ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン8 第8話 「暗夜の口笛」 あらすじ・ネタバレ


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聖域に近づくとウォーカーが排除された跡があった。それは救世主たちが脱出した証拠だった。その時、聖域から銃撃が行われ、リックはとっさに隠れる。ジェイディスの部隊は聞いていた話と違うと言って、早々に引き上げた。

身を隠していたリックの目の前にキャロルとジェリーが乗った車が停まり、飛び乗るリック。その時、カールと二人で話をしていた時のことを思い出す。カールは皆殺しではなく、生存のための道を模索するべきだと提案していた。

 

アーロンとイーニッドは銃を奪った浜辺の村、オーシャンサイドを目指して車を走らせていた。彼らを説得し、戦いに加わるよう促すようだった。難しい役目だが、必ず果たそうと誓う二人。イーニッドは道中でオーシャンサイドの人々の役に立ちそうなものを探すため、車を横道にそれさせた。

 

ダリル達はアレクサンドリアに戻ってきた。ミショーンやロジータとの確執は特になく、「成功した」の言葉に互いに安心していた。

 

夜、アーロンたちの車を囲む人間の気配がした。二人は車を出て、慎重にあたりを探索する。少し離れて行動したため、アーロンのうめき声にイーニッドが反応し、銃撃する。すぐにイーニッドも囲まれてしまうが、彼女が撃った弾は村長であるナターニャに当たっていた。

 

夜のアレクサンドリアに拡声器越しの声が響く。聖域を脱出したニーガンの声だった。アレクサンドリアの住人を脅迫する彼の言葉に、ミショーンとカールは駆け出す。

 

王の間でジェリーの置手紙を読んでいた王だったが、にわかに周辺が騒がしくなったことで、その場を脱出する。

 

ジーザスの運転で外出していたマギーも救世主の車列によって止められてしまう。

 

カールは町のリーダーシップを取り、人々に指示を出す。一度町を放棄し、後で取り戻す計画だった。

カールは見張り台に立ち、ニーガンと対峙した。カールはこの抗争を止めるために誰かの命が必要ならば、自分の命を差し出すと言った。

カールの言葉に動揺するニーガンだったが、そのすきに町の裏側の壁を破り、大型車で住民は脱出した。同時にカールは姿を隠す。トランシーバーで状況を知ったニーガンは怒り、部下に町への攻撃を命じる。大型火器から放たれた爆弾らしきものによって、アレクサンドリアの町は火の海になる。カールは発煙筒を焚きながら、次々に炎が上がる町の中を歩き回った。

 

救世主に占拠された王国だったが、誰一人としてエゼキエルを売る者はいなかった。占拠部隊のリーダーははじめは穏やかに言葉をかけていたが、業を煮やし、脅すような口調となっていった。

 

マギー達は銃を差し出し、言葉で追い詰められる。他の2つのコミュニティはともかく、食物を生産しているヒルトップについては、破壊はしたくないという甘い言葉と共に、救世主が人質としてジェリーを殺すそぶりを見せるサイモン。

そして、不意を突いて、ジェリーではなくニールというヒルトップのメンバーを射殺する。マギーは降伏を選ばざるを得なかった。

 

ダリル、タラ、ロジータ、ミショーンは森の中に潜み、自分たちの行いが正しくなかったとを反省していた。やがて、彼らを追って来た女幹部とドワイトの車列が現れる。銃弾を浴びせるアレクサンドリアの部隊。

ドワイトは銃弾に当たらないように車の影に隠れつつ、救世主のメンバーを撃った。全員が倒れたと思ったそのとき、女幹部がドワイトの前に姿を現す。肩口を撃たれ倒れこむドワイト。そのとき、女幹部の付近に着弾し、彼女は身を潜めて移動する。

 

やがてニーガン率いる救世主の本体はアレクサンドリアの町に潜入した。ニーガンはカールを殺すことなく捕らえろと命じる。カールは発炎筒を焚いて敵の目をかいくぐりながら身を潜めていた。

 

ユージーンは医務室を訪れ、ガブリエルの脱出の願いを叶えると言った。彼は北側の警備員がいないことを伝え、「誤って」北側の門の外に停めてある車のキーを落とすと、自分は残ると言って部屋を出て行った。

 

王国では爆発が起こる。何人かの部下を行かせる占拠部隊のリーダー。そこにスクールバスがやってきて、救世主の車を弾き飛ばした。運転していたのはエゼキエルだった。混乱に乗じて銃を拾い上げる王国の民。だが、その銃を持って逃げてしまう。

エゼキエルを撃とうとする救世主のメンバーをリーダーが止める。エゼキエルも再び王国の中で姿を消す。

王国の外からはキャロルがやってきて、逃げる人々に自分の家を目指すように言い、自らは王国へと入ろうとした。しかし、目の前でエゼキエル自らの手によって王国の門が閉じられた。

 

マギーはヒルトップに戻ると、捕虜のうちから一人を選び射殺した。ジーザスに先ほどニールを殺された報復だと言い、そして他のコミュニティの人々が生き残ってさえいれば、まだチャンスはあると残してその場を離れる。

 

ダリルたちは戦闘後にドワイトに話を聞く。救世主が脱出できたのはユージーンの作戦のせいだと伝える。そして自らはもう救世主には戻れないが、ニーガンの考えが分かるので役に立つと言った。

 

その頃、王国の近くにはモーガンが潜んで様子を伺っていた。

 

ダリルたちは地下の水路を通って町に侵入する。

 

リックは無事な様子の自分の家に忍び込む。そこにはニーガンがおり、彼と殴り合いの戦闘となる。ほとんど互角の戦いとなったが、偶然窓の外に放り出される形となったことから、リックは逃走する。

町に戻ってきていたミショーンを発見し、皆の居場所を尋ねると、町の住人の多くが地下水路の中にいた。リックは面々の顔を見て回る。その中には以前にカールと物資を探しに行った際に、威嚇射撃で追い払ってしまった男もいた。

その男に気付いたリックに「僕が連れてきた」と声をかけたのはカールだった。カールは壁を背にして座り込んでいた。具合が悪そうな彼は、自身の腹部のガーゼを外し、噛み痕を見せる。状況を悟ったリックとミショーンはその場にうなだれる。

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