仲間だった。

グレーマターの名前はエリオットの苗字であるシュワルツ(ドイツ語で「黒」の意)とウォルターの苗字のホワイト(英語で「白」の意)を混ぜたところから取っている。

パーティーも落ち着き、ソファで談笑するウォルターとエリオット。ウォルターは楽しい時間と感じて、エリオットに今後ももっと会わないかともちかける。エリオットは会うだけでなく一緒に働かないかと切り返す。

最初は躊躇したウォルターだったが、エリオットの熱心な誘いに自分の病気の状況を伝えようとする。しかし、エリオットはそれに先んじて手厚い会社の保険をつけると申し出る。

怒った様子でパーティーの場を出るウォルター。スカイラーがエリオットにガンのことを話してしまっていたこと、仕事の誘いを断ったら治療費の支払いを申し出たエリオットのことなど、彼にとってプライドが傷つく出来事ばかりだった。

結局すべてを断ってしまったが、夫の治療を行えるチャンスだったと考えるスカイラーには納得がいかず。2人は険悪な雰囲気になってしまう。

ジェシーの自宅に原材料を仕入れてきたバッジャーがやって来た。材料の仕入れはうまかったバッジャーだったが、荒野で調理を始めると悪ふざけをしているばかりで作業の役には立たないのであった。

コンビニの前で大人にビールを買ってきてもらおうとするジュニアと友人2人。たまたま声をかけたのが非番の警官で補導されてしまう。ウォルターではなくハンクに迎えに来てもらったジュニア。ハンクはウォルターが傷つくぞと言う。

ジュニアを自宅に送り、マリー、スカイラーと3人で話し合うハンク。スカイラーはウォルターの様子がおかしいので家族全員で囲んで話し合いを持ちたいと言う。

そのころジェシーはウォルター抜きで作ったメスの品質を見極めていた。ウォルターが作っていたものよりも濁りがあり、品質に納得のできないジェシーはそれを荒野にばら撒き、作り直しを始める。品質が落ちれば客がそっぽを向く。

改めて作ったメスの品質も納得いかず、捨てようとするジェシー。バッジャーは原材料が無駄になったと怒り、2人はケンカを始める。バッジャーの顔に薬品を浴びせ、ひるんだ隙に車外に追い出したジェシーは、彼を荒野に置き去りにして車で走り去ってしまう。

ウォルターを囲むスカイラーと3人。告白枕を持っている1人だけが話しをし、それ以外の者は黙って聞くという話し合い方をしている。

スカイラー、ハンクと自分の主張を述べるがウォルターの気持ちは変わらない。ジュニアのストレートな気持ちのぶつけ方に目頭を熱くするウォルターだった。一方で医療現場で働くマリーはウォルターの気持ちを尊重すると言う。

それを聞いたスカイラーは自分が決めたルールを破って、マリーと口論を始める。場の収集が着かなくなりそうなときに、それまで黙っていたウォルターがそれを止め、枕を受け取って発言を始める。

ウォルターは今自分に必要なのは選ぶ権利だと言う。彼は自分の人生で何か自分で決断したことがあったかと不安になると告白する。だからこそこの最大の決断を自分で行いたいのだと。

医者の話では「延命」治療しか行えない。生きる屍として永らえ、それが最後の姿になることは自分自身が耐えられない、それが本心だと言う。だから治療を受けないことを決断したのだ。

翌朝、目が覚めるとすでにスカイラーはベッドにいなかった。ベッドサイドにはスカイラーが読んでいたがん治療に関する本が積んである。彼女の気持ちを思い、改めて悩むウォルター。

ウォルターはキッチンで片づけをしているスカイラーに歩み寄り、やはり治療を受けると伝える。

病院の待合室。ウォルターの保険ではこの治療はカバーされない(アメリカの医療保険は保険ごとにカバーできる治療範囲が異なる)ので、自費のカード払いとなった。エリオットからの小切手は届いたかと尋ねるスカイラー。ウォルターはそっちは任せておけと言う。

ジェシーの家の前に車を停めるウォルター。そのとき電話が鳴った。エリオットの自宅からかかってきたが、電話の主はグレッチェンだった。エリオットから話を聞いたというグレッチェンは改めて治療費の支払いを申し出て、会社の成功の半分はウォルターのおかげ(グレーマターは共同開発)なので、お金を受け取る権利があると説得する。

メスの製造を再開しようとジェシーの自宅前まで来たウォルターにとって、グレッチェンの申し出は、単なる治療費を受けるか受けないかという話ではなく、道を踏み外し続けるか、プライドを捨てるかの選択でもあった。ウォルターはそこで「保険でカバーされることが分かった」と述べて道を踏み外し続ける選択をする。

ガレージで作業をしていたジェシーが明るくウォルターに声を掛ける。ウォルターは「作るか」と言う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください