ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン2 第2話 「消息不明」 あらすじ・ネタバレ


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荒野で車がバウンドする音が鳴り響いている。車はジェシーのものだ。近くには銃弾が散乱し、車の窓は割れ、車体にもたくさんの弾痕がある。


ハンクは麻薬取締局で部下たちにトゥコを見つけるよう檄を飛ばしている。先日トゥコが殴り殺した部下(ノードーズ)について逮捕しようとしている。うまくいけばクレイジーエイトにもつながるのではないかという。

チームの士気をあげた後廊下に出たハンクであったが、トゥコはすでにメキシコに逃げて捕まえることはできないと考えていた。一方、昨晩から行方をくらましているウォルターを探すため、仕事を早退する。

ハンクがウォルターの自宅に着くと、仕事仲間のティムがウォルターのことについてスカイラーに話を聞いていてた。薬の相互作用がないことは主治医に確認済みだったが、鬱の症状はなかったかと問われるとスカイラーは答えにつまった。

行方をくらます直前に携帯電話が鳴ったことを伝えるスカイラー。ハンクが着信元を調べている途中だという。

一通り質問を終えて家を出たハンクとティムだが、実は携帯電話には着信履歴がなく、別の携帯だった可能性が高いと言う。

荒野で携帯電話をバラバラにして投げ捨てるトゥコ。車のトランクに閉じ込めているウォルターとジェシーを引っ張り出すと、そこには一軒の家があった。トゥコは家の中に入るよう二人を促した。

街を回って行方不明者捜索のチラシを配って回るスカイラーとマリー。車中でスカイラーにティアラのことを謝罪しようとするマリーだったが、後にして欲しいとスカイラーに断られる。

トゥコに促されて入った家には男の老人がいた。車椅子に乗って目の焦点も合わないままにテレビを見ている。二人はテーブルを挟んだソファに座ってる。二人に持ち物を出させるトゥコ。ウォルターの持ち物には毒入りのメスもあった。

二人に質問をするトゥコ。昨日突然麻薬取締局がアジトに捜査に入ったのは二人の差し金かと問う。否定する二人。その答えを聞いて、捕まった部下の中にゴンゾがいなかったことからゴンゾがタレこんだという結論を出すトゥコ。

ゴンゾを捕まえて殴り殺したいというトゥコの発言から、先日ハンクが送ってきた画像で死んでいたゴンゾはトゥコに殺されたのではないことを知る二人。

怒りのあまりウォルターがポケットから出したメスを吸おうとしたトゥコだったが、匂いのキツさに吸引を控えてしまう。どうやらリシンには強い匂いがあるらしい。

話を改め、メキシコに逃げて一緒にメスを生産しないかとウォルターだけに持ちかけるトゥコ。ウォルターは生活があるので一緒に行くことを拒む。トゥコはジェシーを使えないのでいらないと言うが、ジェシーはウォルターのポケットから出てきたメスは自分が開発に一役買った新製品で、役に立つ男だと言う。

その言葉を受けてメスを試そうとするトゥコだったが、ジェシーが新製品には隠し味でチリパウダーが入っていると言うと投げ捨ててしまう。トゥコはチリが嫌いだったのだ。銃を持ってジェシーを殺そうとするトゥコ。しかし、ウォルターが割って入り、ジェシーを殺すのであれば自分も行かないと主張した。

ウォルターの自宅で話をしているスカイラー、ハンク、マリーの三人。手がかりを探す会話の中で、マリーが「秘密の携帯は?」と口火を切る。何のことか分からないスカイラー。ハンクは仕方なくウォルターの着信履歴を調査した結果、別の携帯を使っていた可能性が高いと言う。

マリーは次々と話を飛躍させ、ウォルターはマリファナの常用者になってしまい、売人に借金をしてまでマリファナを購入したため逃げているのではないかと主張し、ハンクに売人に当たるように言う。スカイラーの気持ちも考えないマリーの態度に呆れるハンクだったが、その場を収めるためにダメもとで当たると答える。

約束通り売人に当たるべく、ジェシーの実家を訪ねてきたハンク。ジェシーの母と会話し、ウォルターと連絡を取っていたのでジェシーに取り次いでもらえないかと尋ねる。

ジェシーの母は勘当した息子と会う約束もないので取り次ぐこともできないと伝える。しかし、ジェシーの車を特定できた(89年式モンテカルロでバウンドする改造車)ので、同僚に車に追跡システムがついていないか調べるように依頼するハンクだった。

