ブレイキング・バッド(Breaking Bad):シーズン2 第1話 「737」 あらすじ・ネタバレ


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モノクロで映されるウォルターの家の庭。プールに義眼のようなものが浮かんでいる。遠くから聞こえてくるサイレンの音。

水中にはピンクの熊のぬいぐるみが漂っており、その片目は外れている…。


場面は前回の取引のシーンから本編が始まる。トゥコが立ち去ってもしばらく身動きが取れなかったウォルターとジェシーだったが、なんとか車に戻った。

車の中で子供が大学を卒業させるまでにかかる金の計算を始めるウォルター。心の中ではすぐにでもトゥコとの取引を止めたいところだが、懐事情がそれを許さない。

廃車場から走り出そうとしたとき、正面から再びトゥコの車が現れた。先ほど殴った部下が瀕死になったので頭の良いハイゼンベルク(ウォルター)なら回復させられると思って戻ってきたらしい。

しかし、すでに手の施しようのない状態だったため、部下は息絶えた。もう一人の部下(ゴンゾ)に遺体の廃棄を命じる。廃車場に遺体を廃棄することをためらうゴンゾだったが、トゥコの命令には逆らえなかった。

立ち去ろうとするウォルターとジェシーに対し、トゥコは一言「おつかれさん」と言う。

自宅に戻ったウォルターだったがうわの空だった。顔にパックを施したままのスカイラーが声をかけるが肩に触れられるまで気がつかないほどだった。

キッチンで食事の準備をしようとするスカイラーに対し、不安と恐れを性欲にぶつけて強引に行為を迫ろうとしてしまう。その強引さのあまりに冷蔵庫に頭をぶつけたスカイラーはウォルターに対して大声で怒鳴るのだった。

そのころジェシーはファストフード屋で拳銃を入手するための取引を行っていた。

翌日の昼。ジェシーの家で今後のことを話し合う二人。「おつかれさん」は用済みという意味だと主張し、拳銃を取り出すジェシー

ジェシーが勢いで考えた計画に対して内容を問い詰めるウォルター。その問いに答えられず、自身の計画の浅はかさに落ち込むジェシーだった。

マリーが自宅でスカイラーに電話をかけているが、留守電につながる。ハンクがつながらないのかと尋ねると、いないふりをしているだけだというマリー。どうやら先日の万引き騒動から仲直りしていないらしい。そのまま不機嫌そうに外出しようとする。

あとを追うハンク。今日はセラピーの日だと伝えるが、マリーは木曜日の予約だと言って譲らない。どうやら何かのセラピーを受けているにもかかわらず、度々土壇場でキャンセルしているようだ。

ハンクはなんとかマリーをセラピーに向かわせようと説得を試みるが、聞く耳を持たずに車で出かけてしまうマリーだった。

出社したハンクに部下のゴメスから映像資料が見せられる。先日ウォルターとジェシーが盗みに入った工場の防犯カメラの映像だった。テルミットでドアの鍵を破壊する姿が映っているが、顔は見えない。

メチルアミンを盗んでいることから化学に精通した者であると見抜くハンク。しかし、その量に応じた精製を行うと業界の関係者に目をつけられ、ひどい目に合うのではないかと笑い話をする。

自宅に帰ってきたウォルターが車を停めると、トゥコの車があった。ウォルターに気づかれるとエンジンをかけ、ヘッドライトをつけないまま出て行くのであった。

その様子に恐れをいだいたウォルターは一晩中リビングの窓から外の様子を伺っていた。朝目覚めたスカイラーに話しかけられてあわてるウォルター。呆れたスカイラーが立ち去ると、ウォルターはキッチンに包丁を戻すのであった。

ジェシーの家で再びトゥコにどのように対峙するか話し合うウォルターとジェシージェシーは拳銃をもう一丁用意してトゥコを殺害することを提案するが、ウォルターは豆からリシンという猛毒を取り出し、トゥコに投与することを提案する。

リシンの致死量は針の先ほどの毒だということでジェシーもその案に乗ることにする。

スカイラーが自宅で一人写真を眺めていると突然窓を叩く人影があった。ドアを開けるとハンクだった。

なんとかマリーとの仲を取り持とうとするハンクだったが、スカイラーは拒否する。理由を聞いたハンクは万引きのことを知っていた様子だった。ベビーシャワーのときのハンクの苦い顔が思い出される。

ハンクがマリーをサポートしてやって欲しいと言うと、スカイラーの感情が爆発する。40歳近くになって予想外の妊娠をしてしまったこと、夫が肺がんを患ってしまったこと、経済的にギリギリの生活を送っていること、それなのにマリーを支えなければならないのかと感情をぶつける。さすがのハンクも何も言い出せないのだった。

そのころウォルターとジェシーはリシンを精製し終えていた。そこにハンクから電話がかかってくる。スカイラーとマリーの間を取り持とうとしたことが誤りだったと告げる。

会話が終わって電話を切ろうとしたとき、ハンクが殺人現場から傑作の写真を送ると言う。移っていたのはゴンザともう一人の部下の遺体だった。

ジェシーの拳銃を奪いあわてて自宅に戻るウォルター。自分は家族を守らなければならないが、ジェシーには街を出ろと告げる。ジェシーは隠してあった金を取り出し、外に向かって駆け出した。

ウォルターが自宅に戻ると家中が静まり返っていた。スカイラーやジュニアに声をかけてみるが応答がない。恐る恐る家の中を探すとバスルームでゆっくりとくつろぐスカイラーがいた。

いったん安心したウォルターはスカイラーとの会話中にも関わらずその場を離れ、子供部屋の通気口に隠してあった金を箱に詰めなおした。

改めて先ほどの2遺体の現場検証をしていたハンクだったが、ゴンザのほうは事故であると分かる。つまり、トゥコがゴンザを殺したわけではなかった。

ゴンザは廃車場に捨てられた同僚の遺体を哀れんで、場所を変えてやろうとしたときに、頭上の金具が落ちて刺さり事故死したらしい。

再びウォルターの自宅。バスルームのスカイラーと話をしようとしたウォルターに電話がかかってくる。発信者はジェシーだった。外を見るとジェシーの車が停まっている。

表に出てなぜここにいるのかとジェシーに問うと、車の後部座席から拳銃を構えてたトゥコが姿を現した。どうやらジェシーはトゥコに脅されてウォルターを迎えに来たらしい。「さっさと乗れ」と言うトゥコ。ウォルターは抗いようがなく、車に乗り込む。車はそのままどこかへ走り去る。

One thought

  1. 管理人さんへ。
    モノクロで移される
    →モノクロで「映される」か「撮される」
    だと思います。

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