ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン6 第11話 「未知なる世界」 あらすじ・ネタバレ


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サシャとエイブラハムは先日のウォーカー誘導計画以降、信頼が増しているようだった。気を抜いていたエイブラハムはロジータとベッドを共にした後にも彼女のことを考えてしまっていたが、何とか悟られずに済んだ。

マギーとグレンが夜中にトマトを育てるための支柱を立てていると、物音がした。慌てた様子のデニースがそこを歩いていたエイブラハムを地下室に呼び込んだように見受けられた。その様子を見に走る二人。

ジーザスがリックとミショーンの着替えを家の階段で待っていると、カールが彼に気付き、銃を構えた。気軽に挨拶をするジーザス。そこにリックとミショーン、外から来た主要メンバーたちが一堂に会する。

全員で席に着き、ジーザスの話を聞く。ジーザスが最初に車を盗んだのは、リックたちが厄介な相手に見えたという理由だったが、こうして町に連れ帰ってきてもらい、治療まで受けさせてもらったことから、誤解を解いたと言う。

ジーザスは自分の住む町は取引相手を増やしていると話し始める。彼の町はアレクサンドリアと異なって、食料が豊富だと言う。そして気になるのであれば、車で一日の距離なのでその目で確かめろとも。

「取引相手を増やしている」という言葉にマギーが反応し、他にもいるのかと問うと、ジーザスは「世界が広がるぞ」と答えた。

キャンピングカーに乗り込み、ジーザスの町に向かう主要メンバー。カールはジュディスと共にアレクサンドリアに残ることにした。

道中、横転している車があり、事故が起きたばかりであるように見受けられた。事故の様子から、自分の町の仲間に何かがあったようだと動揺するジーザス。しかし、リックは簡単には信用しなかった。

事故の現場から足跡をたどっていった建物にジーザスの仲間が潜んでいる様子だった。実際に中には数体のウォーカーとジーザスの仲間たちがおり、リックたちは戦闘慣れしていない彼らを救出して外に出た。

救出した男の一人、ハーランは医師とのことで、医薬品を大量に運んでいる帰りだった。グレン、マギーは彼と友好的な関係を築く。

やがて車が泥にハマり動けなくなった。外の様子を見たジーザスはここが目的地だから問題ないと言う。車を降りるとそこにもアレクサンドリア同様の壁があった。そこがジーザスの町、ヒルトップだった。

門に向かうと、頭上の見張り台から槍を構える人物たちがいた。よそ者を入れまいとする見張りの人物たちだったが、ジーザスが説得する。こちらの町はアレクサンドリアと逆に武器が不足しているとのことだった。

ヒルトップの中心には博物館として使われていたという歴史のある建物があり、皆その建物が無事だと信じて集まってきた結果、町が出来たのだと言う。

ジーザスが建物の中に彼らを案内すると、グレゴリーと名乗る町のリーダーが姿を見せる。挨拶を交わした早々、まずはシャワーを浴びて来いと言うグレゴリー。リックはその言葉に従いつつも、彼の対応に違和感を覚えて、マギーに話し合いの相手を依頼する。

シャワーを浴びた後、グレゴリーの書斎に入室したマギー。彼はマギーの名前をナタリーと間違う。グレゴリーはまず書斎の価値ある絵画が自分のものになるとは思わなかったと自慢から始める。

取引の話し合いの初めからグレゴリーは横柄だった。ジーザスに聞いた話だけで、アレクサンドリアは何もない町だと決めつけ、救ってやると言い出す。あきれながらも話を聞くマギー。そこにグレゴリーは労働力を引き換えに差し出せと言い出す。そして美しく賢いマギー自身を指名した。

それに対し、マギーはヒルトップには武器と医薬品が少ないことをジーザスから聞いており、互いに物資を融通しあうという提案をする。しかし、グレゴリーはその提案を一蹴し、取引を打ち切った。

その後ジーザスとリックの仲間たちだけで話をし、ジーザスがグレゴリーを説得するという算段になった。そのとき、屋敷に一人の男が入って来る。その男は外に出ていた仲間が戻ってきたと告げた。

仲間を出迎えるために外に出るグレゴリーとメンバーたち。しかし、グレゴリーは戻ってきた仲間が少ないことに気付く。どうしたのかと問えば、約束していた物資より少なかったのでニーガンに殺されたのだと言う。

そして、もう一人捕らわれた仲間がおり、その仲間の命と引き換えにグレゴリーにメッセージを伝えなければならないと言った。彼はグレゴリーの肩に手を置き、突然腹を刺す。とっさにリックたちによってグレゴリーから引き離されるが、なおも抵抗する男。やがてリックに馬乗りになり、首にナイフを突きつける。

男は(捕らえられた)弟を殺させないと声をあげるが、ミショーンの呼び掛けに振り向いた瞬間、リックによって喉をナイフで刺され、絶命する。

町の人々はその様子を遠巻きに見る者もいれば、リックに歯向かおうとする者もいた。しかし、ジーザスの仲裁により、その場は何とか収まった。

グレゴリーの処置が終わったことを報告するジーザスに、リックはニーガンが何者かと尋ねる。ダリルたちも誘導作戦の帰りにニーガンの部下に襲われたからだ。

ジーザスによれば、ニーガンとは『救世主』というグループのリーダーだった。ヒルトップの壁を建てたすぐ後に手下のグループが現れ、要求に従うように強要してきたのだと言う。その結果、対立を好まないグレゴリーの決断により、食料や家畜の半分を奪われたヒルトップ。

ダリルは大したことの無い奴らを退ければ取引をするのかと問う。そして、リックも対立には慣れていると応じる。ジーザスはグレゴリーに説明すると答えた。

再度のグレゴリーとの取引。マギーは自分たちが現在優位にあることを理解しており、食料の半分を渡せばニーガンたちを葬ると約束する。グレゴリーも今回は彼女に言い分に応じるしかなかった。

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