夜の幹線道路。多くの人が渋滞に巻き込まれて身動きが取れないでいることから、ウォーカーが現れたばかりのことのようだ。どうやら避難所への入場待ちの渋滞らしく、シェーンとローリは渋滞の前方へ様子を見に行く。
やがて上空にヘリが現れ轟音が響く。二人が道路脇の林から街の方を見やると、街からは火の手が上がっていた。軍がヘリからナパーム弾を落としているのだった。
グリーン牧場の朝。ローリは寝坊して目を覚ましたのだった。
メンバーはソフィア捜索のために各々散る。リックとシェーンはともに森の捜索を行う。二人は高校時代の下世話な話題で会話を楽しむ。
しかし、シェーンはそろそろソフィアのことは諦めるべきではないかと語りだす。リックはシェーンの冷静な意見を受け止められず、彼女が生きているという望みを捨てられないと言う。
ダリルが馬に乗って森を捜索していると、小川の途中の倒木にソフィアが持っていた人形が引っ掛かっているのを見つける。彼女の名前を呼ぶが反応はない。
再び馬に乗って捜索を再開するダリル。しかし、足元で大蛇が突然動いたため、馬が驚き彼を振り落とす。崖から川に落ちてしまうダリル。そのときの衝撃で持っていたボーガンの矢がわき腹を貫通してしまう。
服を破いて傷口付近を縛り止血するダリル。落としたボウガンの本体を川底から拾い上げ、崖をよじ登り始める。急ではあるが決して登れない崖ではなかった。彼は少しずつ崖を登っていった。
牧場に残っていたグレンはローリを捕まえ、妊娠しているのかと尋ねる。ローリは肯定も否定もしないが黙っていてくれ伝える。そのことで、グレンはローリが妊娠のことをリックに伝えてないことを悟る。
ダリルは崖を半分ほど登ったところで力尽き、再び転がり落ちてしまう。小川のそばで気を失ってしまうが、朦朧とする意識の中で兄のメルルに出会う。メルルは自分の捜索は諦めるのに、少女のことは探すのか、と彼に問いかける。
メルルはメンバーたちがダリルのことをバカにしている、舐められることなく自分の代わりにリックに復習しろと言う。
意識を再び失いそうなダリルの足をメルルが小突いた気がした。ふと意識が戻ると、ウォーカーがダリルの足に噛みつこうとしているところだった。とっさにウォーカーを殴りつけ、太い木の棒で頭部を破壊するダリル。
しかし、もう一体近づいてきていた。ダリルは体に刺さったボウガンの矢を無理やり抜き、装填、間一髪で近づいてきたウォーカーの脳天を撃ち抜くのだった。だが、彼は再び気を失った。
再び目覚めたダリルは決意を新たに再度崖を登り始める。また途中で挫折しそうになるが、崖の上からメルルの幻影が彼に発破をかける。ダリルはその声に突き動かされ、崖を登り切る。
ハーシェルはメンバーと親しくなるマギーに警告をする。いずれいなくなる彼らと親しくなるなと言うが、マギーはもう説教される歳ではないと言って聞く耳を持たなかった。
キャンピングカーの屋根で見張りをしていたアンドレアがウォーカーが来たと告げる。その姿は一体だけだった。ノロノロと歩いてくるその姿に向かうメンバーたち。しかし、それはダリルだった。
もはやウォーカーと区別がつかないほどボロボロだったダリルだったが、近くまで来たメンバーと会話することで誤解が解けた。銃を下す面々。しかし、キャンピングカーの屋上からスコープで覗いていたアンドレアはダリルのことを分からず、彼を撃ってしまう。
弾丸はダリルのこめかみをかすめただけで、彼は無事だった。治療を受けたダリルはソフィアの人形を小川で見つけたことを報告する。
夕食時。メンバーがハーシェル一家への礼のつもりで料理したのだが、メンバーたちとの交流を求めないハーシェルの意向があり、全員そろった食卓は通夜のようだった。
しかし、マギーはテーブルの下でグレンに「ありがとう」と書いた紙を渡す。グレンはそれに何かを書き殴り、マギーに返す。
キャロルは夕食をダリルが休む部屋に届ける。彼女はソフィアの人形を持って帰ってくれたダリルを、勇気のある男でリックやシェーンに負けないと褒める。ダリルはその一言によって自尊心が救われた気がした。
夕食の片付けのあと、マギーはグレンからの手紙を開く。そこには納屋で待っていると書いてあった。それを見た彼女は納屋に向かって駆け出す。
そのときグレンは納屋に忍び込もうとしていた。屋根裏から忍び込んだ彼は、たくさんのウォーカーが納屋に閉じ込められているのを見た。彼が外に出ると、そこにはマギーが立っていた。