リックは無線機を片手に、自分を救ってくれたモルガンにメッセージを送る。家族と会えたこと、アトランタは危険な町になっていること、今の自分たちの居場所。しかし、無線機から応答はなかった。
アンドレアはエイミーの遺体の前で放心していた。ローリがそばにやってきて、エイミーを手厚く葬りたいと伝えるが、アンドレアは反応しなかった。周りではダリルががつるはしでウォーカーの死体の脳を破壊しては、火にくべていた。
無線機での通信を終えたリックもアンドレアに話しかけようとするが、アンドレアは拳銃を抜き、リックを近づけようとしないのだった。
今度は仲間の遺体をまとめて埋葬しようとするが、メンバーの一人がジムの腹から血が流れていることに気づく。何でもないと言うジムだったが、メンバーに羽交い絞めに合い、Tシャツをめくられると、くっきりと噛みつかれた跡があった。
ジムとエイミーの処遇について話し合うメンバーたち。ダリルやデールはジムを殺そうと提案するが、リックとシェーンは生きている人間を殺すことは許さず、疾病対策センター(CDC)に薬を探しに行くことを提案する。そしてリックはジムの腕をかかえ、どこかへ連れて行く。
デールはアンドレアのそばに座り、がんで亡くなった妻のことを話し始める。亡くなった本人は覚悟して死を受け入れたが、自分は受け入れられず怒りを覚えたと言う。死に行くものよりも生き残るものの方が未練があるものだという言葉に納得したアンドレアは微笑みを浮かべるのだった。
やがてエイミーが苦しそうな呼吸を始める。ゆっくり開いた目は濁っており、ウォーカーへ転化していた。緩慢な動きだがアンドレアに危害を及ぼそうとするエイミー。しかし、アンドレアは持っていた銃で彼女を撃ち抜いた。
リックとシェーンは埋葬の準備のために穴を掘っていた。そこに遺体を積んだトラックがやってくる。ダリルは遺体はすべて焼くべきだと主張し、規則とリーダーをはっきりさせるべきだと言う。リックは規則はないと答えるが、ローリは規則がないのが問題で、仲間の遺体は追悼の時間のために埋葬すべきだと言う。
そのころ、キャンピングカーの中で休んでいたジムは自分の体調の異常に気付く。
埋葬からの帰り道、リックはローリに自分の取った行動が間違っているのかと問いかける。自分に対する擁護を期待していたリックだったが、ローリは武器を取りに行ったことも間違いではないが、村に残っていれば犠牲を減らせたのではないかとも言う。また、CDCに薬を取りに行くことをどう思っているのかという問いには、確実に助かるとわからない限り反対だと答えるローリだった。
正義感で行動するリックに対して、現実的に家族を守りたいローリとの考えの違いが現れた会話だった。
リックはジムのいるキャンピングカーにやってくる。ジムは会話はできるが明らかに異常をきたしている様子だった。朦朧とした意識で話をするジム。リックは意味不明な彼の言葉に応答するだけだった。
キャンピングカーの外に出ると、シェーンとローリが話をしていた。CDCに行かずにこの場に残れと言うシェーンだが、リックは聞き入れない。2人は見回りに行こうと言って場所を移す。
ショットガンを持って森の中を見回りながら話をする2人。自分の家族なら少しでも可能性があればCDCに連れていきたいと思うはずだと言うリックに、彼の妻と息子を守った立場として憤りを覚えるシェーン。
しかし、そのとき森の中から枝の折れる音がし、2人は散開して辺りを見回る。だが、シェーンの銃口はリックをとらえていた。思い直して銃を下げるシェーンだったが、そのとき隣に現れたデールから何をしているのかと問われる。誤射をしないように蛍光ベストでも着るべきだな、とその場をごまかして立ち去るシェーンだった。
キャンプに戻ったシェーンはリックの勘を信じてCDCに移動すると宣言するのだった。
翌朝、リックは無線機でモーガンに採石所に移動するとメッセージを送る。キャンプのメンバーのうち、モラレスの一家だけはその場に残ると言う。家族の話し合いで決めたというその意思を尊重し、彼らに拳銃と弾丸を渡して移動を始める残りのメンバーだった。
キャンピングカーの故障で一同は停車する。少し先にガソリンスタンドが見えるので様子を見てくるというシェーン。そのとき、キャンピングカーの中でジムの看病をしていた女性が、もう彼は無理だと告げる。ジムの様子を見に車に入るリック。ジムはもうここで下して欲しいと言った。
メンバーは彼をどうするか話し合おうとするが、デールは「ジム本人の意思が大事だ」と言う。これによりジムは道端の木陰に下される。メンバーは一人ひとり彼に声をかけてその場を去る。キャンピングカーの修理は終わっており、車列は再び移動を開始した。
何かのビデオ通信の映像。ジェンナーという男がしゃべり始める。治療法開発に進展はないと言う。彼は地下で生活しているようで、そのためよく眠れないという。通信はそこで終了する。
防護服を着た人物がウォーカーのものと思われる肉片を調べている。どうやらCDCの研究室のようだ。そしてその人物はジェンナーだった。寝不足気味のジェンナーは誤って試験管の中の液体を肉片の塊にこぼしてしまう。
慌てて肉片から液体をぬぐおうとするジェンナーだったが、その液体は身に着けていた防護服の手袋を溶かし始める。腐食臭を検出して警報が鳴る研究室。ジェンナーは慌ててクリーンルームに逃げ込んで防護服の上からシャワーを浴びる。
自分自身に汚染が及ばず一息つくジェンナーだったが、システムが研究室の汚染除去として研究室を爆発してしまう。先ほどの肉片はほかのものよりも新鮮で貴重なものであり、その損失は計り知れないとして自棄になるジェンナーだった。
日暮れ前にCDCにたどり着いたメンバーたち。その付近は腐乱死体だらけで、ハエと悪臭の温床だった。多くの遺体を避けながら建物に近寄るメンバーたち。しかし、CDCの建物はシャッターが下ろされたままだった。
しかし、ジェンナーは彼らの来訪を警報で知り、カメラで追っていた。彼らの来訪を喜ばないジェンナーだったが、カメラが動いていることに気づいたリックの切実な訴えにより、シャッターは開かれた。