ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン7 第15話 「余地なき選択」 あらすじ・ネタバレ


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タラの浜辺の町の証言を聞いて、アレクサンドリアの十数人が銃の調達へと向かう。タラは浜辺の町の住人から責められるだろうことを理解したうえで彼らを引率した。

 

サシャはニーガンの基地で捕らえられ、独房に入れられていた。そこに、デイビッドという監視役が入ってくる。

デイビッドは改めてサシャに自己紹介をしつつ、彼女の「水が欲しい」という希望を叶えるならヤらせてくれるか?と問う、デイビッド。サシャは近づいてきた彼の顔に頭突きを食らわせる。

起き上がったデイビッドがズボンのベルトを外そうとしたところに、ニーガンが現れる。レイプはルールで禁じられている行為だと言い聞かせたニーガンは、腰に刺していたナイフを抜く。

デイビッドの謝罪を受けて、いったんはナイフを下したニーガンだったが、唐突に彼の首を貫く。

そして、改めてサシャに向きなおり、デイビッドの行為を謝罪した。そこでニーガンはサシャがリックと共にいたことを思い出す。リックの差し金であるかを確認したが、もちろん彼女は否定した。ニーガンも、彼女が単騎で乗り込んできたことから、彼女の言葉は真実だろうと考えた。

ニーガンはサシャの手足の束縛を解き、彼女の前にナイフを置いた。それを自由に使ってよいと言う。デイビッドがウォーカー化して襲われる前に手首を切るのも良し、デイビッドを排除して生き残り、いつか自分と共にこの場所を仕切る人材になれと誘って出て行った。

 

やがてユージーンが食事を運んで中に入ってくる。彼はサシャにも事態を受け入れて自分と同じようになれと言った。

サシャは何も答えなかったが、デイビッドの転化の気配を感じ、ユージーンに出ていくように言った。ユージーンが部屋を出ていくと、デイビッドは動き始めた。

 

マギーはヒルトップの住人に農業指導をしつつ、ブルーベリーの木を植え替えるために町の外に出た。

それを追ってグレゴリーがやってくる。彼はマギーに住人の統率に協力してほしいと言い、マギーはそもそも統率を乱すつもりはないと答える。一応の納得を見せるグレゴリー。

そこにウォーカーが現れたため、迎え撃とうとするグレゴリー。しかし、彼はウォーカーとまともに対峙した経験がなく、結局マギーの力を借りることになった。離れて様子を見ていたが、突然横から別のウォーカーに襲われる。地面に押し倒されてもがくだけのグレゴリーだったが、一体目を倒したマギーが駆け寄り、グレゴリーを助けた。

 

浜辺の村の村長にあたるナターニャが家に戻ると、物陰に潜んでいたタラから突然銃を向けられた。静かに椅子に座るように言うタラ。そこにシンディも戻ってくる。彼女もナターニャのそばに並ばせる。

タラは救世主と戦うために銃が必要で、村を占拠するためにやってきたという。銃撃なしの占拠で、銃を渡してほしいと交渉するタラ。だが、戦いに加担することはしないというナターニャ。二人の話はかみ合わず、時間切れとなった。

 

村の外で爆発が起きる。ジーザスやダリルが仕掛けていた爆弾が爆発し始めたのだ。多くの住人は走って逃げるが、警備隊にあたるキャシーやベアトリスは武器庫に走った。彼女たちをけん制するように樹上から地面を狙撃するミショーン。立ち止まった彼女たちをダリルたちが囲んだ。

 

家の外への移動をしようとナターニャを立ち上がらせるタラ。ナターニャは脚が悪いと言ってわざとふらつき、タラとシンディの間に割って入る。そのすきをついてシンディーは背後の棚から拳銃を取り出す。

ナターニャはそのままタラを押し倒し、そこにシンディが銃を向ける形となった。タラはおとなしく自分の拳銃を渡すが、その中には弾が入っていなかった。

 

住人を森の中に集め座らせるガブリエルたち。リックも合流し、できるだけ穏便にことを終わらせたいと言う。だがそこにタラに銃を向けたナターニャが現れ、何も渡さないと告げる。

リックとナターニャの話し合いは膠着したが、シンディが住人にリックたちの目的を告げる。すると、住人の数人が同調した方がよいのではないかとささやきだす。しかし、ナターニャは頑なだった。

 

その様子を樹上で見ていたミショーンだったが、視界にウォーカーが入る。ウォーカーの接近を大声で知らせるミショーン。ナターニャの意識も同時に逸れたため、シンディーが彼女を殴ってタラを救出する。

ウォーカーは一体ではなかった。爆弾の音に導かれて何十も現れた。リックは部隊の人々に適切に指示を出し、浜辺の村の住人で戦闘を行えそうなメンバーにもナイフを渡し、戦いを求める。

二つの集団の連携は十分に機能し、被害もなくウォーカーを退けた。ナターニャは立ち上がり、振り返ることもなく「戦いには加わらない。銃は持っていけ。」と言ってその場を去った。

 

ニーガンが独房の扉を開けると、額にナイフの刺さったデイビッドの遺体と、立ち尽くすサシャがいた。

ニーガンはまだサシャのことを信用しないものの、快適な暮らしをしていこうと告げる。

 

グレゴリーは自分の書斎に戻り、地図と先日サイモンに渡された紙を取り出す。そして、秘書に声をかけ、ある場所に行きたいので荷造りをしろと命じる。

 

ユージーンはサシャの独房の外から声をかける。彼女もニーガンに従う気持ちになってくれて嬉しいと。しかし、サシャは自分を利用してニーガンは仲間たちを傷つけるだろうと言う。だから、自殺をするために銃やナイフ、カミソリの刃でも何でもよいからくれないかとユージーンに頼む。

ユージーンはすぐには応じれなかったが、よく考えてから対応すると言って扉の向こうにいるサシャに了承した。サシャは暗闇の中で不敵に微笑み、「ありがとう」と言った。

 

リックたちは浜辺の村から銃を持ち去っていった。シンディーとの間に確かな友情が生まれつつあるタラに、リックは大丈夫かと声をかける。タラは大丈夫と答え、まっすぐ前を見て歩いた。

 

ユージーンが再びサシャの独房の扉をたたく。扉の下から差し入れられたのは刃物ではなく、以前ニーガンの妻たちに頼まれて作った毒薬だった。失望するサシャ。ユージーンは彼女が最も苦しまずに死ねる方法を提供したのだった。

 

アレクサンドリアに戻ったリックたちを迎えたのはロジータだった。彼女は客が来ていると言って、リックたちを牢獄に連れて行く。その中にいたのはドワイトだった。彼は協力を申し出たいと言う。

牢獄の中に歩みを進めたリックは、銃を構え、跪けと命じた。

 

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