ウォルターは無施錠の誰かの車に乗り込んだ。車内で見つけたドライバーでエンジンをかけようとするがかからなかった。心折れそうになるが、サンバイザーを下すとそこから鍵が落ちてきた。
田舎のガソリンスタンドで給油するウォルター。車にはニューハンプシャーのナンバーが付いている。
給油を待つ間にトランクを開けるとそこには大量の現金が入っていた。金の脇のカバンからガンの薬を取り出すウォルター。その後公衆電話から、ニューヨーク・タイムスの記者を装ってエリオット夫妻の秘書に連絡し、帰宅の予定を聞き出すのだった。
出張帰りと思われるエリオット夫妻は仲むつまじそうに高級な自宅に帰ってくる。庭には誰かが潜んでいた。夫妻が屋内に入ったことを確かめて後を追ってはいるウォルター。家が大きすぎて2人はすぐにはウォルターの侵入に気が付かない。
しかし、やがてリビングルームにいたウォルターを見つけ驚く。何をしに来たのかと問うグレッチェンたちだが、彼は渡すものがあるので、車の中から出すのを手伝ってくれと言う。
渡したかったものは約1千万ドルの現金だった。彼は夫妻にその金を、取り消し不能信託の形でフリンが好きなように使っていい金として渡して欲しいと言う。夫妻は自分達が金を渡す理由がないと断ろうとするが、ウォルターはフリンは夫妻が親しかった凶悪な男の子供で被害者だから、裕福な事業家が寄付するのは自然だと言って頼むのだった。
握手をして家を出ようとするウォルターだったが、握手の直後、2人の胸に赤外線の照準ビームが当たる。ウォルターは必ずフリンに金を渡すように言い、さもなければ、と十分に脅してその場を立ち去る。
ウォルターは車に乗り込み、先ほど赤外線を当てていた男達を回収する。それはバッジャーとスキニーだった。ウォルターは彼らにブルー・メスが出回っていると聞いたが真実かと問う。彼らはあの品質はてっきりウォルターのものだと思っていたと答える。それにより、ウォルターはジェシーが作っていることに気づく。
その頃ジェシーは鎖に繋がれたまま1人で工場で呆然と調理をしていた。
ウォルターはダイナーでベーコンを並び替えて52をかたどった後、マシンガンを手に入れ、自宅に戻り、いつかコンセントの裏に隠したリシン入りの小さな筒を回収した。
リディアはいつも取引の話をするカフェでトッドと会っていた。いつもどおりカモミールティーを頼み、甘味料を手に取るリディア。
そこに突然ウォルターが現れ席に着く。ウォルターはメチルアミンの必要ない製法をトッドに教えると提案する。リディアはその話に乗ったそぶりを見せ、トッドに叔父と相談するように言うことで、納得したウォルターにその場を立ち去らせる。
ウォルターは荒野でリモート式のクビ振り装置を作っていた。リモートは車のキーのものと連動されており、ボタンを押すとクビを降り始める仕組みだ。隣にはマシンガンが置いてある。ウォルターの首にはネックレスのように紐がつけられており、やせ衰えた指から滑り落ちた指輪が通してあった。
マリーはスカイラーに電話をかけ、ウォルターが街に戻ってきたことを伝えた。スカイラーはいかにも家賃が安そうな小さな部屋に暮らしていた。電話を置いたスカイラー。その部屋にはウォルターがいた。
ウォルターは危害を加える様子もなく、スカイラーは落ち着いて、どうして戻ってきたのかと彼に問うた。ウォルターは元々金の隠し場所としてGPSの座標どおりに買っていた宝くじのレシートを彼女に渡した。自分が出て行ったあと、警察にウォルターが押し入ってきたと通報しろと言う。
その座標にはハンクとゴメスの遺体が埋まっており、そこに元々埋めてあった金を奪った犯人達が彼らを殺したという情報を提供すれば、スカイラーは取り調べから開放されるだろうと言う。
ウォルターは最後にホリーをひと目見てから家を出て行った。その後、ウォルターは学校から帰ってきたフリンを遠目に見やり、その場を立ち去っていった。
夜、ウォルターはトッドの叔父達の隠れ家にやってきた。叔父の部下の1人を車に乗せ、敷地内に車を通す。部下は車を止める位置を指示するが、ウォルターは自分が止めたいところに停めるようなそぶりを見せ、適当なところに停める。
車を降りると、他の仲間から身体検査を受け、車のキーと財布を回収されてしまい、そのまま屋内に通される。ウォルターは中で交渉を始めようとするが、叔父は話に乗らないと言って部下に彼を殺させようとする。
部屋から引っ張り出されそうになるウォルターだったが、叔父に対してお前は私に貸しがあると叫ぶ。ジェシーを殺すと言いながら、今はパートナーとしてブルー・メスを作らせているではないか、嘘つきめ、と。
怒った叔父はウォルターを連れ出そうとする部下を止め、ジェシーを連れて来いと命じる。
ジェシーが連れてこられるまでの間に、ウォルターは投げ出されていた車のキーを手元に回収する。やがて乞食のような姿になったジェシーが連れて来られる。ジェシーのそばに歩み寄ったウォルターは、ジェシーに飛び掛り、床に押し倒す。
トッドが2人を引き剥がそうとかがみこんだとき、ウォルターはリモートのスイッチを入れた。すると車のトランクが開き、中でマシンガンがクビを振りながら射撃を始める。室内にいた者は床に伏していたウォルター、ジェシー、トッド以外撃たれる。
長い銃撃の後、被害を免れたトッドが外の様子を見ると、ウォルターの車のトランクから銃撃されたことに気づき、嘘だろとつぶやく。その時ジェシーが手錠の鎖を使い、彼の背後から首を絞めたため、トッドも絶命した。
トッドの叔父は被弾しながらも命をつないでいた。とどめを刺そうと銃を向けるウォルターに、金が欲しいなら俺を殺してしまうと・・・と言いかけるが、ウォルターは躊躇無く弾を撃ち込む。
その後ウォルターはジェシーに拳銃を渡し、殺してくれと言うが、ジェシーはウォルターが腹に被弾していることを見て、銃を下し、部屋を出て行く。
その時トッドの遺体のポケットで携帯が鳴る。電話の主はリディアだった。全員あの世に送ったと告げるウォルター。そして、リディアに「気分が悪いだろう?それは昼間のカフェで君のお茶にリシンを盛ったからだ」と告げて電話を切る。
ウォルターはジェシーの後を追うようにゆっくりと外に出る。しばらく無言で互いを見合う2人だったが、ジェシーは車を急発進させ、敷地を飛び出すのだった。
ウォルターは腹の痛みに耐え、ジェシーが調理をしていたであろう調理場の中を歩き回った。やがてパトカーのサイレンが近づいてくるが、警察の到着を待つことなく、ウォルターは床に倒れこむのだった。
ながらでみていたので、
こちらのあらすじが大変役に立ちました。
文章もとても読みやすく、感謝です。
もうすぐHULUでは配信終了ですので
一気見しました
管理人さんへ。
夫妻は中むつまじそうに高級
→仲むつまじそうに
クビを不利ながら射撃を始める
→振りながら
すごく助かりました!
ありがとうございます!