ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones):シーズン1 第8話 「的は刃のように」 あらすじ・ネタバレ


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スターク家が滞在していた屋敷に武装したラニスター家の兵士たちが入り込んでくる。剣術の稽古をしていたアリアと剣術の師であるシリオの下にも兵士たちが現れ、アリアに同行を命じる。しかし、アリアたちはそれを拒否する。

シリオは4人の兵士を相手に大立ち回りを演じるが、部隊長との一騎打ちで早々に木刀を折られてしまう。シリオはアリアにスターク公の下へと逃げるように言い、アリアはその言葉を受けて必死に走った。アリアは中庭で自分の愛刀『ニードル』を探し出し、それを持ち出した。

地下牢に閉じ込められているエダードの下に、ヴァリスが隠れて水を運んできた。彼はアリアが城を出たこと、サンサは捕らえられたものの、ジョフリーとの婚約があるためサーセイが手元に置くであろうこと、そのほかの家臣は全滅したであろうことを伝えた。

ジョン・スノウとサムは『壁』に2つの遺体を持ち帰った。それはベンジェンの部隊の者たちだった。死後時間が経っているように思われた二体だったが、サムが時間が経っているにも関わらず、無臭であることを疑問だと伝える。そこで、ジオーは学匠(メイスター)であるエイモンに調べさせるという。

そこに王都から使いガラスが来たとの知らせが入り、ジオーは部屋に戻った。ジョンがジオーの部屋に入ってくると、彼はロバート王の死と、スターク公の反乱と思しき手紙の内容をジョンに伝えた。すぐに王都に向かおうとするジョンをジオーは止めた。

サーセイと小評議会の面々がサンサを囲んでいた。サーセイは謀反人の子であるサンサをジョフリーの嫁として迎えたくないと言ったが、サンサはジョフリーを愛しているため、将来良き妻になるだろうとサーセイに訴えた。さらに、ピーターが彼女に罪はないと申し出たことから、忠誠を示させるために、キャトリンとロブに対して父の謀反を伝えるように手紙を書けと命じた。

手紙を受け取ったロブは王都への召喚に不満を持ちながらも応じることにした。ただし、大軍を率いて、だった。

キャトリンは身内の危機を救うためにライサにも兵を出して欲しいと言ったが、ライサは自分の息子であるロビンを守るために戦争に巻き込まれたくないと、その申し出を断った。

ティリオンとブロンは森の中を歩いていた。ティリオンはブロンに対し、とにかく自分の命を守ってくれればカネに糸目はつけないと宣言した。

その夜、野営して眠っていたティリオンをブロンが起こす。ティリオンが起きたことを確認し、周りに警戒しながら件を抜くブロン。森の中から数人の男たちが現れた。バイキングのような兜と斧によって武装をした山の民たちだった。

多勢に無勢。戦う前から明らかに不利が分かったティリオンは、相手のリーダーに対し、自分を救って王都に届ければアリンの渓谷を領土として与えると言った。山の民たちは周辺の諸侯に害されていた立場であり、ティリオンを殺すことはその諸侯たちを喜ばせる事になると聞いて考え始めた。

夜、ジョン・スノウが部屋で休んでいると、ゴースト(ジョンの狼)が騒ぎ出した。その様子に何かあると悟ったジョンは、ゴーストに導かれるままにジオーの部屋に入っていく。

ゴーストを入り口に待たせ、中の様子をうかがうジョンだったが、人の気配がなかった。しかし突然部屋の扉が閉まり、ジョンの首を締め上げる人影が現れた。ジョンは短刀でその人物を何度も刺したがひるまなかった。

腕を叩き、地面に降りたジョンは長剣を抜き、再びその人影と相まみえる。その姿は日中に運んできた遺体の一つだった。長剣でその人物を貫くと、床に倒れ伏した。そこにジオーがやってきて驚く。状況を話そうとジオーに並んだジョンだったが、床に伏していた人物が再び立ち上がった。ジョンはジオーが持っていたランタンを火傷も恐れずに素手でつかむと、それを蘇った男に投げつけ、火が付いたことを確認してジオーと共に部屋の外に逃げ出した。

