ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones):シーズン1 第1話 「冬来たる」 あらすじ・ネタバレ


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雪の舞う中、城の門扉が上がる。馬上の男が三人、扉が開くのを待っていた。やがて男たちは松明を掲げてトンネルのような場所を進む。トンネルを抜け、行きついた先は絶壁の向こう、ひたすら白い世界が広がる荒野だった。

その後、男たちは森へと入る。雪深い森の中に、一人の男は煙が上がっているのを見つける。ほふく前進で近づくと、そこにはバラバラにされた人間の死体が無数に転がっていた。

男が驚き立ち上がると、先ほどは気づかなかったが背後の木にも女の子の遺体が磔にされていた。男はさらに驚いて、ほかの二人と合流するためにその場を走り去る。上空から見れば、バラバラの死体は何かの象形文字のように並べられていた。

三人の男のリーダー格は、野人の仕業だと言ったが、死体を発見した男は野人でもあのような殺し方をしないと言った。もう一人の男は野人を見つける使命は果たしたので「壁」に戻りましょうと提案した。それでもリーダー格は馬に乗れと言う。二人は貴族の野郎めとぼやきながら準備をする。

三人が遺体のあった場所に行くと、それらは全く残っていなかった。もともと血も枯れたような状態だったため、血痕も見られない。リーダー格は最初の発見者の男に様子を見に行けと指示を出す。

その場に残った二人。部下らしき男が地面の雪を払いのけると、そこには臓物があった。そのとき、リーダー格の背後に影が立つ。振り向いたリーダー格に刃物が振り下ろされた。

一人捜索をしていた男の耳に悲鳴が聞こえる。続いて馬が走り去っていく。状況が呑み込めない男の視界に人影が映る。影が振り向くと、それは先ほど磔にされていた女の子だった。

男は再び逃げ惑うが、その近くを何者かが追いかけていた。やがて部下二人が向かい合うように合流したが、一息ついた途端にリーダー格と共にいた男の首が刎ねられた。残る一人の男はそこに座り込むしかなかった。


ウィンターフェル城に早馬が駆け込む。

城の中ではブランと呼ばれる少年が弓の練習をしており、その様子を城主の夫妻が見守っていた。そこに部下が現れ、衛兵が捕らえた男がナイツウォッチからの脱走者だったと告げる。 城主は部下に馬の準備を命じる。

平原の処刑場に連れ出された男は、森の中で最後まで生き残った男だった。彼は「誓約を破って脱走したものの、ホワイトウォーカーを見たのだ」と真摯に事情を説明する。城主(エダード)は話を聞き遂げたものの、一刀のもとに彼の首を刎ねた。

城に戻る道中、森の中で無残に内臓を破られた鹿を見つけた一行。その様子に驚くエダードは付近を捜索する。するとダイヤウルフという珍しいオオカミの死骸もあった。子オオカミたちが親の死に気づかず、そこで甘えていた。ダイヤウルフは「壁」より南にはいないはずだった。

オオカミの子は5匹、スターク家の子も5匹だと言って育てることを提案したのは、ジョン・スノウだった。エダードは了承し、子オオカミを連れて戻ることにする。その場を離れようとしたジョンの耳に別の声が聞こえる。そこには全身が白いオオカミがおり、腹違いの子であるジョンのものだと言われる。

城にカラスが書簡を運んできた。書簡はキングズランディングから来たもので、ジョン・アリンが熱病で死亡したことを伝えるものだった。彼はエダードにとって父親同然の存在だった。

また、書簡には王がウィンターフェルに来ることを告げる内容もあった。エダードは王の来訪の目的は一つだと理解する。

やがて王が多くの兵を引き連れやってきた。様々な甲冑を身にまとった馬上の兵たち。それをエダードの一族たちは直立で出迎え、王の姿を目にすると跪いた。

王はエダードの目の前まで歩き、手で合図すると彼らを立ち上がらせた。9年ぶりの再会を喜ぶ王だったが、王妃が馬車から降りてくると、墓所を訪れたいと言ってエダードと二人で地下の墓所へと向かう。

二人になると、王はエダードを『王の手』に命じ、キングズランディングに来るように言った。そして、王は互いの息子と娘で両家を結ぶことを提案する。

王は墓所でエダードの妹の墓を訪れた。そこで自分と共に生きるはずだった彼女が死んだ理由を思い出す。エダードはターガリン家を滅ぼしたことで復讐は果たしたはずだと応じるが、王はまだ残っていると悔しさをにじませた。


ペントス。ナロー・シーの向こう側では、ブロンドの髪の娘がドスラク人と呼ばれる戦闘民族の王の妃として差し出されようとしていた。その兄は、父が奪われた土地の王の座につくため、ドスラク人の力を借りようと妹を差し出そうとしていた。彼女はそれを嬉しく思っていなかった。


エダードと妻キャトリンの長女であるサンサは、 王が提案した、王の長男であるジョフリーとの結婚に前向きだった。しかし、キャトリンはエダードがまだ承諾していないといさめる。だが、サンサの気持ちは強いものだった。

エダードの弟、ベンジェンが馬に乗って城にたどり着くと、落とし子であるがゆえに宴に参加できないジョン・スノウが庭で剣の稽古をしていた。ジョンは『壁』になら居場所はあるというベンジェンの言葉を聞き、『壁』に行きたいと申し出るが、ベンジェンはその場で応じることを避けた。

ベンジェンは王の元を訪れ、ダイヤウルフが『壁』を声、ウォーカーが噂され、兄が『王の手』の候補になったとは「冬来たる」だと言った。

エダードはベッドで妻に心情を吐露する。彼は人間関係が複雑な王都には興味がないと言った。そこに家来がドアをノックする。キャトリンの妹からだという手紙を渡す。その手紙には、ジョン・アリンの死はダニスター家による暗殺で、王にも危険が迫っているため、王都から逃げたという内容だった。

エダードはその内容を聞き、王が自分を訪れた理由が分かった。命の危険を感じ、信頼のある自分を頼ってきたのだった。


ドスラク人との婚礼に臨む少女は、その野蛮な婚儀に眉をひそめていた。その少女にドラゴンの卵が3つ捧げられる。

やがてドスラク人の王が立ち上がり、歩き出すと、少女もそのあとに付き従う。王は少女に美しい白馬を与え、二人で共にその場を離れる。

日暮れに海岸の岩場で二人になると、王は少女の装飾品を外しながら、共通語で「ダメ」とだけ言った。少女は王に共通語を話せるのかと尋ねたが、彼は「ダメ」と繰り返すだけだった。


父親と王が狩りに出かけた後、エダードの次男であるブランは塔の外壁を登って遊んでいた。かなり登ったところで、男女の声が聞こえたことから、塔の中を覗き込むと、そこでは王の妻サーセイと、その兄弟であるジェイミーがセックスをしていた。

ブランの存在にサーセイが気づくと、ジェイミーはブランに近寄る。年を尋ねるジェイミーに10歳だと答えたブラン。だが、サーセイが「見られたわ」と言ったことで、ジェイミーは呵責もなくブランを塔の外側に向かって押し出した。

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