隠れ家のキッチンで背を向けて調理するトゥコ。二人はトゥコに服毒させられなかったことやウォルターが銃を自宅に忘れてきたことを責め合っている。

そのときゴンゾとノードーズの死亡がテレビニュースで放送されたため、あわててチャンネルを変えたウォルター。その行為に無反応な老人。ウォルターが目の前で指を鳴らしても反応を示さなかった。

調理を終えてキッチンのダイニングテーブルに皿を置いたトゥコは二人を席につかせ、自分は老人の車椅子を動かすためにリビングに向かう。トゥコが背を向けている間に料理にリシン入りのメスを混入させようとするウォルター。トゥコはテレビに気を取られ、振り向くのが遅かったため気づかなかったが、毒を混ぜている様子が老人の目には入った。

早速食事をとろうとするトゥコだったが、口に運ぶ直前で老人が右手の指先にある呼び出しベルを鳴らしたため手を止める。何度かそのやり取りをして、老人はトゥコが手にしていた皿のものを食べたいのだと考え、皿を交換してあげたが、老人は力を振り絞ってその皿を床に落とすのだった。

その後、老人は二人に視線を向けたままひっきりなしにベルを鳴らし続ける。さすがに異常を感じたトゥコは老人に問いかける。二人が気に食わないのか?と問うとベルを1回鳴らす。1回はYes、2回はNoだという。

二人が信用ならないのかと問うと1回。何かされたのかと問うと1回。老人に何かしたのかと激高するトゥコだったが、チャンネルを変えたせいではないかと言い訳する二人。トゥコが老人にそれが理由かと問うとベルを鳴らさなかったが、うそなのか問うと1回鳴らした。

ジェシーの襟を掴んで外に放り出すトゥコ。ウォルターも慌てて後を追う。ジェシーを這いつくばらせ、マシンガンを構えたトゥコは老人に何をしたか問う。ウォルターは正直に毒を盛ろうとしたことや、トゥコがイカレた危ない人物だという考えをぶつける。

その言葉に気をとられたトゥコはジェシーから銃口をそむける。その隙を突いて手にした石で殴りつけるジェシー。二人はもみ合いとなるが、マシンガンはウォルターが確保する。

もみ合いの中でトゥコの腰に挿してあったハンドガンを奪い、わき腹を撃ちぬいたジェシー。形勢は完全にウォルターとジェシーのものとなり、二人は車で逃げようとするが、一台の車が隠れ家に近づいて来た為、荒野に身を隠すことにする。

車から出てきたのはハンクだった。何とか身を起こした人物がトゥコだと分かり、少しの間だけ対峙する。しかし、トゥコがマシンガンを手に取り銃撃を開始したため、応戦する。

トゥコはジェシーの車を盾に、ハンクは自分の車を盾に銃撃を行うが、やがて狙いを定めたハンクの一撃で決着がつく。

車から出てきた人物がハンクだと知ったウォルターとジェシーは荒野を走って逃げ出した。そのときアジトからは老人が鳴らすベルの音が聞こえてきた。

3 Thoughts

  1. 管理人さんへ。
    どうやらシリンには強い匂いが
    →リシン
    捨ててしまう。チリはだったのだ。
    →チリの後の文言が抜け落ちてます。
    形成は完全にウォルターとジ
    →形勢は
    だと思います。
    ところで、このエピソードで、アジト?にハンクが来たわけですけど、トゥコが待ってたその人がハンク、つまりハンクは黒幕か?って思ってしまいました・・・。

  2. 管理人さんへ。
    車がバウンドする音・・・
    →バウンドっていうか、ローライダー仕様のクルマが「ホッピング」してるってことだと思います。
    銃弾が散乱し
    →銃弾が散乱してるのは、奇妙な光景だと思います。空薬莢が散乱・・・
    で良いと思います。
    見つけるよう激励を飛ばしている
    →檄を飛ばしている
    荒野に身を隠すことにする
    →荒野に逃げ出したように読み取れるので、ここは岩陰で良いと思います。

  3. 管理人さんへ。
    どうやらシリンには強い匂い・・・
    →リシンですね・・・。リシンは無味無臭で、そのことは、管理人さんがブログに記述してもいるので、矛盾します。
    メチルアミンと合成したため、いつもと違う匂いがしたのだと思われます。

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