ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン6 第10話 「ジーザスと名乗る男」 あらすじ・ネタバレ


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アレクサンドリアには平和が訪れていた。カールは片目に眼帯をしているが、健康な様子だった。そして、同じ家にはバスローブ姿のミショーンの姿もあった。

ダリルは調達に出かけようとして、デニースにメモの内容を確認する。その中にはジュースのようなものがあり、彼女の意図を図りかねたためだった。デニースはこれから2週間の調達に出かけるタラへの餞別として、もし見つかればという程度のお願いなのだと言う。

その後、リックとダリルは車に乗って外へと調達に出かける。車中の会話ではここ何日も町の人以外を見ていないようだった。

リックとダリルは出がけにユージーンに教えてもらった「ソルガム」という工場に立ち寄った。そこには倉庫があり、さらにその中にはトラックがあり、荷台には多量の日持ちのする食料品が乗せてあった。

トラックに乗り換えてガソリンスタンドに停車した二人。ダリルはそこに倒れている自動販売機を見つける。ドア側が下を向いていたので車でけん引してひっくり返すと、中身はソーダとキャンディだった。ダリルはデニースの願いを聞き届けようとしたらしい。

ややリックがあきれていると、彼の後ろから顔の半分をバンダナで覆った男がぶつかってきた。それをいなし、銃を向けるリック。男は悪ぶれることなく、十数体のウォーカーから逃げてきたところで、二桁以上のウォーカーは相手にしない主義だと言う。

男はキャンプがあるのかと尋ねるがないと答えるリックたち、同じ質問を男にも返すが男もないと答える。そしてその場を立ち去ろうとした男に名を名乗るリック。男は本名をポール・ロビアと言うが、あだ名のジーザスでも良いと言った。

そういって走り去ろうとするジーザスに、リックは仲間に引き入れるときに使ういつもの質問を投げかけたが、ジーザスはちゃんと答えることなくその場を立ち去ってしまった。

なぜジーザスに声をかけたのか疑問を呈すダリル。リックは、男が清潔で身なりを整えていたので、やはりキャンプがあるのではないかと疑ったのだと答える。そのとき建物の裏から銃声らしきものが聞こえる。

銃を構えて裏に回ったリックとダリル。しかし、音の原因はドラム缶の上で鳴る爆竹だった。ダリルはとっさにそれがジーザスの仕掛けたもので、さきほどリックにぶつかったときに車の鍵をすられたのではないかと尋ねる。その予感は的中しており、二人が建物の表に駆け戻ると、トラックが走り出していた。

スペンサーは町の外で一人ウォーカーに向かって対峙していた。そこに背後からミショーンが寄ってきて、一刀のもとにウォーカーを切り捨てる。ミショーンは見張り台に立っていて、スペンサーが森に入っていくのを見たので追いかけてきたそうだ。

スペンサーは時々こうして森を散歩していたらしい。ミショーンは今日は彼に同行することにした。

リックとダリルはトラックの後を追って走ったが、途中でトラックに鎖で結び付けていた自動販売機が残されていただけだった。ダリルはドクターの要望だと言って、中のジュースを回収した。二人は再び走り出した。

カールとイーニッドも森の散策をしており、ミショーンとスペンサーが歩いているのを見かける。そのあと、町に戻ろうとする二人だったが、一体のウォーカーを見つける。始末しようと口笛を吹き、ウォーカーを振り向かせるカールだったが、その正体を見て驚く。

イーニッドはウォーカーを殺そうとするが、なぜかそれを止めるカール。彼はイーニッドに先に帰るように言う。

リックとダリルは諦めずに走り続けていた。すると、ダリルはタイヤ痕から、車に異常があったと悟った。走りを緩め、わずかな高低差を生かして先の様子を覗くと、確かにパンクしたタイヤの交換をしているジーザスがいた。

二人は忍び寄り、ジーザスを押さえにかかるが、ジーザスの体術は非常に優れており、取り押さえることに手こずるが、何とか銃を突きつけ、鍵を返させることに成功する。

ジーザスが自力で脱出できるように、体を緩めに縛って置き去りにし、車を走らせるリック。車を取り戻したことで上機嫌になった二人はしばらく快走するが、ダリルが突然物音に気付く。ジーザスが屋根の上に載っている気配だった。

草原に入り、急ブレーキをかけてジーザスを振り落とすと、ダリルが車から降りて彼を捕まえようと鬼ごっこのような状態になる。同時に草原にいたウォーカーが現れたため、そちらはリックが対処する。

車の運転席に逃げ込んだジーザスともみ合う中で、サイドブレーキが外れ、トラックは後退しながら池に落ちてしまったのだった。ダリルは直前にジーザスを殴り、気絶させ、車から引っ張りだしていた。

カールが見つけたウォーカーはディアナだった。彼が誘導した結果、期せずしてディアナのウォーカーはスペンサーたちの前に姿を現す。スペンサーは母のウォーカーを自らの手で屠り、彼女を見た気がしたので、最近度々町の外に出ていたことを告白する。

ジーザスを縛ったままでデニースの家の地下室に運び込むリックとダリル。気を失ったままのジーザスの枕元に水とメモを置いて、二人は部屋を出た。

夜、ミショーンとベッドを共にしていたリックを起こす声が聞こえた。起き上がりざまに拳銃を手に取るリック。そこにいたのはジーザスで、彼は「話をしよう」と言った。

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