ウォーキング・デッド(The Walking Dead):シーズン1 第6話 「残された希望」 あらすじ・ネタバレ


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リックが入院していた病院。ショーンは周囲の看護師に助けを求めるが、皆逃げ惑う。仕方なく一人で移動式ベッドを取りに廊下に出るショーンだったが、そこでは軍人が人々を射殺していた。一瞬動きを止めるショーンだったが、軍人の背後から多数のウォーカーが現れ、彼らを襲うのを見ると、すぐにベッドをリックの病室前まで運んだ。

リックを運び出そうとするものの、彼につながれた医療機器をどのように取り扱えばいいかわからない。悩むうちに軍とウォーカーの戦いによって、病院が揺れ、医療機器の電源が落ちてしまう。

リックの呼吸が止まってしまったと思ったショーンは病室を脱出するが、去る間際に病室の前に移動式のベッドを置き、バリケード代わりにするのだった。

しばらくCDCの開いたシャッターの前でたたずむメンバー達だったが、意を決めて中に入った。中ではジェンナーが彼らに銃を向けて感染者はいないかと問うが、感染者は置いてきたと答えるリック。

血液検査を受けることを条件に彼らの入館を許可するジェンナー。表の扉の施錠はシステムAIのバイに声で命じて行わせた。無事に全員の採血を終えるが立ち上がったアンドレアがよろめく。それを支えたジャッキーは何日もまともに食事をしていないと理由を話す。

CDCの食料で久しぶりにちゃんとした食事にありつくメンバー達。特に久しぶりに飲むワインによって機嫌のいい者たちが多い。

しかし、ショーンはその雰囲気を破り、なぜここにはジェンナー1人なのかと尋ねる。研究所で働いていた多くの者は外に出ることを恐れて自殺したと答える。

その後、節電の必要性はあるもののお湯のシャワーを浴びられる居住区に移動し、メンバーは久しぶりに快適な時間を過ごす。

湯上りのデールが廊下を歩いていると咳き込む声。アンドレアの部屋からだ。様子を見に行くと、アンドレアがトイレに向かって嘔吐していた。トイレから顔を上げた彼女は、ジェンナーの表情から、自分たちにはもう希望が無くなったことを悟ったと言う。

そのころ、リックは血液検査を終えたジェンナーの下を訪れていた。外の惨状を彼に伝えるリック。本当は諦めている気持ちを吐露する。

談話室で1人になったローリの下にはショーンが現れる。彼はリックが死んだと言ったのは嘘ではなく、病室を脱出するときに本当に心音が確認できなかったのだと訴える。そして強引に彼女に迫ろうとするショーンに対し、ローリは爪を突き立てて彼を拒否する。

翌朝の朝食のテーブル。リックは若干二日酔いだが、グレンの深刻なそれよりもはるかにマシだった。しばらくするとショーンも姿を現すが、首筋の爪痕は自身が酔って傷つけたのだと言う。

やがてジェンナーもその場に現れ、メンバーに研究所のデータを見せる。彼らに見せている脳のシナプス映像はTS-19(ウォーカーに噛まれてすぐに被験者になることを申し出た人)のものだと言う。

映像は第一段階を映し出す。先ほどまでシナプスによって光り輝いていた脳は髄膜炎のように黒く侵され、被験者が死亡した様子を見せる。次に第二段階。死亡から最短で3分、最長で8時間以内に変異すると言う。変異すると脳幹だけが活動を始める様子が分かる。

映像のあと、他の研究所や研究員とは連絡が取れず、おそらくもうどこの研究所も残っていないであろうこと、発電機の電力が間もなく切れることを告白するジェンナー。電力が切れた場合はどうなるかとリックが尋ねるが彼は答えない。リックがバイに同じ質問をすると、バイは建物全体の汚染除去を行うと答える。

電力が低下した建物内ではまず電気が消え、非常灯に切り替わり、空調が停止した。ジェンナーは最後まで粘っていたフランスの研究者たちも同じ状況に追い込まれたと言う。研究所の汚染除去(爆発)前に荷物をまとめて外に出ようとするメンバーたち。

しかし、システムは通路に続く扉を締め切ってしまう。取り乱すリックやシェーンに対し、ジェンナーは一時的に激高するが、冷静になりバイに状況を説明するように命じる。バイは核爆発に匹敵する爆発を起こし、有機体や施設を破壊することを告げる。

外に出られないメンバーたち。ほとんどの者は悪あがきするが、ジェンナーやアンドレアは諦め気味だ。

そのときショーンがショットガンをジェンナーに向ける。威嚇のために室内で発砲を始めるショーン。リックは彼から銃を奪い、叩き伏せる。

リックはジェンナーになぜ最後まで研究を諦めなかった彼が今は諦めているのかと問う。ジェンナーは本当は研究を続けたくなかったがTS-19の被験者は自分の妻で、彼女の遺言だったので続けていたと答える。

そして彼は研究室の扉を開け、メンバーたちを外に出す。しかし、時間は残り4分。慌てて走りだす彼らだったが、ジャッキーとアンドレアはその場に残ることを選択した。必死の説得を試みるデールは他の者を先に行かせる。

建物の正面扉は開かないままだったため、周囲の窓ガラスの破壊を試みるメンバーたち。しかし、それは強度の高い強化ガラスで、斧でたたいても、ショットガンで撃っても割れなかった。

しかし、キャロルがリュックから、リックの服を洗濯した時に見つけたという手りゅう弾を取り出す。リックはそれを窓際に仕掛け、見事にガラスを粉砕する。

デールはアンドレアの説得をあきらめ、自分もその場に残ることを決める。アンドレアはデールに出ていくように告げるが、デールは彼女と離れる気はないと言う。

脱出したメンバーが車に乗り込むと同時に、CDCから出てくるデールとアンドレア。先に逃げたメンバーから伏せるように言われ、物陰に隠れて伏せる。数秒後、施設は最小規模だが強力な爆発を起こして倒壊する。

無事に車に乗り込んだデールとアンドレアだが、デールを見るアンドレアの目は複雑な感情を秘めていた。

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