ドスラク人たちは軍資金と交換するために周囲の村を襲い、奴隷を得ていた。男は奴隷にされるが、女はドスラクの戦士たちへの報酬として好き放題にされるのが慣習であったが、デナーリスがそれを止めさせ、女の一団を自らの保護の下に入れる。

それに不満を持ったマーゴという男がドラゴに報告すると、デナーリスは女の一団と共に呼び出された。女の凌辱は許さないというデナーリスのまっすぐな抵抗に、ドラゴは彼女の逞しさを喜び、マーゴに女たちに手を出さないことを命じる。

その言葉を受けて、マーゴはよそ者の王妃の言いなりになる者は王ではないと、ドラゴに対して剣を向ける。ドラゴはそれにひるまず、相対する。マーゴの剣を余裕でかわすドラゴは、一旦両手に短刀を抜いたがそれを再び地面に落とし、さらに剣をかわしてマーゴの剣で彼の首を切った。圧倒的な強さだった。

しかし、胸に軽い傷を負ったドラゴ。デナーリスは集めていた女の一団に治療できるものはいないかと尋ねる。一人の中年の女が名乗り出て、村を襲った一段の長である男の治療を行った。

夜にロブはブランの下を訪れ、父のために南に出立すると告げる。ラニスター家のスパイに悟られないうちに出るのだという。

翌朝、ブランが森の泉のほとりで家族の無事のために祈りをささげていると、オシャ(先日ブラン達を襲って捕らえられた女)がやってきた。彼女は南では「古い神々」の加護は受けられないとささやいた。彼女は南ではなく北に進軍すべきだと言った。

壁の中では二体の遺体が燃やされていた。サムは彼らがホワイト・ウォーカーに触れて戻ったから目が青かったのだと呟いた。そして、その者たちは火でしか退けられないとも。彼はその知識を学匠エイモンの図書館の本で得たのだと言う。

そしてホワイト・ウォーカーは数千年の間「目の下」で眠るのだと言い、ホワイト・ウォーカーの襲来を防ぐためには十分な高さの壁がいると言った。

キャトリンは進軍しつつあるロブの軍に合流し、そこで息子とまみえた。彼女は軍を率いる息子を頼もしく思った。そして人払いをし、ロブの軍が王都を破らなければ、一族全員が殺されるだろうことを確認しあった。

ティリオンは野営していたタイウィン公(ラニスター家当主、ティリオンの父)の軍に山の民たちと共に合流した。ティリオンは自らが捕らえられた事を発端にして始まった戦争について、少々気が引けていた。しかし、タイウィンはこの戦争がもはや名誉のためのものであると言った。そして、ロバート王の死と、エダードが囚われの身である状況を伝えた。

ティリオンが山の民たちに褒美を与えてほしいと、具体的な話を始めた直後、天幕に兵士が駆け込み、スターク家の軍が地峡を超えたことを報告した。ティリオンは部下に集合太鼓を打つように指示を出すと、山の民たちにも一緒に戦えば、ティリオンが約束以上の褒美を与えると宣言した。

ロブたちが野営地で作戦会議をしていると、ラニスター家の斥候が捕らえられ、つれてこられた。ロブは何人兵士がいると思ったと尋ねると、斥侯は2万かそれ以上だと答えた。それを聞いたロブは父の慈悲に倣って斥侯を開放すると言った。斥侯はロブに感謝し、その場を立ち去った。

新たな王の下で人事発表が行われた場で、『王の楯』の隊長を務めていたバリスタン公が年齢を理由に除隊を命じられるという衝撃的な発表が行われた。バリスタン公は身にまとっていた装飾具を床に投げつけ、憤怒のままその場を立ち去る。

さらに問題解決をしたい者はいないかという呼びかけに、サンサは手を上げ、父への慈悲を願い出る。ジョフリーはその願いを聞き遂げるためには、エダード本人がジョフリーを王だと認めることを宣言しなければならないと言った。サンサは、父はきっとそうするでしょうと応じた。

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